俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五体俳句0147・歯03・久保田慶子・2013-11-05(火)
○「月光に入歯屋の棚不思議かな」(久保田慶子01)『俳句舎の俳人名鑑』より引用
季語(月光・秋)
「五体」とはいっても入歯の「歯」であります。入歯屋とは歯科技工士といえましょうか。月光が差しこんでいる入歯の棚の不思議な光景。どの入歯も月光にうながされてカタカタと鳴り始めるかのようです。
○久保田慶子(くぼたけいこ)(1925~2004)
代表句「檻の鼠秋の町見て川へ行く」02
季語(秋)
東京都生まれ。→加藤楸邨に師事。「寒雷」に入会、同人。同人会副会長を務める。「笙」主宰。夫は俳人の→久保田月鈴子。第2回サンケイ俳句賞。第30回現代俳句協会賞受賞。(『俳句舎の俳人名鑑』より引用)
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