俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句441・数詞効果27・三枝青雲1・2019-07-23(火)
○「烈日の九夏あやつり八咫烏」(三枝青雲1)
○季語(九夏・三夏)(「俳句界201608」より引用)※れつじつ【烈日】:強く照りつける太陽。夏の太陽が強く照りつけるような、激しい勢い。※きゅうか【九夏】:夏の90日間のこと。九暑。※八咫烏(やたがらす):神武天皇東征のとき、熊野から大和に入る険路の先導となったという伝説上の大カラス。【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:※の注釈にてこの句の説明が尽くされているかのような、難解語句のふんだんに盛り込まれた句です。こんな大烏であるならば、この人知を超えた酷暑を背後から操ることができるのであろう。今日は「大暑」。
●三枝青雲(さえぐさせいうん)
○好きな一句「伊八北斎かつて虜に夏怒濤」2
○季語(夏怒濤・三夏)(引用同上)※波の伊八の彫刻の代表作「→波に宝珠」が、葛飾北斎にインスピレーションを与えたのか。
【Profile】:1937年千葉県出身。1964年、「原人」平山独木・杉本北柿に師事。1968年、→石川桂郎の「風土」同人。1996年千葉県俳句作家協会理事、俳人協会千葉支部幹事。2005年「原人」7代目主宰継承。第15回市川手児奈大賞受賞。