もちろん家計は火の車

読書と映画、クルマにゲーム……いろんなものを愛しつつ、怠惰な日常を送るオッサンのつぶやき。

映画『2012』、ブルーレイ&DVD版が発売中なのであります

2010年04月06日 | 映画
昨年秋の劇場公開でメガヒットを飛ばした大作映画『2012』。
古代マヤ文明の暦に端を発するという例の
「2012年・地球滅亡説」をネタにしたこの作品、
『インデペンデンス・デイ』『デイ・アフター・トゥモロー』などで知られる
“地球ブッ壊し番長”=ローランド・エメリッヒ監督の手によるもので、
劇場公開時の感想などについては、こちらのエントリで書いたとおりだ。

ちなみに、どーでもいい話なのだが、このところ
検索サイト経由で当ブログに来訪する方で、検索ワードが
「2012 ゴードン」とか「ゴードン 死」とかになってる人がいるんだけど、
一体どういう意図なのかと小一時間、問い詰めたく……(笑)。
(以前のエントリでも書いたとおり、
『2012』に登場する脇役=“ゴードン”といえば
ご都合主義全開で、まるっきり人間の描けていない
『2012』という映画を象徴するようなキャラである。
この“ゴードン”という人物、
いい人なのか悪い人なのか、活躍するのかお荷物なのか、
その役割がさっぱりわからないままストーリーが展開し、
最後はあっけなく惨死して退場……という扱いであった。
ひょっとすると今、あの“ゴードン”に
ひそかに注目してる人が多いのか!? ←んなわきゃ~ナイってw)

ま、このように「まるっきり人間が描けていない」
『2012』という映画ではあるが、
その分「地震、津波その他の大規模災害」のつるべ打ちによって
地球が破壊されていく様(&数十億単位で人間が死んでいく様)“だけ”は、
信じられないような高クオリティの映像で
たっぷり、じっくり楽しませてくれるという、ね……(笑)。

要するに「人間はまるっきり描けていない」ものの、
「地震・津波・雷etc.……の大規模災害」は
もう不必要なまでに“しっかり描けている”と、そういうわけである。
ここらへん、監督であるエメリッヒという人物の
「本当にやりたかったこと」が明確に現れているようで、
まことに素晴らしいというか、たいへん好感が持てるものがあるw
「あぁ?“人間ドラマ”だぁ? そんなもんには、ハナっから興味ねェ!
いいか、映画ってのはなぁ、火山がドカーンと弾けて
津波がザバーンと来て、そいでもって大陸がゴゴーッと沈んだら
それでオッケーなんだよ。なんか、文句あっかオイ!?」
……そんな、エメリッヒ番長の肉声が聞こえてくるようである(笑)。

この『2012』という作品、要するに“そういう映画”なワケだから、
観る側も、ひたすら「地球が崩壊し、ドえらい数の人間が死んでいく様子」を
リビングにいながらにして、ゆったり楽しめばよい。
そう、劇場公開から異例の短期間で
DVD版(そしてブルーレイ版)の『2012』が発売中なのである。
劇場公開時には、大スクリーン一杯に展開する大惨事、
超スペクタクルシーンを楽しむことができたが、
いかんせん「あ、今のシーンもう一度見たかったんだけど……」ってな
ケースも多かった(なんせ映画館だから、巻き戻しなんかムリな相談である)。

ところが、いまやお茶の間で『2012』が楽しめる時代である。
“あんなシーン”や“こんなシーン”を何度繰り返そうと、自由自在。
しかも、デフレの時代を意識したわけでもないだろうが
DVD版に至っては、新作の段階でいきなり「1980円(!)」という太っ腹価格。
(DVD版とブルーレイ版のセット売り……なんて微妙なパッケージも存在してますがw)
はっきり言うと、ここまで安くなれば
レンタルで借りて「ついつい延滞」……なんてことをするくらいなら、
いっそのこと買っちゃったほうが早いね(笑)。

というわけで、我が家ではDVD版『2012』、購入決定です。
でもって、リビングでノ~ンビリくつろぎながら
地球がもうエライことになっちゃってる様子だとか、
活躍してるんだか足引っ張ってんだかよく分からない“ゴードン”の
怪演ぶり(笑)なんかを、心行くまで楽しませていただく所存。
一種の“アトラクション”として、本作『2012』はマジおすすめなんで、
DVD(あるいはブルーレイ・ディスク)プレイヤーをお持ちの方は、ぜひお試しを~!

PS.
ちなみに。こちらの記事にあるとおり、某国では
この『2012』を観た住民が処罰されてるんだそうで……。
国の英雄である“あのお方”の生誕100周年にあたる
記念すべき“2012年”に地球が滅亡する……そんな内容の映画は
「不敬であり、許しがたい」と、そういう理由だそうです。
なんつーか、ね……とりあえずは日本に生まれ、
『2012』を楽しむことのできる幸せをかみしめようではありませんか、皆さん!
(っていうかさ、“あの国”の最高指導者である人って
たしか無類の“映画マニア”だったんじゃなかったっけ?
それなのに「そういうことするかね~」って、話だよねぇ……トホホ)

<リンク>
映画『2012』の感想について、ちょっとした追記など

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「“幸せなカップル”とはどう... | トップ | 映画『2012』の感想について... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

映画」カテゴリの最新記事