この国、どうしてこんなに野球なの?──
みなさん、こんなこと考えたことありますか? それともまったくないですか?
「この国」とはもちろん、愛しきわが国ニッポンのことです。わが国はどうしてこんなに野球が盛んなのでしょう? 15年、25年、40年、はたまた60年かは知りませんが、人生のなかで、ほんの少しでもそんな疑問が脳裏をよぎったことのある方、どうぞこのブログに食いついてきてください。大歓迎いたします。
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「どうしてこんなに野球? いや~、最近はもうそれほどでもないよ」――。
そんな声が聞こえてきそうです。
たしかに近年、わが国の野球人気は凋落傾向にあるようです。でも私は、「何をおっしゃいますやら。まだまだじゃないですか?」とあっさり反撃いたします。この国のベースボールはまだまだ「濃厚」です!!! わが国の大衆社会のど真ん中で、野球はまだまだ「重量感たっぷり」ではないでしょうか?
この「どうしてこんなに野球なの?」という素朴な疑問は、とりわけこの地球上を広く広く見渡したとき、ごくごく自然なものに感じられると思うのですが、いかがでしょう?
みなさんもよくご存じと思いますが、ベースボールというボールゲームは世界の人々をあまり魅了していません。世界の大半の人々は、このボールゲームをあまり面白いものとは思っていないようですね。
しかしながら、ニッポン国民のみなさまは違います。ものの見事にベースボールにハマっています。 私たち現代ニッポン人は、とても熱烈に野球に取り組む数少ない国民。そう、世界の少数派です。
野球シーズンが終わっても、野球の話題がそこかしこに溢れかえる国。こんな国、他にありませんね。いったいなぜ? 幼少のころ、う~ん、小学校中学年ぐらいからの私の疑問であります。いま私は38歳。ですから、かれこれ、えっ、30年?
はい、そこで私はこの度、一つの結論を出しました。それは「ベースボールはもう要らない!」という豪快な結論です。
そして、大胆にも、この結論を世に問うてみようと思うに至りました。ありがとうございます(なにが?)。きっと「世紀の大暴論」と笑われるか、完全に無視されるか、袋叩きに遭うかのどれかでしょう。「この国が野球が盛んではいけないの?」という問いに、私はいまから「はい、そういうことですね」(あっさり)と答えようとしているのです。どうぞ変人の戯言と笑殺してくださいませ。
でも、しかし、です。やはり何かが臭う。そう言わざるをえません!
わが国におけるベースボールの存在感、現代ニッポン人の野球に対する情熱、溺愛ぶりはどうも怪しい。この国のスポーツ界における野球のボリューム、重量感、そしてその人気の根強さ、社会へのこびりつき具合、染み込み具合……は、どうもいぶかしい。なんか胡散臭い。見過ごすわけにはいかない理由(もちろん“あまり好ましくない”理由)が裏に潜んでいるのではないか、などと私は強く感じているのです。
さあ、「タブーに挑戦!」ということになりそうです。 近ごろ巷には、愛情に満ちた野球批判が溢れています。が、これはまったく「愛のない」野球批判。勇気を振り絞り、触れてはいけない部分、「あぁ、それだけは言わないで~、お願い!」という部分にガンガン攻め入っていこうと思います。そして、30年にも及ぶ私の疑問をいま、現代ニッポン社会の「本体」にドッカァーンとぶつけてみようと思うのです。
ホント、なんでこんなにベースボールなんでしょう、わが国は? 私と同じようなことを感じている人たち(とりわけ若者と女性たち?)、最近徐々に増えつつあるんじゃないかな? そう期待しつつ、書くぞぉ!(つづく) × × × × ×