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UC Davis Experimental Vineyard

2013-03-09 | ワイナリー訪問記

UC DavisのExperiment Vineyardは、ナパの中央、Oak Villeにある。隣は、Far Niente、その奥にはMondaviのTo Kalon vineyardがある。元々のTo Kalon vineyardの所在地がUC Davisへの寄付などによってExperiment Vineyardとなり、To Kalonは、その斜め隣に移った歴史があると聞く。

ここで、有名なブドウ栽培の数々の研究が成された。適正な樹間の実験、ウイルス耐性の実験、Double Pruningの効果の実験、適正な葉の実験など。現在でも数々の実験が行われ、健全なブドウは、ワイナリーに販売されているそうだ。vineyrad沿いの道から中を覗くと、いくつかの畝ごとに異なった台木が使われていることが明示され、畝の間に生えるcover cropは、多様性があり、品種も様々。商業的なワイナリーとは趣が大きく異なる。

現在受講中のUC Davisのextension programのviticultureでは、フィールド・トレーニングに参加できる機会が与えられる。これは、単位には関係ないが、生産者に近い視点からブドウ畑を見て、実際に剪定を行えるとともに、ワインメーカーとの交流を持てる有意義な機会であった。

次の写真は、ウィルスの影響を実験したもの。この区画だけは収穫されていないので異様。

剪定前のブドウ樹。剪定方針をインストラクターから教わる。

 → 剪定後の枝 

インストラクターの慣れた手つき

 

剪定前の樹は延々と続く。参加者14人で千本剪定し終わってからランチと脅されるが、実際は一人でブドウ樹5本程度を剪定する。

剪定中に指摘された、ウィルスに侵された(茶色がかった箇所)枝の組織

ボルドーの仕立て方の実験区画

 

Cover Cropsの実験区画

 

剪定後の消毒作業。こちらを行っている方々は本職

 

株仕立てのジンファンデルの剪定

剪定前→剪定後

 Far Nienteのvineyardがすぐ隣に

これから植えられる苗木。接ぎ木されていることがはっきりしている。緑色の上部(穂木)と、木の色をした下部(台木)

研修後は、ピザ屋でワイン会。Hartford Courtで働くクラスメイトがワイン6本を差し入れ、盛り上がる。

 

 

 

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