フィエスタの谷 山行記録

【福島県勤労者山岳連盟所属】フィエスタの谷は山に登る事が好きな仲間の集まりです

初めてのソロ in 飯豊山(2017/7/11~12)

2017-07-21 | 山行記録

【プロローグ】
7月4日、5日雨に降られ撤退した~石転び雪渓での出来事。
慎也君 談 > 雨の中~駐車場への帰り道、温み平にて、あれが大嵓尾根です。
「ダイレクトに山頂に通じている、飯豊一険しい尾根ですよ~との言葉」・・・険しい、ダイレクト、一番・・・そそられるキーワードが続きます。
雪渓歩きは、白馬でやっているし~次の休み、行ってみようと心に誓い飯豊山荘の駐車場を後にしました。

【7/11】
雨で撤退した、飯豊から次の休みまでの1週間、テレビの週間予報が気になります。
前日の予報では、初日は、曇り雨、翌日は晴れマークスタートを午前3時にすれば、雨に当たらないかもしれないし、翌日は晴れマーク~自分に都合良い方向にしか考えません。
夜勤明けで、車を飯豊山荘まで走らせ、ゲート脇の駐車場に、夕方4時ころ到着。明日は午前3時スタート予定である。
真っ暗で水位の分からない川の渡渉は避けたいので、今日は、渡渉ポイントの確認だけにしておこうとも思ったが・・・
まだ明るいので、荷物を持って渡渉できそうなときは、渡ったほうが効率が良いと考え、荷物をまとめることにした。

遊歩道のゲート内から車でやってきた、森林管理関係者に渡渉の情報を聞くと、午後は増水するので、渡渉は厳しいとのこと・・・・
しばらく天気も続いていたし、渡渉する川の水位も大丈夫だろうと思っていたが、大きな誤算であった。
飯豊雪渓から流れる水位は、雨水とは関係なく天気が良ければ、それだけ雪解けが進み増水する。おまけに山形市内の外気温はこの日も35度を超えている。

 

急いで、行動に必要な荷物をザックにまとめ、出発する。
温み平から先のアプローチは未経験であったが、事前の情報収集通り、左、左と行けば迷うことはなかった。吊り橋の踏板がないことも把握していた。
ちょうど空中ブランコが連続している感じである。うまくゆけば、渡れそうな感じもしていたが、ザックを背負ってはやはり、足の短い私には不可能であった。
つり橋までの道のりで、渡渉できそうなポイントを探してはいたが、水位が多く、予想以上に流れも速い・・・
渡渉のためサンダルを準備したが、つり橋まで行ってザックを下すと、ザックに外付けしたサンダルが見当たらない。どうやら、アプローチの途中で落としてしまったようだ。
夕暮が迫っていたこともあり、急いで300mほど戻ると、サンダルは草むらに鎮座していた。渡渉に必要なので見つかってよかった。

躊躇する水量ではあるが、明るい時間帯が限られるため、裾を膝まくりしてチャレンジするが・・・・とても無理である。
ザックの中は防水処理をしているが、水位がザックの位置に達すると、受ける水圧に耐え切れず必ず転倒もしくは、流されてしまう。
空荷で泳げば渡れる水量と流速であるが、荷物があるので渡渉は厳しい。
ここまで、歩いてきて渡渉ポイントが見つからなかった以上、更に上流域を探して見つからなければ、計画通り温み平でビバークし、石転び雪渓を上ることにするしかない。
30分ほど、つり橋周辺と上流域を検索し、50m上流側になんとか渡れそうな場所を見つける。

ズボンの裾まくり程度では、間に合わず、「セクシー登山部」みたいに全裸とはゆかないが、パンツ1枚にザックを背負い、渡渉を開始する。人に見られたら恥ずかしいい格好である。
踏ん張らないと流されそうな流速に耐えながら、転倒したらザックを背負っているので、リカバリーは難しいな・・・と思いつつも、パンツ1枚でザックを担ぐ自分の格好を想像し、渡渉しながら一人笑いそうになった。
慎重に上陸し、わずかな岩棚のスペースに荷物をおろし、ズボンと登山靴を履いて、登山道までの藪漕ぎである。冷たい水の渡渉と、斜面の登りで、足の筋肉が攣りそうになった。
外付けのピッケルや蚊取り線香などが、藪に引っ掛かり難儀するが、何とか登山道に合流し、場所を見つけビバーク地とした。

 

ツェルトを建て、これで明日の3時までは、体を休めることができる。
体を休めるには、寝床の準備が大事であると山の本に書いてあったので、面倒がらず一旦パッキングしたザックから銀マットとエアマットを取り出し、寝床を整備、さらに防虫対策に購入した、林業関係者ご用達の「強力防虫香」に火をつけ~快適空間を確保した。
寝袋は、コンプレッョンバックに入れていたので~寒くなったら雨具とダウンでしのぐことにした。
ツェルトに入り、横になりながら~明日の行動について考えている時であった・・・重大なミスに気付いてしまった・・・財布を車に置き忘れてしまっている・・・
装備は何度もチェックしたが、山頂で山小屋に入るのも、テン場を借りるのも、一番の楽しみであるビールを購入するのも、お金がないとどうしようもない。

時計をみると、6時50分・・・まだ、辺りは完全には暗くはなっていない。
ここから、駐車場まで地図による標準移動時間はおよそ、1時間10分、走れば半分の時間で着くが・・・帰りは確実に暗くなる。
暗闇の中、また渡渉可能か、水量の増加は大丈夫か・・・いろいろ考えるが、やはり川の中の渡渉は厳しい。
当初、骨組みだけの吊り橋を使って川を渡る計画も考えていたので、皮のグローブと、以前大沢の沢登りで益子さんにもらったゴム手袋の両方を持参していた。
空荷なら、ワイヤーを伝って行けるか、試してみることにした。ここで、慌ててはいけない、車のキーと、ヘッデンを忘れず持ち、登山靴の靴ひもを締め直して、吊り橋のワイヤーを握った。
空中ブランコの連続である。ザックがないのでバランスを崩す心配はないが、唯一の足場の単管パイプが微妙に遠い・・・掴めるワイヤーも細い・・が、益子さんからもらったゴム製のハイグリップ手袋のお陰で、無事に渡りきれた。

ここから、時間との勝負である・・・少しでも明るいうちにと思い、汗だくで必死で駐車場まで走り、車から財布をゲットした。
車のドリンクホルダーにあった飲みかけの、ジュースを飲みほし、また吊り橋まで走り出した。やはり、温み平付近で暗くなり、ヘッデンの装着となった。
ここまで、来れば急いでも仕方がないので、転んで怪我をしないように慎重に歩く、往復40分ほどかかり吊り橋に到着した。
再度、木下大サーカスばりの空中ブランコをしなければならない・・・結構・・・体が疲れている・・・息が切れる。ワイヤーを掴む握力が、いっぱい・いっぱい・・である。
夜勤明けの運転、冷たい川の渡渉&空中ブランコ、駐車場までの往復のダッシュ・・・登山前にすでにダメージが蓄積している。以前の自分なら、難なくこなせた行動に・・・現在は老化を感じてしまう。
必死で、吊り橋を渡り切り~蚊の大群に追われるように、ツェルトに潜り込んだ・・・吹き出す汗で、ツェルト内の湿度は急上昇で居心地が悪い。
一旦沢に下り、タオルを濡らして体を拭くことにした。クールダウンしなければとても寝れないくらい汗をかいていた。

登山道の真ん中でのビバークだが、この時間帯に大嵓尾根を下ってくる人もいないだろうと考え、本日の寝床とした。明日に備え、ゆっくり休もう。
5時間以上は寝むれる・・・疲れているし。と、考えていたが・・・甘かった。
そんなに、神経の図太くない私は、うるさい川音で寝むれず・・・少しの物音に、熊やイノシシの出現に怯え、鈴を鳴らしたり、笛を吹いたりしていたので~あっという間に、スタート時刻になってしまった。
何度、時刻を確認しただろう・・・ほとんど、寝ていなかった。食欲も湧かないが~これからの長丁場を考え、おにぎりと、クリームパンを無理やり詰め込み、寝床を片づけた。
星空も見えない、曇天ではあるが、予定より30分遅い、3時30分過ぎに「飯豊山登山」のスタートをきった。

道は、比較的踏み跡がしっかりしており、ヘッデン登山でも迷うことはない。聞きしに勝る急登を進むと、すぐに雨が降りだした。
えっっ・・・こんなに早く降らないでしょうと思ったが、雨具を着ないとヤバイくらいに降ってきたので、ザックを降ろし、木陰で急ぎ着替えることにした。雨男の本領発揮である。
雨具を着こんで、元気に登山を開始したが・・・あっという間にオーバーヒートである。雨に濡れているのか、汗でぬれているのか分からないくらい、シャツもパンツもずぶ濡れになった。
おまけに暑い。ハイドレーションに背負った水(1.8ℓ)も、どんどん無くなってくる。幸い、風もなく暖かい、雨具の上衣をザックにしまい、雨に濡れながらの登山となった。
しばらく樹林帯で、直接濡れることは少なく、このほうが、かえって心地よく登れるが・・・・3時間ほどで、登山靴まで浸水してしまった。

ハイドレーションに入れたミネラルウォーターが、若干、塩素臭いが~気にせず大嵓尾根の行程1/3ほど登っていると「ズズッ」と空気の混ざる音が聞こえた。
水を節約せねばと感じたが、ザックを降ろして残量を確認するのも面倒だし、行程を急ぐ事を優先した。
いつも、ハイドレーションから空気を吸う音がしても、空になるまでには、結構余裕があったからだ。
しかし、水がまずい。出発前にキッチンブリーチで、洗浄したが、すすぎが足りなかったかな・・・だんだん、舌の痺れと、のどの痛みがと吐き気もしてきた。
どうやら、ちゃんと洗剤のすすぎができていなかったようだ、他に手持ちの飲料水は、パウチのアクエリアス1本のみ、しかも飲みかけである。結構、ヤバイ状況下もしれない。
最悪、激マズのハイドレーションのうがいでごまかすとしても、なんとか水を確保する必要がでてきた。
道中に水場があったのを思い出し、地図を確認するが「長坂清水」はすでに通り過ぎたようだ・・・しかも、まったく何処にあるか気づかなかった。
現在、千本峰の手前くらいか・・・のどの渇きを抑えるため、なるべくペースを上げずに鼻での呼吸を意識した。雨で水滴が付いた葉っぱを集めて口に運んだりもした。
それでも、我慢できないときには、塩素臭い水を飲むしかなかったが、ハイドレーションの残量が少なくなればなるほど、塩素臭が強烈になった。もはや舌が痛い。

  

周囲はガスで展望がない、展望があったところで山の名前もよく分からないが・・・今回は、ソロデビューなので、全行程のルートをGPSに入力してきていたので、行程中のどの位置にいるか大体わかった。
宝珠山の頂上へは、12時頃に到着。出発してからすでに7時間以上経過~ペースが上がらない。ここ辺りから、雪渓が出てくるようになる。
夏道が分断され、視界も10mくらいしかないので雪渓で分断された続きのルートが分かりにくい。
視界があれば、樹木の形や地形などから予測もできるのだが~分断された道の続きを探し~上がったり、下ったりと行動のロスが多くなった。のどの渇きは、雪渓の綺麗な部分を削り、飲むことができた。

    

後で考えれば、塩素臭いハイドレーションに削った雪をぶち込んだ方が、消毒もされ、臭いや味も薄まったかもしれない。
せっせと、ビニール袋に入れた雪を、行動で上昇した体温で溶かしていた。気持ちよかったが効率が悪かった。
いくつものピークを登ったり下りたり、それがまた急である。足の筋肉も痙攣するようになり、休憩する回数が多くなった。
休憩中も睡魔に襲われ、5分休憩しようと思って地面に腰かけていると、10分~15分くらい寝てしまったことが何度かあった。いずれも、雨に濡れ~寒さで「ハット」目を覚ます。
アブやブヨの襲来は今回持参したモスキートネットが大活躍し、身を守ってくれた。山頂が近くなると、雪渓も多くなり、アイゼンがピッケルのどちらかないと危険な感じである。
すべてのピークを乗り越え、飯豊山の頂上が近くなると、風が強まってきた。ザックから雨具を取り出し、濡れた服の上に羽織った。

  

飯豊山の頂上が見えたが、進むルートが真っ直ぐではなく、岩もゴロゴロしているので分かりずらい・・・疲れて、更に休憩したので、予定より1時間は多くかかった。
大きな杭のようなものが見えたので、山頂か~と近づいて行ったら、「大嵓尾根通行禁止」と書かれた杭だった。山頂ではなかったが、更に上をみると飯豊山頂の杭が見えた。
時刻は、4時を少し過ぎていた。11時間近くかかり、誰もいない山頂に立った。
後で気づいたが、岩がゴロゴロしていた箇所(多分御前坂)の分かりづらい部分にはケルンが積んであったが・・・寝不足と疲れで、頭が回らず、目印だと判断できなかった。
筋肉の痙攣と水不足・・・明日の行程は長くなるが・・・疲れたので、一番近い本山小屋に向かうことにした。

夕方5時に本山小屋へ到着、雨と風で今日はお客さんが誰もいないとのことだった。「どこでも好きな場所を使って良いよと」言われた。
まず、最初に飲み水である・・・喉がカラカラでほとんど声が出なかった。無料の水場はないが~ビール、ワイン、ウイスキーとなんでもあるらしい。
車までお財布を取りに行って本当に良かった。ミネラルウォーター、ビール、コーラーを購入した。人生で、一番おいしいコーラーを飲んだ瞬間だった。
今年は雪が多く、無料の水場は「梅花皮小屋」にしかないそうだ、最初の計画では時間に余裕があれば御西小屋へ向かうはずであったが~あそこも水はないよと言われた。
アルコールも販売してくれる本山小屋へ来て、結果的に良かった。ずぶ濡れの衣類をすべて着替え、寝床と食事の準備をした。
ストーブは無かったので、靴は乾かせないと思っていたが、山小屋のオーナーが新聞紙を貸してくれた。
使用後の新聞紙は乾かして再利用するらしい~山小屋ではなんでも貴重だ、飲み物の値段もヘリの輸送代が反映されているので納得です。

ビールを飲みながら、カップラーメンとアルファー米に沸かしたお湯を入れていると、山小屋のご夫婦が、一緒に飲もうと焼酎のお湯割りや、自家製梅酒でもてなしてくれた。
玉ねぎとサバ缶のおつまみも最高に美味しかった。お湯を入れた、アルファー米は明日の朝食と昼食にすることにした。
本山小屋は新潟在住の、仲の良い~ご夫婦が管理する小屋でした。旅行好きのご夫婦の話を聞きつつ、楽しい時間が過ぎました。
今は雨が降ってるが、「明日は天気が良くなるよ」とのご主人の言葉に期待し、朝5時出発予定のため、早めの眠りにつきました。

【7/12】
翌朝、目覚ましを4時にセットしていたが、30分前に目を覚ましてしまう。依然、雨は降り続いている。
昨日は乾燥した衣類に着替え気持ちよく眠ることができたが・・・乾いた服がこれしかないので、下山用のためにザックに仕舞、昨日干した服を乾燥室にとりに行った。
靴は乾いていなかったが、衣類はだいぶ乾燥させることができた。どうせ、雨の中の行動なので十分である。
寝ている管理人さんを起こさないよう、静かに身の回りの整理をし、お湯を沸かしてスープと昨日お湯を入れたアルファー米を少し食べた。

         

今日の行程は長い、本山小屋→飯豊山→御西岳→天狗岳→烏帽子岳→梅花皮岳→北股岳→門内岳→梶川尾根→飯豊山荘駐車場である。出発前に、小屋の奥さんが見送ってくれた。
風雨が強くなり、雷もなっている・・・・雷はどこにも逃げ場のない、飯豊山山頂でクライマックスを迎えた。
登山道はまるで、川のようだし~御西岳から梅花皮岳までは、いくつもの雪渓で夏道が分断され、想像していた以上に歩きづらかった。雪渓も二股に分かれたり、登ったりと・・・・すごい量の雪渓である。
見通しが相変わらずガスで10m位なので、時々立ち止まり不安な場合はGPSで進む方向を確認した。いくつものピークを超えるが、展望は全くない。
前日の疲れも取れ、テンポよく4時間ほどで梅花皮小屋に到着。昨日、石転び雪渓の下山も考えていると、山小屋の主人に話していたが、梅花皮小屋の管理人に助言を受けなさいと言われていたので、管理小屋にあいさつをした。

  

雪渓は、アイゼンとピッケルがあれば大丈夫だと思うとのことであるが、視界が悪いので落石のリスクを考慮し、予定通り梶川尾根を下りることにした。
管理人さんから「休んでゆきな」と言われ、昼食にはすこし早いが、雨の中を歩いた体を温めるため、バーナーをだしてカップラーメンとアルファー米の残りを完食した。
梅花皮小屋には悪天候で停滞しているカメラマンと登山者の方が2名いた。ここで、はじめて登山者と遭遇した。食事をして体も温まり、水場で250ccのペットボトル3本に水を入れた。
雨も小降りになってきた。北股岳~門内岳を過ぎると、あとは梶川尾根の下山だけである。

それほど水は必用ないかな~と思っていたが、高度を下げるごとに、湿度と気温が上がり汗が噴き出す。梶川尾根も進むに従い、道幅も狭く傾斜も急になる。雨に濡れた登山道はストックがないとキツイ。
おまけに木の根が複雑に登山道を侵食し、何度もストックが抜けなくなった。飯豊山荘近くの沢の流れる音が聞こえてくるが・・・・なかなか標高が下がらず、たどり着かない。
靴の中もびしょ濡れで、足の皮膚が剥けて痛い。途中何度か休憩し、約4時間30分汗だくで到着。ほぼ標準タイムである。補給した水も、すべて飲み切っていた。

  

3日間、風呂に入っていないので~獣のような臭いである。さっそく赤湯温泉と龍上海に行くことにした。本当は、温泉→ラーメンの順にしたかったが、オーダーストップの約10分前に到着し、順番を逆にするしかなかった、他のお客さんには、多少迷惑だったかもしれない。

今回は、飯豊の景色は全く望めかなったが・・・飯豊の奥深さを感じた山行であった。暑さの苦手な私は、紅葉のきれいな涼しい秋に「大大嵓尾根」をチャレンジしたいと思いました。
【報告者:草野 高行】

初めての~飯豊山 一人旅(前編)
初めての~飯豊山 一人旅(後編)

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石転び雪渓 敗退(2017/7/4~5)

2017-07-19 | 山行記録

メンバー:勝見・生田目・遠藤・鈴木慎・草野(記)

【7/4-5】
飯豊に行こうと、生田目さんからのお誘いを受ける。ちょうどこの日は、フィエスタいわき支部の5名が都合よく集まれる日のようです。
皆さんも仕事を終え、前日の夜8時には、目的地の飯豊山荘へ向けスタート。レンタカーを手配してくれた、とーちゃんにはいつも感謝です。

お天気はというと~このところ、晴れも続いているし~飯豊山の登山には、梅雨前線もあまり影響の位置に停滞しているな~と思っておりましたが・・・
折しも~発生した台風3号からの湿った風の影響で・・・出発前から雨が確実の予報。移動中、とうとう降りだしました。山での雨対策とは別に、移動用にゴム長靴を用意したくらいです。

夜中に飯豊山荘の駐車場まで行くと、車中泊しかなくなってしまうので、途中の道の駅の下屋をお借りしてロートル3人衆は、足を延ばして寝ることにしました。
もちろん、12時過ぎていましたが、近くのコンビニで仕入れたお酒と、つまみで軽く酒宴をこなし眠りにつきました。

  雨具に着替えて、とりあえず温身平まで移動

朝目覚めても、やっぱり雨・・・
まぁ~本日の目的、石転びの雪渓登りは無理でも、雪渓の出会いまでのアプローチは見ておきますか~といつもの生田目さんのご厚意、今回は天候に恵まれませんでしたが・・・チャンスがあれば、また行けるもんね~
道の駅から飯豊山荘まで移動し、山荘の下屋をお借りして、皆さん雨具に着替えます。私は、登山靴を濡らすと、お手入れが面倒なので、雨具にゴム長スタイルで、石転び雪渓までのアプローチを進みます。
温身平を過ぎ、堰堤を脇の階段を進むと、途端に道が険しくなります。雨も強まって、アプローチは、沢登りの様相になってゆきました。

  堰堤横の階段から登山道  

滝のように変貌した登山道に断念した、とーちゃんに慎也君やかおりさんは付き添って戻りましたが、私と生田目さんは、雪渓の末端まで確認してから駐車場へと戻りました。
この後は、山形市内で温泉&竜上海のラーメンを食し、柳沢小屋で宴会を楽しみました。

  龍上海のラーメンと柳沢小屋の宴会

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