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整備手帳  尾崎 剛と北海道の四季とオートバイ

カワサキ650RS W3のスカイブルーは
故郷・四国の夏の空色
いつまでも、19歳の夏を忘れないように

タンクキャップをモノキー化する

2014年08月25日 | カワサキ 650RS W3

本日いじったのは、奥のW3(マルーン)。部品取り車です。

8月も下旬になりました。
北西の冷たい風が吹くようになり、早や秋の気配が漂います。

僕の仕事も一段落したようで、ちょこちょことオートバイをいじる時間を取れるようになりました。



書類なし、鍵もない部品取り車。
鍵がなければタンクキャップも開くことができません。
破壊するのは簡単ですが、こうしてピンを押し出して抜けば、ちゃんと外れます。



慎重にシリンダーを分解します。
シリンダーのピンを1本抜くごとに、少しずつシリンダーが出てきます。
作業には精密ドライバーや安全ピンを使います。



分解完了。シリンダーのピンをすべて抜いて再び組み直します。これで同じサイズの鍵であれば回すことができます。
元のとおり収めます。
あなたのカワサキの鍵で開錠できることが確認できれば、モノキー化は完成です



さて、この部品取り車ですが、一見部品取り車には勿体ないようなんですが・・・。



こんなかんじだったり。(ミラーが折れてます!根部が腐食しまくりです!)



こんなかんじなので、やっぱり部品取り車なんですよね。

書類もありません。廃車証明もなく前オーナーも不明。
屑鉄か、バラバラになって部品として流通する予定だったものを引き取りました。
激安ですが、法律上もはや登録出来ませんから、車検を通して再び走り出すことのできない車両です。

そんなW3でも、僕のW3と一体になることで、
これから20年間、再び、一筋の風を吹かせることができるでしょう。

捨てる神あれば拾う神あり。
ふたたび命を!
走れ!650RS!