武蔵野を歩く

元社会人兼ロースクール生の日記

試験メモ(三日目、四日目)

2011年05月24日 | 新試験
<三日目>刑事系
1.刑法
問題文中の当てはめ事実に番号を振っていくと10個となった。
これは時間がかかるなと、なるべく簡潔な記載を心がける。
甲→乙→丙の順で書く。

甲に自招危難は書かなかった。盛り上がらない気がしたので。
なお書きで防衛の意思が無いので正当防衛・過剰防衛の余地無しとだけ書く。
甲は全ての行為に犯罪を成立させ、正当防衛・過剰防衛は認めなかった。
最後の行為は未必の故意を認め、殺人未遂とする。

乙の最初の行為は正当防衛を認める。
丙との共謀共同正犯は認めなかった。同時障害も書かなかった。
なんとなく、優先度は低いように思ったので。
最後の行為は傷害罪成立。急迫不正の侵害は去ったので。

丙は全て犯罪不成立。
乙に対する暴行も、甲を守るためとして正当防衛を成立させた。

感想:昨年は何を書いてよいか分からんかったが、今年は分かったので嬉しかった。持てる力は出せたので、これでどの程度評価されるのかは知りたいところ。


2.刑訴
別件基準説、本件基準説、どっちがどっちか忘れてしまったので、○○説の用語は出さず、別件の逮捕要件を検討するすべきと説明する。
逮捕1~3は適法。逮捕4だけ、関連性無く違法とした。
逮捕1~4で事実の当てはめに大部分の時間を使ってしまう。

資料1は、324条類推で、○○との関係で○○を満たせば証拠能力を有するとだけ書くも、具体的事実は指摘できず。
資料2は、321条1項3号の要件を満たさないと結論だけ2~3行書いて時間切れ。

感想:刑訴は平均を大きく下回りそう。刑法が間違って跳ねてくれることを期待。


<四日目>短答
1.民事系
民法の最初の方はいつもつまずく。エンジンが掛かっていないからか、それとも単なる実力不足か。
民法が予定時間(75分)を越えてしまったので、途中スピードアップしたところ、10分程度時間が余る。アホなので、マークミスが無いかを先にチェックし、その後、時間があったら解く問題をチェックする。終了のベルを聞く5秒前に間違えを発見。小心なのでマークを直せず。この2点が致命傷にならないことを願う。

2.公法系
行政法からとくも爆死。
憲法はフワフワしてるので不明。
公法系は昨年の刑事並みに爆死の予感。
時間が余ったので、最後の10分は頭を休めるために寝た。

3.刑事系
昨年50点というあまりにもお粗末だった刑事系。
今年は昨年は越えそうだ。刑訴からやって時間もギリギリ足りた。

感想:今年は怖いので自己採点しない。どうせ部分点を考慮せず足きりを越える点数は取れていないと思う。昨年のようにマークミスの可能性もあるので、今年は葉書をひたすら待つこととする。


試験メモ(初日、二日目)

2011年05月23日 | 新試験
来年の自分に向けての備忘録をかねて。


<初日>知財+公法系
1.知財
著作権からスタート。事案が難しく、答案構成に時間がかかる。
だって登場人物がA~Hの8人だよ。必須科目も含めて一番事案が複雑なのが著作権だと思う。
職務著作の認定を認め、設問で問われるF、Gについて侵害の成否を書くも、F、Gの入手元であるDについての検討を書いていないことを忘れ、Dと消尽について補足の説明を追記。
答案構成が崩れる。
更に、映画の著作物についての検討も後で気が付いて更に補足の説明を追記。
つぎはぎ感満載に。これが、どう評価されるか。
4枚。この時点で1時間45分ぐらい経過。

特許は並行輸入と消尽。
キャノン事件にヤマを張っていたので、半分当たりというところか。
でも、結論は分かったが、理由付けの論証は覚えてないのであっさりした答案に。
3枚。

感想:やはり一発目は筆がなれていないので、難しいね。得意のはずの知財でせめて平均点は超えたいのだが。

2.公法系
1問目は憲法だった。
表現の自由で攻める。訴訟選択はスルー(痛)
過度に広汎ゆえ無効、曖昧漠然ゆえ無効を軽く記載し、表現の自由をプライバシーを対立利益に論じる。
試験後は、最低限はできたつもりでいたが、他の受験生のブログを見ると、事実に表現の自由はないとの構成をされている優秀そうな方を発見して凹む。その論点知らんかった。
一応知る自由に奉仕すると書いたので、点数おまけしてもらえないかな。

2問目は行政法。
中日に択一の勉強をして知ったのだが、H21判例をベースとした事案。
最大の失敗は、設問2(1)で処分性の検討をしなかったこと。差止訴訟と4条後段の確認訴訟を比較して、確認判決出ても処分されたらあかんので、差止がいいよと結論づける。これじゃあかんね。
設問3は、地方自治法14条1項を指摘して、資料2の2条1項の趣旨に反しちゃ駄目よと論ずる。立法は通達の内容をアレンジして流用。方向違いか?

感想:昨年は憲法がどうやって書いていいのか分からなかったので、終わった直後は昨年よりはできた気持ちになった。しかし、振り返るとあかんことを書いているね。実力どおりなのでしょうがないか。


<二日目>民事系
(1問目:民法)
第1~3問が、短答の順番と同じになるという読みだけは当たる。(あまり意味はないが)
答案構成に50分近くかかる。
設問1(1)は、ベースとなる判例を知っていた。2億円から月額200万円×3年分と敷金を差し引くと1億1500万円でしかないところ、1億6000万円得ており、エレベーター2000万円を差し引いても2500万円の余剰利益が出ているので、2500万円については法律上の原因が無いとした。一応考えた形跡を示すことができたか。
設問1(2)で債権者代位、詐害行為取消を書けたのは、自分にしてはよくやったと思う。

設問2では、使えそうな条文は無いかを探すも見つからず。担保責任あたりの類推を検討するも厳しいと判断。最後の頼みは、信義則。付随義務違反だが、解除は難しいと結論づける。瑕疵担保責任は無理と冒頭で余分なことを書いてしまったが、減点せずスルーして欲しいな~

設問3は、設問1,2で時間を使ってしまったため、15分程度で検討。
工作物責任が思いつくも、建物って工作物?と考え、この構成は書かないことに。履行補助者とか持ち出して書くも、時間不足で実質途中答案。

感想:民法は全く演習をしていなかった割には、自分としてはよくできた方か。昨年は最初の要件事実でやらかしてしまい、設問2も知らん論点でやっちまったのと比べると、成長は感じられた。

(2問目:商法)
会社法の条文操作は苦手。資料を使わなくちゃいけないと思いつつ、分配可能額の計算が分からない。えいやで、正しい決算(資料3)によれば分配可能額は満たないと論ずる。
しかし、分配可能額に満たない場合の処理はお粗末。取引の安全のみに依拠して、有効を繰り返す。法律論になっとらんね。
最後は、423の論証を少しだけ書いて、あさ~い当てはめ。
商法は完全に空中戦。試験委員の求める最低限にも達することはできず。

感想:完全に練習不足。今年は演習を頑張ろう。

(3問目:民事訴訟)
権利自白は、その場で考え何とか書く。
権利自白に弁論主義を適用した場合のメリット、デメリットを論じ、メリットが大きいからいいでしょと。これは法律答案か疑問はあるも、隣の列の人が長い時間フリーズしているのを見て、少し嬉しくなる(一応掛けたというレベルの低いところでの優越感)。

2問目は、その場で考えてそれっぽいことを書く。でも、論証は頭に入っていないので、その場で考えた即興作文。

3問目は、判例を知らんかった(結論だけは抑えたことがあるも完全に忘れていた)ので、答案構成にはまる。冒険せずに規範を立てて当てはめる守りの答案でいく方針を決めるも、構成で時間を使ってしまい、当てはめはチープ。しかも、2つ要件立てたのに、1つしか事実使えなかった。

感想:民訴も殆ど演習をしていなかった割には、よくできた方。30分完全フリーズした昨年の苦い思い出と比べると充実感はあった(単なる自己満足だが)。



伊勢に来ています

2011年05月22日 | Weblog
試験が終わって最初の休日。
所属する士業の旅行で伊勢に。
本当はサボっていた家族サービスしなくちゃなんだけど。


伊勢神宮内宮に人生初参拝。玉串料違憲判決を思い出す。そういえば初詣だった。
家族の健康、商売繁盛とあわせて、合格祈願もしてしまった。
学業成就のお守りを買う。




赤福本店。



赤福氷を食す。中に入っている赤福もさることながら、かき氷もうまかった。これはおすすめ!

試験お疲れ様でした!

2011年05月16日 | Weblog
とりあえず、最後まで受けました。
終わった後のビールがうまかった~

現在たまった仕事を処理中なので、感想、手応えなどは後でまとめて投稿します。

あと1日

2011年05月09日 | Weblog
明日はホテル入りです。

もうガリ勉はしないで、体調をととのえようと思います。

かぜも1日で治りました。



ほどよい緊張。

胸を借りるつもりで頑張ります。


かぜ

2011年05月05日 | Weblog
まさかこの時期にかぜを引くとは。。

頭痛に耐えながら自習室で6時まで勉強し、帰って飯を食って速攻で寝る。

途中で起きて熱を測ると38.5度。がびーん


そのまま朝まで寝ると、37.4度に熱が下がる。

インフルではないようだ。


今日は家でだらだら勉強しよう。でも午後は、甥姪が来てどんちゃん騒ぎだから、集中できないだろう。

実質今日はオフかな。

軌道修正

2011年05月03日 | Weblog
苦手の刑法の条文判例の読み込みをしたところ、全然頭に残っていないことを認識させられました(汗。。。

論文の勉強は最低限とし、短答の勉強に大部分の時間を割くことにします。


昨年模試では短答の合格推定点を超えていたのに足切りされたのは、直前に下心を出して論文の勉強に手をつけたからです。

同じ過ちを繰り返してはならぬ。今年は下心は出さず、短答の勉強に注力します。いまさら論文は伸びない!