●五体俳句455・頭5・今井豊01・2019-11-05(火)
○「頭の中に無数の定義木の実落つ」(第12回西東三鬼賞受賞句)(今井豊01)
○季語(木の実落つ・晩秋)(→「津山市>芸術文化>西東三鬼賞について」より引用)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「定義ていぎ」とは「物事の意味・内容を他と区別できるように、言葉で明確に限定すること」とある。これまで生きて来たうえでの、諸々の不合理な事象を合理化するうえで必要なものであろう。しかし、この「定義」は眼前の木の実の落下を説明してはいない。
●今井豊(いまいゆたか)
○好きな一句「生も死もこのいちまいの花の闇」(『草魂』2011)02
○季語(花の闇・晩春)(「俳句201705」より引用)
【Profile】:1962年兵庫県明石市出身。高校時代に「獏」「歯車」に入会。1985年俳句同人誌「流星」を創刊、編集発行人。1990年「藍生」に入会、→黒田杏子に師事。2005年第12回→西東三鬼賞受賞。2018年「いぶき俳句会」共同代表。
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