田舎暮らしの日々是好日

山羊とともにのんびりと農家生活をしながら日頃の憂さ晴らしをつぶやきます。

考古学の窓から自分の未来が見えてくる

2017-02-08 03:48:40 | 日記

  町誌追録の校正委員会の大詰めの日を迎えて、
 私の担当していた7編 民俗・言語の原稿もすべて問題なくに通過することができた。
 印刷に回すまでにあと何回かの編集委員会が開かれるだろうが、
 預かった原稿が載せてもらえたので
 あとの些細なことは楽しみである。



  町誌の追録の編纂会議にあたり、
 私も、町でもトップの有識者に交じって発言したり、
 質問されたりできたことは、
 これからの文化活動に自信をもてることになった。
 これまでこつこつと調べて学んできたことが為になったとつくづく思った。
 感慨深く、肩の荷をおろしたと、一息ついた。



 会議が終わったあと、急きょ、
 郷土研究会の役員で考古学の勉強会を現場ですることになって、
 1500年前ごろの土器の破片を拾ったというハキビナ墓地近くに集合することになった。



 環境課が椰子の植栽をするための穴を掘ったところから
 たまたま調査に訪れていた沖縄の考古学の専門家が破片を採取したのだった。
 椰子を植えるための穴をみて、
 もしかしたら住居跡が見つかるかもしれないので、
 穴を埋める前に、
 予備調査をして置く必要があるだろうとのことで、
 文化財審議委員長が働きかけたようである。



 現場は私が偶然に呉屋先生に出会ったところだったので、
 運命を感じた。

 現場で簡単な説明をしたあと、
 先生は私を名指して穴掘りの手ほどきをしてくれた。
 客土した土と、人が生活したと思われる土層と元の地層(砂浜)が
 区別できるように丁寧に穴を掘って(削って)いった。



 なーるほど・・・・。

 その間
 郷土研究会の役員の方々は、
 別の穴に散らばっていった様子。
 別の穴で 土器らしきものを発見・・・、
 困った?



 さて  先生はどうしたものかと考え込んでしまった。
 しまった・・・。


 今日の午後から
 再調査の打ち合わせがある。




 考古学の窓から 沖縄が見えるか
 それとも奄美大島がみえてくるかが
 そのうちに分かるだろう。

 与論島が 何処に位置するかが 見えてくる。
 私の知りたかったことが
 とうとうここまで来たのだ。



 あと30年生きていたら
 考古学者になれるかも知れない。



 生態学の窓から」を学生時代に読んだ。
 また、
 馬の蔵屋敷を調査したときに、
 ここが見えたのだった。



 運が開けた。
 開かれた 護摩。
 摩訶不思議。