前回のこのブログでご紹介したように、国立市議会の模様は、インターネットで生中継されていますが、録画は3日後にならないと見ることができません。
昨日、録画をチェックしていたら、3月6日分までは視聴可能な状態になっていました。
録画のなかで特に印象に残ったのが、3月6日に行われた中川喜美代市議の一般質問です。
中川市議は、まず最初に「住基ネット・再稼働までの総括」と題する質問を行っています。
この質問は秀逸です。
平成14年8月に国立市が住基ネットにいったんは接続し、その後同年12月に切断した経緯について、中川市議は独自に市の資料を調べたあげたうえで、とても分かり易くまとめています。
中川市議によれば、上原公子元市長が、庁内合意もなく、庁内手続きもなく、独断で住基ネットを切断した、ということです。
上原元市長は、切断という行為も自らの手で行ったそうです。すなわち、自ら市民課に出向き、コンセントを抜いたとか。
上原元市長が自らの手で切断したことについては、答弁に立った竹内総務部長も「当時の関係者からそのような事実があったと聞いている」と肯定しています。
切断後の不接続状態は、関口博前市長によって継続され、結局約9年間にわたり違法状態が続きました。
今年の2月1日にようやく住基ネットが再接続され、違法状態が解消したわけですが、再接続のためには、多額の費用がかかりました。
中川市議の「どのくらい費用がかかったのか」という質問に、竹内総務部長は、合計4065万円と答弁しています。
この内訳は、外部業者への作業委託料が、2300万円、市職員3名の人件費が1765万円とのこと。
中川市議は、これら費用は、住基ネット切断・不接続という違法行為を行った上原元市長と関口前市長に請求すべきであると主張していました。
そのとおりであると思います。
私は、すでに昨年8月21日付け本ブログで同様の主張をしています。
私たちが勝訴した住民訴訟において、東京地裁判決は、住基ネット切断・不接続は法律上の義務に違反するもので、違法であると認定しています。
違法行為によって生じた損害は、違法行為を犯した者が賠償する、というのが法治国家であるわが国の大原則ですから、当然ふたりの元・前市長に責任をとってもらわなければなりません。
再接続に要した費用4065万円は、元・前市長による違法行為が原因で国立市が被った損害なのです。
したがって、この費用を、私たちの血税で賄ってもらっては困ります。
中川市議は、この点について佐藤市長に質問しています。
「再接続に要した約4100万円は、違法行為を行った元市長と前市長に請求すべきだと思いますが、市長の考えをうかがいます。」と。
これに対して、佐藤市長は、「この件については、他の件で係争中なので、今の段階においては、そのつもりはありません。」と回答しています。
つまり、現在、私たち住民有志が勝訴した住基ネット関連住民訴訟の結果を受けて開始された国立市と関口前市長との二段階訴訟が係争中なので、その行方を見極めてから判断するという意味なのでしょう。
この回答には、ちょっとがっかりしました。
この件に関する佐藤市長の姿勢が、後ろ向きなのが気になります。
中川市議は、最後に市長に対して、「違法行為には立ち向かっていただきたいと思います。是非、怠慢の誹りを受けないようにしていただきたいと思います。違法行為によってもたらされた約4100万円の支出は、市民の税金で支払うべきではないと思います。」と結んでいます。
素晴らしい一般質問ですね。
中川市議の政治家としての見識には、敬意を表したいと思います。
住基ネットに関する過去の最高裁判決や、私たちの住民訴訟における東京地裁判決を読むかぎり、今回の二段階訴訟においても、住基ネット切断・不接続が違法行為であるとの認定は覆らないと思います。
佐藤市長には、毅然とした態度で、速やかに元・前市長の違法行為責任を追及していただきたいものです。
昨日、録画をチェックしていたら、3月6日分までは視聴可能な状態になっていました。
録画のなかで特に印象に残ったのが、3月6日に行われた中川喜美代市議の一般質問です。
中川市議は、まず最初に「住基ネット・再稼働までの総括」と題する質問を行っています。
この質問は秀逸です。
平成14年8月に国立市が住基ネットにいったんは接続し、その後同年12月に切断した経緯について、中川市議は独自に市の資料を調べたあげたうえで、とても分かり易くまとめています。
中川市議によれば、上原公子元市長が、庁内合意もなく、庁内手続きもなく、独断で住基ネットを切断した、ということです。
上原元市長は、切断という行為も自らの手で行ったそうです。すなわち、自ら市民課に出向き、コンセントを抜いたとか。
上原元市長が自らの手で切断したことについては、答弁に立った竹内総務部長も「当時の関係者からそのような事実があったと聞いている」と肯定しています。
切断後の不接続状態は、関口博前市長によって継続され、結局約9年間にわたり違法状態が続きました。
今年の2月1日にようやく住基ネットが再接続され、違法状態が解消したわけですが、再接続のためには、多額の費用がかかりました。
中川市議の「どのくらい費用がかかったのか」という質問に、竹内総務部長は、合計4065万円と答弁しています。
この内訳は、外部業者への作業委託料が、2300万円、市職員3名の人件費が1765万円とのこと。
中川市議は、これら費用は、住基ネット切断・不接続という違法行為を行った上原元市長と関口前市長に請求すべきであると主張していました。
そのとおりであると思います。
私は、すでに昨年8月21日付け本ブログで同様の主張をしています。
私たちが勝訴した住民訴訟において、東京地裁判決は、住基ネット切断・不接続は法律上の義務に違反するもので、違法であると認定しています。
違法行為によって生じた損害は、違法行為を犯した者が賠償する、というのが法治国家であるわが国の大原則ですから、当然ふたりの元・前市長に責任をとってもらわなければなりません。
再接続に要した費用4065万円は、元・前市長による違法行為が原因で国立市が被った損害なのです。
したがって、この費用を、私たちの血税で賄ってもらっては困ります。
中川市議は、この点について佐藤市長に質問しています。
「再接続に要した約4100万円は、違法行為を行った元市長と前市長に請求すべきだと思いますが、市長の考えをうかがいます。」と。
これに対して、佐藤市長は、「この件については、他の件で係争中なので、今の段階においては、そのつもりはありません。」と回答しています。
つまり、現在、私たち住民有志が勝訴した住基ネット関連住民訴訟の結果を受けて開始された国立市と関口前市長との二段階訴訟が係争中なので、その行方を見極めてから判断するという意味なのでしょう。
この回答には、ちょっとがっかりしました。
この件に関する佐藤市長の姿勢が、後ろ向きなのが気になります。
中川市議は、最後に市長に対して、「違法行為には立ち向かっていただきたいと思います。是非、怠慢の誹りを受けないようにしていただきたいと思います。違法行為によってもたらされた約4100万円の支出は、市民の税金で支払うべきではないと思います。」と結んでいます。
素晴らしい一般質問ですね。
中川市議の政治家としての見識には、敬意を表したいと思います。
住基ネットに関する過去の最高裁判決や、私たちの住民訴訟における東京地裁判決を読むかぎり、今回の二段階訴訟においても、住基ネット切断・不接続が違法行為であるとの認定は覆らないと思います。
佐藤市長には、毅然とした態度で、速やかに元・前市長の違法行為責任を追及していただきたいものです。
市民 さま
東3丁目の夕日 さま
自民党シンパ さま
ひとりの市民です。さま
コメントありがとうございます。
このところ年度末の仕事に追われておりまして、ご返信遅くなり申し訳ありません。
元・前市長による無法市政のツケは、やはり彼らの責任で賠償してもらうのが筋だと思います。
ふたりの違法行為のツケを私たちの血税で支払うなんて、絶対に許せません。
国立市民・納税者としては、この問題から目を離さずに、きっちりと今後の市政をチェックしていきたいですね。
切断した時は、市民課の職員は見ていたはず。元市長の暴挙を止めなかったのなら、職務怠慢。長い間この事実を市民に隠してきた市の関係者、追及しなかった市会議員(知らなかったのならもっとお粗末)。どうなっているんだ国立市。
今までこんな単純な疑問がなぜ議会で出なかったのか。とくに第一党の自民党がこれからどう議論していくのか。いろいろ注目していきたい。
これまで、この問題に触れなかった他市議に比べ、摩擦を恐れず堂々と意見を述べた中川市議は立派である。
この問題で損害賠償は兎も角として、政治家の責任という視点からはより追求が必要である。
まるで暴力団と同じ考え方で、このことに税金が投入されるとは、許しがたい。
ところで、今日は大震災から1年の節目の日ですが、うちのポストに某アイドルグループがくにたち市民芸術小ホールで「脱原発」のコンサートをやるという、ビラが入ってました。
まぁ、何を主張しようと勝手ですが、なぜ3月11日なのか、主催者に少しは考えてもらいたいです。
ビラの裏には賛同者リストが載っていましたが、労組、社民党、共産党関係者とそのシンパのプロ市民がずらり・・・(目眩)。
この約4100万円は、住基ネットを切断しなければ必要なかった費用です。
この費用を私たちの血税で賄うなんて論外ですよね。
国立市の納税者は、断乎としてNOの声をあげるべきです!
佐藤市長には、速やかに元・前市長に請求していただきたいですね。
ありえない金額ですよ…。
元・前市長に払ってもらうべきです。
しかし現市長も、なぜか及び腰なのが気になります。
中川市議、素晴らしい!!