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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五感俳句0172・触覚010・吉岡実01・2014-04-28(月)

2014-04-28 08:59:56 | 五感俳句

●五感俳句0172・触覚010・吉岡実01・2014-04-28(月)

 

○「ゆく春やあまき切手の舌ざわり」(吉岡実01)

季語(ゆく春)

次元(過ぎる・時間)と五感の味覚(甘い)と触覚(舌ざわり)、さらに五体(舌)を合わせ持った贅沢な句です。そのなかで舌の触覚を取りました。誰しもが経験したことのある、切手の裏の糊のペロンとした舌触り。甘いような辛いような。春のおわりに。

 

吉岡実(よしおかみのる)(1919~1990)

代表句「春風や公衆電話待つ女」02

季語(春風)

東京本所生まれ。詩人、装丁家。本郷の医学出版社・南山堂に奉公。応召し、満洲を転戦。戦後、筑摩書房に勤務。詩集『僧侶』(1958)で第9回H氏賞、他多数受賞。→俳人一覧(

 

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