くにたちの声

国立市の市政について、国立市民・納税者の立場から発言していきたいと思います☆ presented by Y.Suzuki

驚くべき士気の低下! 一部市職員の荒廃ぶり・・・・(その1)

2011年06月26日 22時06分34秒 | 国立市政全般
この週末、国立市議会のインターネット中継(録画)を見て過ごしました。

国立市のホームページから簡単に見ることができます。
今日は、今年度第2回定例会における何人かの市議の一般質問の様子を見てみたのですが、その中で特に興味深く、印象に残ったものがあります。
それは、去る6月16日に行われた中川喜美代市議の一般質問です。

中川市議は、一般質問の後半部分において、ご自身の監査委員としての経験を踏まえ、行財政改革に関連した3つの質問をしています。
まず最初は、「職員の出勤状況」についてです。

中川市議によれば、平成21年10月、課長を含めた正職員46名で構成される企画部の定期監査を実施したところ、2割近くの職員が業務開始時刻である8時半間際になって出勤(8時27,28,29,30分にタイムカードを打刻)していた事実が判明したそうです。また、こうした間際の出勤は、日常化しているとのことでした。この監査結果は、公表されるとともに、これを受けて平成21年10月21日に総務部長名で、「業務開始時刻から職務に専念出来るよう出勤を心がけること」という連絡文書が各部課長宛に出されたということです。

この4ヶ月後の平成22年2月、今度は、生活環境部の定期監査を実施したところ、企画部と同じ状況であったため、再びその結果を公表し、平成22年3月23日に総務部長名で2度目の連絡文書を出したとのこと。

さらに、その3ヶ月後の平成22年5月には、職員課を定期監査したそうです。
職員課は職員の服務を統括しており、業務開始ぎりぎりに出勤している職員の業務改善に対して2度も連絡文書を出している担当課です。
にもかかわらず、課長を含めて9名しかいない職員課でも、数名の職員が日常的に業務開始ぎりぎりにタイムカードを打刻している事実があったとのこと。
この結果は、要望事項の第1番目に公表し、平成22年7月1日付けで3度目の連絡文書を出したそうです。
中川市議は、このような実態の職員課が何度連絡文書を出しても効果がないのは当然と考えると述べています。
まさに、その通りだと思います。
現に、この後平成22年10月に保健センターの定期監査を実施したところ、なんら改善していなかったとか。

そして、総務部長の答弁によると、平成23年4月のタイムカードをチェックした結果、依然として一部の職員が業務開始時刻ぎりぎりに出勤しているとのこと。

驚くべき士気の低下です
そして、目を覆いたくなるような職場の荒廃・・・・。

民間企業では考えられないことでしょう。
始業時刻の少なくとも15分前くらいには出勤して、着替えをしたり、机の上の拭き掃除をしたり、といった準備を整えて始業時刻を迎えるのが一般的です。
私は思わず、ポカ休やブラ勤が横行した旧国鉄の末期を思い出してしまいました。

中川市議は、この程度のことを監査で4回も取り上げたのに改善しなかったことについて、関口前市長の責任の重大さは言うまでもなく、該当する部長の責任も重いと述べています。
さらに、中川市議は、日常的に業務開始ぎりぎりに出勤している者がいることは上司も同僚も知っているはずなのに、誰も注意しないということは、自浄作用が働いていないのではないか、とも述べています。
まったく同感です。

佐藤市長は、このことについて答弁を求められ、「身が引き締まるというか、恥ずかしい思いです。8時半に執務するのは当然と解釈しているので、今後そのように指導していきたいと思います」と答えています。
今後は、是非しっかりと職員の出勤状況について監督していただきたいと思います。

最後に、国立市の職員が士気の低下した職員ばかりではないことをご紹介しておきましょう。
平成23年3月の定期監査を行った都市振興部には、業務開始時刻ぎりぎりに出勤する職員はいなかったそうです。
ここの職員は、伝統的に早く出勤することで知られ、上司の指導が行き届いているとのこと。
これを知って、市民・納税者としては、少しほっとした気分になりますね

(つづく)
コメント (2)
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