●五感俳句0216・嗅覚039・岸本マチ子01・2015-03-02(月)
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○「生ぐさき闇までつまむ桜餅」(『縄文地帯』1999)(岸本マチ子01)
季語(桜餅・春) 「なまぐさきやみまでつまむさくらもち」
【鑑賞】:句意は「つまむ」の意味の解釈で異なってきます。「指でつまむ」のなら桜餅の感触であり、「つまみ食う」のなら桜餅の葉っぱごと食べた味覚。まあ、「五感」には違いありませんが。
○岸本マチ子(きしもとまちこ)
●好きな一句「象という春爛漫をなぜている」02
季語(春爛漫) 「ぞうというはるらんまんをなぜている」
【Profile】:1934年群馬県出身、沖縄県那覇市在住。はじめ詩作から入り沖縄を題材にした詩集「与那国幻歌」など。俳句は→穴井太の天籟通信に所属。「海程」「頂点」同人。1994年、第44回現代俳句協会賞受賞。→篠原鳳作の軌跡を追う著書「海の旅」など。「WA」創刊代表。
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