俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句066・真中(空間)01・八木絵馬・2011-12-11
○「わが凭れる冬木ぞ空の真中指す」(八木絵馬01)
季語(冬木)
自分がもたれかかっている冬の木。その木の先端はまさに、冬空の真ん中を指し示しています。作者は平原の中心にいますが、冬木は天空の中心にあります。
○八木絵馬(やぎえま)
代表句「桶に汲み春潮のなほたぎつなり」02
季語(春潮)
1910年、愛媛県温泉郡三内村生まれ。東京大学文学部英文科卒。明治大学教授。松山高校時代、「石楠」俳人、川本臥風教授に俳句の指導を受け、上京後、1933年、松山中学時代からの同級生、→篠原梵に誘われ、→臼田亜浪の「石楠」に投句を始めた。以後1949年ころまで句に評論に、多彩な活躍をしたが、結社には属さなかった。