俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■五体俳句607「真水すくう双手に蝶の湧くばかり」(大西健司)

2023-02-14 04:56:00 | 五体俳句

○五体俳句607・双手2・大西健司01・2023-02-14(火)
○「真水すくう双手に蝶の湧くばかり」(大西健司01)
○季語(蝶・三春)(「俳句舎の俳人名鑑」より引用)【→五体俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえけこすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:今日の五体は「双手(もろて)」。「左右の手・両手」の意。最後の助詞「ばかり」がやや曲者。→デジタル大辞泉の中では「動作が行われそうである、行われたとしても当然であることを表す」の意味が近いか。掲句は「双手から蝶がつぎつぎに(ひっきりなしに)湧いている。」と解釈したい。

大西健司(おおにしけんじ)
○好きな一句「蜘蛛の囲に少年の嘘かがやけり」02
○季語(蜘蛛の囲・三夏)(引用同上)

【Profile】:1954年三重県出身伊勢市在住。→金子兜太に師事。高校時代より作句を始める。19才で「海程」入会。のち同人。「」「」同人。第45回海程賞受賞。

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