フィエスタの谷 山行記録

【福島県勤労者山岳連盟所属】フィエスタの谷は山に登る事が好きな仲間の集まりです

朝日連峰 角樽沢(2018/6/23~24)

2018-07-03 | 山行記録

メンバー:N会長、K野さん(記)、A坂さん

今月の週休は・・・仕事関係の用事(飲み会)がたて続き~休んだ気がしない。

後輩と土日の休みの交換で~久しぶりに山に行くことができた・・・
山岳会に所属しているが、土日の山行計画が多く~こうでもしないとなかなか参加できない。

今回、訪れたのは朝日連峰の「角楢沢」・・・沢登りである
土曜に夜勤明けで、移動。
角楢沢の出合いで、キャンプ&宴会である。
 

新入会員のA坂さんに車を出していただいた。
彼とは、大沢の山行でもご一緒したなかである。
数人まとまってのお出かけだと、おこずかい制の~私の財布にも優しくて助かる。

今まで、数回沢登を経験しているが・・・・どれも、ほとんど水のない枯れ沢~
今回、水ポチャがあるらしい。

先に進むほど~だんだんと細くなる吊り橋を3つくらい渡り、出会いまで進む~
激細の吊り橋で、重いザックを背負っているので~バランス感覚が必要。
 

とりあえず、出会いに到着。
沢屋はとりあえず、火をおこす。

すぐさま枯れ枝を集めだすA坂さん。
宴会・たき火・・・と言わず、緊急ビバークと・・・強く言われた。【N会長 談】

明るいうちに、幕営地に入り~
明日に備えのんびり過ごす。
のみなさん。それぞれ食糧を持ち込み。
大量の食材を前に~食べきれるのか・・・と心配になった。
日常から離れ~
ぼーっとできる時間がうれしい。
 

露天でのビーバークをすすめられたが~
新たに購入した、クロスオーバードームも試したいので、端のスペースに建てさせてもらった。
どちらに寝るかは・・・虫の状況で決めようと思う。

酒を飲み~ゴロゴロして過ごす。
食糧は、今日、明日の朝までに消費しないと・・・ただ~重いだけなので~
食べきらねば・・・
たき火での調理は~火加減が難しい~
 

バーナーやフライパンなど・・・持ち込みすぎてザックが重い
酔っぱらって~寝てしまい・・・気づくとシュラフが掛けられていた。
夜勤明けなんで・・・申し訳ない。
時期的に、虫も~それほどいなかったが・・・せっかく建てたドームの性能も試したいので~
夜中の1時頃に、ドームにもぐりこんで寝た。

翌朝~幕営地を撤収し、7時に出発した。
朝一から、なるべく濡れないようにと、沢沿いを気を付けて進んでいたが、滑って最初に水に落ちてしまった。
 

カメラが水滴で、ピンボケである。
おかげで、濡れるのも躊躇しなくなり、右に行ったり・・・左に行ったりと、ルーファイも気にせず~水線の中央を進む。
効率の良い、ルートを進むことができた。

狭いゴルジュは濡れずにヘツルのも限界なので、みんな水線を進む。
ネオプレーンのタイツを履いているので冷たくはなかったが・・・
帰りの登山道でオーバーヒート気味になるとは思っていなかった。
 

水の冷たさの変化とともに~所々、雪渓が現れた。
雪渓の下を通過するか、上を通過するか・・・
まだ、時期的に安定しているので~先が見通せるものは下を通過。
巨大なのものは、上を通過しても~再度沢に降りるのも大変である。

(本当に大変な所は、最初に突っ込まされるので、余裕なく写真すら取れなかった。)

スタンスが微妙な小滝もあったが・・・ロープも出さずに互いに手を伸ばしてクリアー
水量でルートも難易度も変わるので面白い。
N会長は、以前は秋口にソロでこなしているらしい~
  

狭いゴルジュを通過すると~すこし開けてくる。
チョット乗越が困難なところも、ロープを出さずに、ショルダーやピッププッシュで何とかこなせたが・・・

1か所だけ、高巻を強いられる部分があった~20mほどの2段か3段の滝だったと思うが~
右岸より高巻・・・下地が岩の泥壁で、パイルも効かず登りにくい。
おまけに、沢靴が柔らかすぎて、エッジも効かない。

数回~空身でどろ壁と格闘したが~
まったく歯が立たず・・・・
ふと、前方を見ると岩が露出している部分があり、なんとか登ることができた。

下向きの灌木を利用し~開けた部分までトラバース。
浮石多発地帯で・・・・多少気を使ったが~
後続のA坂君にロープを出すことができた。
 

高度も上がると、視界も開けて~青空が気持ち良い。
回りの山々も、見渡せるようになった。
登山道をただ歩くだけの登山より~より、自然を近くに感じられますね~

周りも開けており、きれいな多段のナメ~
ラバーソールで楽勝♪
沢沿いの涼しい風が気持ち良い。
 

雪渓の残る~時期にもよりますが・・・
泥壁と雪渓処理に一部手間取り、チョット時間がかかった。

雪渓の下と地形が読めませんね~どこで雪渓に乗ったらよいか、降りたらよいか~
経験とルーファイは大切です。

もう雪渓は無いだろうと考えていたが・・・
最後のスラブ手前に、奴が出現した。
腰にぶら下げた~パイルの石突が、足に当たって痛いので・・・ザックに入れてしまった。
 

取り出すのも面倒なので、このまま慎重に登った。
大したこと無いだろう~と考えていたが・・・
登るにつれて斜度が増してきた。
滑ったら、止まらない感じですね~

慎重に、スタンスを決めて登り切った。
他の皆さんは、パイル出してました。
反省ですね。

祝瓶山の一般登山道に合流し~針生平へと下山。
作業員風のA坂さんは~フェルトソールのため・・・
何度となく~落ち葉に足を取られ、コケテました。
この沢は、ラバーの沢靴との相性が良いかもしれませんね♪
 

吊り橋を渡って、駐車場に合流。
連れてきてくれたN会長~
車を出してくれたA坂さん~ありがと~

唯一、翌日に仕事が休みの私は~
のんびりと、泥まみれの装備の洗濯をするとこができました。

ネオプレーンのタイツを履いての下山・・・
天気良すぎて、大汗かきました。


コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 那須 大沢(2018/6/17) | トップ | 大幽沢 西の沢(2018/7/14~16) »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れ様でした (numa)
2018-07-06 08:02:32
楽しい山行でしたね。
今度は、支流ではなく本流へ行ってみましょう。
返信する

コメントを投稿

山行記録」カテゴリの最新記事