○方法俳句601・仏教用語12・柿畑文生01・2023-01-05(木)
○「お降りや五体投地の母の骨」(『亜流』2012)(柿畑文生01)
○季語(お降り・新年)(「→現代俳句データベース」より引用)※「お降り」:元日から三日の間に降る雨のこと。正月というだけで、ただの雨でさえも、なにやら特別の恵みのように思える(「→きごさい歳時記」より)。【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:「五体投地(ごたいとうち)」:五体すなわち両手・両膝・額を地面に投げ伏して、仏や高僧などを礼拝すること(「→Wikipedia」より)。お骨を墓石の下の土に還して埋葬したということであろう。折からの新しい年の霧雨の中で。
○柿畑文生(かきはたぶんせい)
○好きな一句「眼かくしの鬼から合歓の花となる」02
○季語(合歓の花・晩夏)(「『俳人年鑑』2004年版(北溟社)」より引用)
【Profile】:1938年静岡県出身、牧之原市在住。東州相良妙法山最上尊祭主。「歯車」(→前田弘代表)同人会長。第4回→西東三鬼賞受賞。
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