俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●色彩俳句0143・銀02・大島民郎・2013-10-09(水)
○「東大寺銀の皿にも鹿彫られ」(大島民郎01)
季語(鹿・秋)
意外にも色彩の「銀」はまだ2回目。銀皿に彫られた鹿の模様を詠んだ句。句そのものは季感はとぼしいのでが、「にも」という助詞によって東大寺の実際の鹿をほのめかしているので、かろうじて季感を保っています。
○大島民郎(おおしまたみろう)(1921~2007)
代表句「霧ふかし野の十字路の四つのはて」02
季語(霧・秋)
東京都出身。慶応大学在学中に→清崎敏郎・→楠本憲吉らとともに「慶大俳句研究会」結成。→水原秋櫻子に師事。「馬酔木」同人。→堀口星眠らと軽井沢などに吟行し高原俳句に新生面を拓く。「橡」同人。