ささやかな幸せ、びろうな原因？

幸せを感じるときといえば、＜立ち読み＆ＣＤ探し＞ですね、やっぱり。

正直言って、たいした数を買ってるわけではないのですが、本屋やレコード屋で過ごしてきた時間は相当長いし、時を忘れますね。何が楽しいというわけではないのですが、なんだかいつも抑制が効かなくなるというのか…。

映画館で過ごした時間も人並みはずれて長いはずですけど、映画は終わる時間も決まっているし、一応映画を観たという「アリバイ」みたいなものもあるので良いのですが、本やＣＤの場合は、無闇に衝動買いしたかと思えば、一冊の本、一枚のＣＤのために長時間粘ったりして、とても人とは買い物に行けません。

最近読んだ、中村うさぎの『変？』という本で、肛門期にトラウマがある人はものすごいケチか浪費家になるというのを読んで、「んん…。」と思ってしまった。幼児期に原因か…。（詳しくはこの本をどうぞ！角川文庫です。）

そういえば、私もトイレに本が積んであって（例えば『日出処の天子』全巻など）、確か一条ゆかりさんもトイレに『スラムダンク』全巻を置いてるって言ってたっけ。それに、川島雄三の映画も好きだし、トイレやフロでもＣＤ聴けるようにしたいなんてよく考えるしな…。しかし、「幸せ」が巡り巡って、トイレに行き着くとは…。

因みに、私がトイレに飾っている本のひとつは、自身が「本を読む場所で一番好きな場所は、トイレ。」と公言していた作家・ヘンリー・ミラーの評伝『作家の誕生』（ブラッサイ著）です。