田舎暮らしの日々是好日

山羊とともにのんびりと農家生活をしながら日頃の憂さ晴らしをつぶやきます。

ヲナリ神

2020-07-16 03:42:14 | 日記
 
 琉球では昔から 妹の神様がいて長兄を助けてくれる言い伝えがある。
ノロの役目もそれであったみたいに思う。

 兄弟が多いと、性格が合うのと逢わないのが出てくる。

 わたしらが仲良くしてこれたのは、
   みんなで私を立ててくれて来たからである。

私は4人兄弟、
上の二人が男で下の二人が女性で、
私は長兄であったため後継ぎとして育てられた。
私もまたそれを自覚して今まで生きてきた。

 下の妹が死んだのが30年前、
 次に父が13年前
 ついで母が7年前
 弟が4年前
 祖父母の33年忌を二年前に済ませたので
 先祖の血を分けているのは4歳下の妹を残しているだけである。

 厳密には祖母の違う従弟が2人いるにはいるが、
 お付き合いが途絶えている。

 与論の葬儀に参列すると血縁関係が
 弔花や弔電で披露される。



 近年私は
 弔花や弔電、弔いのお金などをなるべく控えめにしてきた。
 参列する付き合いも意識して削るようにしている。

  弔いについいやす時間が惜しい。
 何もしないで座っている時間を考えると、
 その時間の間、故人をしのびながら、草をむしったり、海岸の石を拾ったりすることに意義を感じている。
 行動に移して魂を清めることに専念したいと思う。


 
  お墓には私は眠っていません・・・、
 風や波の音に魂が宿って、
 その人のことを思い出すことが弔いに行くことと同じではなかろうか・・、
と考えることにしている。



  その人のことを思い出すとき
 蘇ることができると信じたい。

  それを考えると
 私が蘇ることができるのは、

   誰からも思い出せるような実績、仕事が必要だと考えるようになった。

  与論の暦に残る仕事は  何ぞや・・。

    依存症を克服して 人のためになる事  之はいい!
 出来そうな気がする。

  依存症になって、親兄弟の面汚しをした償いをしようと思い立ってから
  なおさらにそう思うようになっている。

  ここ一か月、
 一人(独身)になったことで、
 たった一人の妹の心遣いがとてもうれしく思う。
 物心両面で支えられている。

   しっかりしなくては・・・。



      彼女の支えを 学生の頃から 現在までも 日記や手紙で確認しながら生きてきた。
  先祖を供養することしかもう彼女への お返しはできそうにない。
   先祖はお墓には 眠ってはいないかもしれないが
  目に見える形もやはり必要だ。



     花を供えてきたい。

   彼女から頂いた水をもっていこう。