俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●技法俳句066・オノマトペ06・上島鬼貫・2011-12-16
○「ひうひうと風は空ゆく冬ぼたん」(上島鬼貫01)
○季語(冬ぼたん・三冬)
【鑑賞】:「ひうひう」は現代語では「ひゅうひゅう」です。寒い北風が上空に吹き渡っています。その下に藁囲いの冬牡丹が寒そうに咲いています。
○上島鬼貫(うえじまおにつら)(1661~1738)
○好きな一句「行水の捨てどころなき虫の声」(『鬼貫句選』)02
○季語(虫の声・三秋)
【Profile】:摂津伊丹の酒造家に生まれ、13歳ころから俳諧を学ぶ。→松江重頼門下。さらに談林に傾く。率直平明な俳風。→小西来山・→各務支考らと親しい。「まことの外に俳諧なし」という俳諧観を確立。
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上島鬼貫掲載句
03そよりともせいで秋立つことかいの(『とてしも』1703)(秋立つ・初秋)〈方法660・オノマトペ〉2024/8/7