月が替わって７月

　６月８日
　独身に戻った。
　屋敷内　家庭内別居から３年が経っているので
　今更どうこう言うこともないが、

　紙切れ一枚は大きい。



　サン付けで呼んで呼ばれて
　なんだ
　他人みたいな夫婦だと思われただろう。

　別れたよ」
　といっても「うそ」というばかりの友達に

　自分が嘘つきだったことを

　　言い訳する始末。



　彼女が引越しをしてやっと本当だと」
　　　噂は　　一気に広まるだろう、狭い島だもの。

　　喧嘩別れして
　また元のさやにもどるだろうと
　　世間はみているようだ。

　　一番幸せの時　死寝たらいいとおもっていたが、

　　その時が来た」と今思っている。

　　自炊生活の不便を楽しみながら、
　気持ちは学生時代に戻っている。

　　就職先を決め　恋愛をして　結婚して　家庭を持つ
　家をつくり　子どもを育てて・・・。

　　みんな終わった。
　あとは　　好きな人と同棲し
　庭を造る趣味と実益のある暮らし。



　　　之が理想的な老後暮らしではなかろうか。
　自分の屋敷をそういう場所にしたいと思っている。

　　　新しいコミュニ亭　　　ヤドカリ庵

　　　　　　あの世に行く準備の期間

　　　　　　　　　夢窓国師の夢を見る。

　　　鎌倉から江ノ電乗って　　江の島へ行ってこよう。



　　　　　　海老名から　丹沢山系　　高尾　　　ジブリの森　　　武蔵野を歩く