○特集俳句336・ばかり俳句5・藤原宇城01・2017-06-23(金)
○「堂裏は青葉さわだつ風ばかり」(『藤原宇城全句集』2004)(藤原宇城01)
○季語(青葉・夏) 「どううらはあおばさわだつかぜばかり」【→特集俳句-索引1・索引2・検索3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「浄瑠璃寺二句」の一句。浄瑠璃寺は、京都府木津川市加茂町にある真言律宗の寺院。その本堂・九体阿弥陀堂の裏山は、もうもうと青葉が風に騒ぎます。
●藤原宇城(ふじわらうじょう)
○好きな一句「遠花火灯りを消して縁に立つ」(『藤原宇城全句集』2004)02
○季語(遠花火・初秋) 「とおはなびあかりをけしてえんにたつ」
【Profile】:1924年京都市上京区出身。1961年「霜林」に投句。→桂樟蹊子に師事。1962年「馬酔木」に投句。1965年、馬酔木東京例会で→水原秋櫻子の直接指導を受ける。1984年、馬酔木を離脱した→堀口星眠が創刊した「橡」に→大島民郎らとともに移る。1986年、月刊情報誌「茶の間」の俳壇選者。1989年、宇治山田製茶場の俳句雑誌「暦」創刊選者。1994年、「橡」退会し「茶の間」俳壇と「暦」に専心。
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藤原宇城掲載句
03ミシン鳴る夜の玻璃戸に牡丹雪(牡丹雪・三春)〈五感421・聴覚103〉2019/3/4
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