●五体俳句391・双眸1・川口真理1・2018-8-8(水)
○「双眸の黒々として夜の秋」(川口真理1)
○季語(夜の秋・晩夏)(→「俳句例句データベース」より引用)※そうぼう【双眸】左右両方のひとみ。両眼。【→五体俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「夜の秋」とは、ほんの少しだけ秋の気配を感じるまだ暑い晩夏の夜のこと。そんな夜は両の眸が涼やかに、黒々と光り出します。
●川口真理(かわぐちまり)
○好きな一句「物差しのつめたさ伏せし夏景色」2
○季語(夏景色・三夏)(「俳句四季201711」より引用)
【Profile】:1961年生まれ。「ゆう」「雁坂」、同人誌「雁帛」を経て、「港」所属。→田中裕明、→中嶋鬼谷、→大牧広に師事。「水の匂ひ」により第19回(平成16年度)俳壇賞受賞。
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■Pickup季語「夜の秋」俳句5句
2013/4/4「夜の秋や戸にはさまりし糸すすき」(木津柳芽)好きな一句
2016/8/2「喉にゐる仏を撫でて夜の秋」(横澤放川)五体・喉仏
2016/8/22「ぽつくりの音遠ざかり夜の秋」(坂東三津五郎)五感・聴覚
2018/4/27「木杯にのこる歯型や夜の秋」(山本鬼之介)好きな一句
2018/7/24「わが椅子に肱あることも夜の秋」(佐藤麻績)五体・肱
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