フィエスタの谷 山行記録

【福島県勤労者山岳連盟所属】フィエスタの谷は山に登る事が好きな仲間の集まりです

富士山 2011年12月23~25日

2011-12-25 | 山行記録

今回は新潟山岳会と下越山岳会の皆さんのご厚意により、

富士山での雪山訓練及び登頂に参加させていただきました。
 

 
12月23日 9:00富士スバルライン~5合目駐車場~BC~3350m~雪山訓練~BC宴会
 
12月24日 8:00BC~山頂~BC宴会
 
12月25日 BP~5合目駐車場~温泉~福島
 

 
 
11月のある山の会合でお酒の席で、
 
新潟山岳会のYASUさん、hodakaさん、ヒラッぺさんが
 
12月の連休に富士山へ行く計画があるということで
 
私も計画に参加させて頂けるようお願いした。
 
 
お酒の席の話であったが、
 
YASUさんのご厚意のもと実現することができました。
 
 
冬の富士山登頂は、いつか実現したいと考えていた。
 
12月の初旬に実行する計画でいたが、色々な事情(忘年会?)で不確定延期となっていた。
 
そんな時に舞い込んだ話であり、とても楽しみにしていた。
 
直前に、以前から良くしていただいていた
 
下越山岳会のLTQさんも参加するとの知らせが入り、
 
益々山行が楽しみになってきた。
 
 
 
 
12月23日に富士スバルライン入り口で待ち合わせし、いざ出発。
 
 
お久しぶりの方々、初めてお会いする方と私を含めて8名での山行です。
 
これだけの大人数で登山するのは久しぶりでワクワクします。
 
 
初日はBC付近で雪山訓練の予定である。
 
BCに昼過ぎに着きテントを設営し雪山訓練となるが、
 
あまりにも天気が良かったので私だけアタックさせて頂く事になった。
 
 
BCは3000m前後の売店のウッドデッキ上で最高の場所である。
 
八ヶ岳、北アルプス、中央アルプス、甲斐駒ケ岳等すべてが見える。
 
BCから見上げる山頂は近くに見え、
 
2時間程度で登れるだろうと甘く考えていたが、
 
実際には1時間歩いて3350mだけで、
 
3200mを超えたあたりから、10歩進んでは休憩という感じで、いつもの様に歩けない。
 
頭痛などは無いが、ただ思うように足が前に進まない。
 
初めての感覚である。
 
 
現在の時間が14:40 山頂まではまだ400m以上、
 
とても明るいうちに下山することができないのでここで敗退下山とする。
 
BC到着後は雪山訓練に参加し、滑落停止やコンテ等を指導していただいた。
 
 
フィエスタでは、雪山志向の人数不足などにより
 
合同訓練が行われないのが通常なので、
 
この様な訓練に参加できるのはとてもありがたい。
 
夜は、5人用のエスパースに8人入り遅くまで、
 
色々な山の話に花が咲き、楽しい宴となった。
 
 
 
12月24日、本日も快晴である。
 
 
昨日登ったところまでは問題なく登れたが、
 
3500m前後から昨日の様な状態になる。
 
先行する女性2人にも追い付けず情けない気持ちになるが、
 
なんとか一歩づつ前進する。
 
本8合目の鳥居を過ぎてからの登りが長く、
 
 
この辺りでガスに包まれ景色も見えなくなった。
 
ただ心配していた突風が無く、高度障害と寒さとの戦いとなる。
 
やっとの思いで頂上直下の鳥居にたどりつき、山頂へと上がる。
 
ガスで景色は見えない。
 
 
珍しくお湯を飲み、行動食を食べる。
 
だまっていると手の指先がジンジンしてくる。
 
いったい山頂の気温はマイナス何度なのだろうか。
 
とてもお鉢周りなどできる状態では無く、すぐに下山開始とする。
 
不思議なもので下山は高度障害は感じない。
 
少しづつ高度を下げると気温も上がったように感じられ、
 
手のシビレもおさまってきた。
 
あれだけ苦しんだ登りだったが下山はあっという間だった。
 
 
BC到着後はグダグダタイムとなり、そのまま夜の宴になった。
 
この日も遅くまで楽しい宴会になった。
 
初日は、新潟山岳会名物「鴨鍋」、
 
24日は「スペシャルカレーと特製クリスマスチキン」と豪勢でとても美味しい食事であった。
 
夜は富士山らしく風が吹き荒れ、テントが激しく揺らされた。
 
高度3000付近での連泊は初めての経験で、とても貴重な体験となる。
 
 
 
12月25日、風が強いが天気は上々である。
 
BCを撤収し5合目駐車場へ下山する。
 
LTQさんが、売店のおじさんに気温を聞いてみるとなんとマイナス15℃との事、どおりで寒い訳だ。
 
売店の前の看板を見ると山頂は、マイナス28℃であった、
 
BC付近は、マイナス20℃くらいだったのではないか。
 
下山後、皆で温泉に入り解散となった。
 
今回は本当に楽しく、今までに経験したことのない高度や温度、
そして雪山訓練と貴重な体験ばかりさせていただきました。
新潟山岳会、下越山岳の参加された皆さま本当にありがとうございました。
また機会がありましたら宜しくお願いいたします。 
by 沼ッチ

 

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磐梯山 2011年12月18日

2011-12-21 | 山行記録

メンバー L:蔵王仙人  沼ッチ
記録>
8:15 猪苗代スキー場登山口
11:35 沼の平
13:30 猪苗代スキー場登山口


蔵王仙人とは久しぶりの山行となる。
昨年から今年にかけての蔵王連峰全山縦走以来だから、ほぼ一年ぶりである。

今年の年越し冬合宿の朝日連峰大朝日岳の打ち合わせと靴ならしを兼ねたトレーニング山行だ。
蔵王仙人は、ヒマラヤ経験が3度ある。
当会にも自称アルピニストが数人いるが、蔵王仙人は本物である。
ヒマラヤの話や登山感等、久しぶりに色々な話をしながの楽しい登山となった。
しかし、磐梯山は完全に冬山で、スキー場がいつオープンしても良い状態で、
トレーニングとはいえ、ツボ足で膝までのラッセルの登りはきつかった。
(本当はワカンを持ってくるのを忘れただけです)
沼の平で休憩し、トレーニング終了としました。
来週は富士山、年末年始は朝日連峰と予定も決まり、準備にも熱が入ります。
来年には私にとっての超ビッグイベントが控えております。
その為にも、冬山トレーニングを増やし少しでも強くなろうと思います。
(ビッグイベントは正式に決定したら発表します) by沼ッチ

 

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