フィエスタの谷 山行記録

【福島県勤労者山岳連盟所属】フィエスタの谷は山に登る事が好きな仲間の集まりです

2013年7月13日~7月15日 北岳バットレス:第4尾根

2013-07-20 | 山行記録




【メンバー】

CL:Dr.角さん(進撃の小さな巨人)、SL:MEGU、武さん(会長)、

KONちゃん、スダッち、す~さん(会友)、益子さん(会友)

 

7/12(金)移動日 →芦安P 

いわきチーム、栃木チームは、0時ごろ、僕たち中通りチームは、午前3時に到着

テントを設営するのも面倒なので、角さんのVanguardのシートで快適に仮眠zzz

 

7/13(土)

芦安~乗合タクシー(¥1,100/人)~広河原~白根御池小屋(テント泊:1泊1人¥500)


翌朝は、午前6時ごろ起床。

会長に電話するも、圏外で繋がらず・・・

す~さんに電話すると、以外に近くに駐車していたことにビックリ!!

さらにその近くにMEGUちゃん、会長もいて、

持っていく共同装備の打ち合わせを軽くすませて、乗合タクシー乗り場へ


本日は、御池までなので、急ぐことなくのんびり出発。

ほどなく本日2巡目の乗合タクシーに乗り込み、広河原へ向かう


広河原からは、登山道を重荷を担いで

大樺沢沿いの登山道じゃない方の急登をCLがチョイスしたので

これが、意外ときつかった~

 

まあ、そんな、CLの好判断がこうを奏しまして

以外に早く本日のテン場に到着することができ

(ちなみに毎回のことではありますが、私はみんなからだいぶ遅れました・・・)


いい立地条件の場所にテントを張ることができました。

ちなみに↓の写真は、15時頃のテン場の様子ですが、

大盛況のテント村と化していまして、足の踏み場もない状態でした。

 

 

で、僕とKONちゃんは、外は時折雨模様の天気だし寝不足なので

 

軽く昼食を摂ってそのまま爆睡。

 


 

どうも、その間に、会長たちは、明日のアプローチの偵察に行っていたとのこと

 

お疲れ様でした。そしてスイマセン・・・

 


7/14(日)

白根御池小屋(2:30発)~bガリー大滝~4尾根取付~北岳山頂~肩の小屋~白根御池


【パーティー】

A:す~さん、益子さん

B:KONちゃん、スダッち

C:角さん、武さん、MEGU


昨夜は、あれほど昼寝したにもかかわらず、日の入り前に就寝したので、午前1時の起床も

お目目ぱっちり!

必要な荷物をまとめてアタック開始。


暗闇の中、ヘッデンの明かりを頼りにまずは、bガリー大滝の取り付きまで向かいます。


かなり、歩きます。(あくまで個人的な感想です。)


急な雪渓が出てきたところで、各々アイゼンを装着して、歩きます。


あたりが明るくなってくると

岩壁が見えてきました。


おお!!やっと着いた~

と思ったら

会長のご厚意で、Dガリー奥壁の取り付きに案内されてました。

「次回はここだからね」ということのようです。

 


取付までの雪渓が、やたら短いと思ってたら

Dガリーの取付でした・・・

 


で、してやったりの会長です。

鳳凰三山からの朝日をバックにガッツポーズ!!

 

「えっ、ここ違うんですか?」



さて、気を取り直して本来の取り付きに向かいましょう。

と行きたいところですが、bガリー大滝まではcガリーの急な雪渓を

恐怖のトラバースで向かいます。


アイゼンを持ってこなかった、小さな巨人は、

アイスハンマーとアプローチシューズによるキックステップで

ここを越えてきました。(^_^;)汗・・・

 

bガリー大滝の下3分の1はまだ雪の下で、

シュルンドのわずかなバンドから登り始めます。

くれぐれも、ここで物を落とさないように注意しましょうね。

 


bガリー大滝登攀中。後ろから小さな巨人に煽られてるの図

悠長にポーズをとっている場合じゃない。


煽るだけ煽っといて「ハイ、ポーズ」



彼は、最近、攀ることについて、何らかの悟りを得たようです。

「山に感謝!自然に感謝!」大切なことだと思うので、見習わせていただきます。



ここを、登り切れば、やっと取り付きです。

(アプローチだけでヘトヘト・・・)



ここまで、生理現象による欲求を我慢してきた会長。

這松に貴重な栄養を与え、自身も少し軽量化してスッキリ。

そして、バックには富士山です。


若妻は山に来ると開放的になるようです。


先行パーティーがもたついてるので

取付のテラスで、富士山バックに各々記念撮影タイムです。

 


益子さんが、一番で取り付きます。



先行パーティに途中足止めを食らったらしく

登攀中の益子さんが撮影してくれました。

待ち時間も楽しく!さすけね~精神です。


Aパーティーフォロワーのす~さん。

軽やかに登ってきます。


Bパーティーは終始KONちゃんがトップでした。。。

 


富士山。ここなんかよりスゴイ混んでるんだろうな~

遠くから見るにはいい山です。


Bパーティー、終始フォロワーだったスダッち。

フィックス&懸垂下降用のザイルが重い。。。



行く手を阻むピラミッド。

KONちゃんにとっては、直登したい欲求を抑えることが本日の核心だったようです。

「ボルダーマットがあれば、ここで遊べるのにな~」とのことで

本日は、北岳でマットレスで残念・・・だそうです。


ちなみに、ここは、右にちょっと行って、登ります。


会長が、弟子のMEGUちゃんにボディービレーを教えてるとこかな?


マッチ箱から懸垂後のピッチを見上げる。



数年後、僕たちは、「情熱○陸」で、こんな映像を見ることになるかもしれない。。。


どこでも、小さな巨人は笑顔です。


あともう少し!


ほぼ、歩いてます(@_@;)


走ってます\(◎o◎)/!


で、予想通り、最終ピッチはDガリーパーティーと合流するので大渋滞。。。


渋滞にはまって変なところで、足止めです。


待ち時間は、楽しく記念撮影タイムです。

 

KONちゃんの城塞ハング、オールフリー、オンサイト!!

 

 

3000m超で一服タイム。平地より若干クラッときますね~

益子さん、顔色悪いけど大丈夫?

 

会長、MEGUも無事到着

KONちゃん、スリングの件は後ろのおっさんだよ



【MEGUちゃんのお花コーナー】

 

 

 

無事登頂~

 

 

 

 

肩の小屋からは綺麗な雲海

 

 

下山路。綺麗な稜線がが、疲れた体を癒してくれます。

 

 

 

ブロッケン現象、神秘的!感動!(初めて見ました。)

 

甲斐駒をバックに記念撮影

何時かは、赤蜘蛛行きたいね。

 

 

18:00 御池に到着。

さっきまで登っていた4尾根を見上げます。


その後は、盛大に飲んで、食べて、寝ました。


僕たちは、城塞ハングを全員が登り切った後で、雨が降ってきたので

ラッキーにも明るい時間に下山できましたが、

後続のパーティーは、濡れた岩と渋滞で、ヘッデン登攀組も確認できました。


天候、メンバー、CLの好判断により、

本当に充実した最高の山行となりました。


また、先を譲ってくれたパーティーの方々には、

感謝しても感謝しきれませんが

とても申し訳ないことをしたようで複雑な気持ちです。

ここで、改めてお礼申しあげます。


スダッち


コメント (3)
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