●方法俳句0135・遺留品02・増田龍雨・2013-07-18(木)
○「冷麦の器残りぬ大いなり」(増田龍雨01)
季語(冷麦・夏)
冷麦を食した人間はもう席を退った後のことです。器だけが遺留品として残されました。おそらく透明な硝子器でしょう。カラの器だからこそ大きく見えます。
○増田龍雨(ますだりゅうう)(1874~1934)
代表句「洗ひ鯉日は浅草へ廻りけり」02
季語(洗ひ鯉・夏)
京都生まれ。養父の影響で俳諧に入り、後年、年下の→久保田万太郎に師事。1930年、雪中庵12世を継ぐ。
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