○五感俳句711・質感89軽11・大倉郁子01・2025-07-27(日)
○「蝉の屍の鳴き尽したる軽さかな」(『対岸の花』2002)(大倉郁子01)
○季語(蝉・晩夏)
【鑑賞】:多くは腹這いとなっている骸(むくろ)。腹側より背中側が重いからなのかも知れない。もはら鳴き声はもぬけの殻である。
○大倉郁子(おおくらいくこ)
○好きな一句「春宵の叩きに叩く肉一片」(『対岸の花』2002)02
○季語(春宵・三春)
【Profile】:1934年生まれ。1988年「未来図」入会。1994年「未来図」同人(2001年退会)。1996年「船団」入会。
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