フィエスタの谷 山行記録

【福島県勤労者山岳連盟所属】フィエスタの谷は山に登る事が好きな仲間の集まりです

2020総会 in いわき

2020-03-21 | 会の活動

フィエスタ総会は、2020年3月14日(いわき市 湯の岳山荘)にて、11名の参加と欠席会員の委任により開催しました。
協議事項および会計報告については、滞りなく承認されました。
その他に会員の入退会の連絡や近況報告、今秋のネパール遠征&応援ツアー、会山行の予定などについて話が出ました。

また、今年も引き続き労山福島県連の事務局として、会員一同盛り立てていく予定です。
フィエスタの会では、以下の行事を担当しますので、ご興味のある方はご連絡お待ちしています。

2020年5月9日(土)~10日(日)  岩登り講習会@杉滝岩【中止】
2020年11月28日(土)~29日(日) 福島登山交流集会@いわき青葉の岩場
2021年1月22日(土)~23日(日)  レスキュー講習会@いわき青葉の岩場

 

総会後は、お楽しみの懇親交流会です。こちらも貴重な情報交換の場ですよね。
遠方からのゲストも続々と到着し、何度も乾杯が続きます。

  

翌3月15日は、前日の雪模様から一転して素晴らしい晴天に恵まれ、青葉でのクライミングを楽しみました。
午前中はいつもの「南のエリア2」の人気ルートにロープを張って、初級者から上級者までたくさんの課題を登りました。
青葉の人気者Tooちゃんの「だめだ~」「やーめた」も健在でした。大勢で登るのもまた楽しい。

昼には急ぎ「北のエリア」へ移動。最近「チームジャンダルム」の方により再整備が実施され、新たなルートも開拓されました。
初心者がトライできるグレードも用意されていますが、初めてのエリア、初めての課題は手強い。
ワイワイとオブザベーションをしつつ、新鮮な気持ちで岩と向き合うことができました。ぜひ再訪しよう!

   

【編集後記】今年は会員と一緒に何回山へ行けるかな、たくさん行けるといいな(企画よろしくです)
また、引き続き会員だけでなく「山を楽しみたい」仲間と広く交流し、山行を共にしていきます。
事故のない安全な登山に努めますので、ぜひフィエスタをよろしくお願いします。

(編:Ai)

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【報告】全国登山交流会(2019/11/23-24)

2019-11-29 | 会の活動

2019年11月23日(土)~24日(日)約40名の参加者を迎え、福島県いわき市において全国登山交流会が開催されました。
あいにくの雨模様となり、岩場は見学のみでクライミングが出来ませんでしたが、多くの方に白水阿弥陀堂とみろく沢炭鉱資料館の見学、石炭(すみ)の道ハイクも楽しんでいただきました。

当日の様子を写真で紹介しご報告とさせていただきます。
青葉はこれからシーズンインとなりますので再訪を是非お待ちしています。

全国登山交流会参加の皆様へ
悪天候の中、参加された皆様誠にありがとうございました。いたらぬ対応等あったと思いますが、皆様の笑顔に救われた思いです。
天気の良い日にまた福島いわきの山においで下さいますよう願っております。
福島県勤労者山岳連盟、理事長 生田目 武

 
今回は素晴らしい講演会場をご用意いただいた。スパリゾートハワイアンズ ラピータ水星で挨拶する生田目氏。


炭鉱経営から観光(なぜハワイ?)への転換、東日本大震災を乗り越えた常磐文化についてユーモアを交えながらお話しいただく坂本氏。


人気ガイド五十嵐氏は、山を彩る景色や色鮮やかな花の写真を使い、東北の山の魅力を存分に案内いただいた。
会場からは「あー(行ったことある)」や「そうそう」などの声も聞こえ再発見も多い内容だった。


湯の岳山荘に移動し、お楽しみの懇親会で親睦を深めた。


翌日は小雨の中、青葉の岩場を見学


白水阿弥陀堂は紅葉の真っ盛り


みろく沢炭鉱資料館では、館長の説明をお聞きし、実際にトロッコを動かしていただいた。


青葉での集合写真。上記以外の写真もアルバムに収載していますので、よろしければご覧ください。

アルバム:全国登山交流会2019

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【開催案内】全国登山交流会(2019/11/23-24)

2019-11-23 | 会の活動

全国登山交流会開催のお知らせ

昨年に引続き福島の復興と交流を目的にいわき市にて登山交流会を開催いたします。

いわき市は首都圏から常磐線特急で2時間程度の場所にあり、東北の最南端に位置します。
東北では仙台市に次ぐ34万人が暮らす四季を通じて温暖な場所です。
阿武隈山地と太平洋に挟まれ、古くから温泉地(日本3古泉の一つ湯本温泉)があります。
フラガール誕生のスパリゾート・ハワイアンズも湯本温泉にあります。

今回は湯本温泉から近い青葉山(最近冬期のクライミングで有名な青葉の岩場)と
麓にある国宝・白水の阿弥陀堂、常磐炭鉱の発祥地等を見て歩く2つのプランを実施予定です。
温泉、クライミング又はハイキングを楽しみたい皆様の参加をお待ちしております。

【実施要項】
日  程 2019年11月23日(土)~11月24日(日)
集合場所 23日午後2時 ホテルハワイアンズ・ラピータ水星(会場名)
     〒972-8326 福島県いわき市常磐藤原町蕨平50 TEL 0246-43-3322(ホテルフロント)
アクセス https://www.hawaiians.co.jp/access/index.html
     *JR常磐線、湯本駅からはハワイアンズまで無料送迎バスあります。
     *車で来られる方はいわき湯本I.C下車5分→ホテル駐車場を利用
宿泊場所 23日夜、湯の岳山荘(親睦会・宿泊)電話0246-44-3273
対  象 労山会員及び同行者
持参装備 青葉の岩場に行かれる方はクライミングギア
募集人数 60名程度
参 加 費 湯の岳山荘 一泊夕食付 税込5,000円 現地までの交通費各自負担
     *朝食は豚汁等はご用意いたします。おにぎり等持参下さい
     *寝具ありますが持参可能な方は寝袋の用意下さい
申 込 み 申込書に記載の上、下記宛に連絡願います
     福島県勤労者山岳連盟、理事長・生田目 武
     〒972-8313 福島県いわき市常磐岩ケ岡町台3-18 TEL 090-1379-8325 FAX 0246-43-0365 Mail ginza911jp@yahoo.co.jp
締  切 11月18日(月)

【スケジュール】
11月23日(土)
13:30 集合受付開始 スパリゾートハワイアンズ内 ホテルハワイアンズ・ラピータ水星 
14:30 交流会及び記念講演開始
     *福島県復興状況講演、山岳ガイドから東北の山講演
     *坂本 征夫 氏(常磐興産株式会社 元取締役・復興講演) 
     *五十嵐 潤 氏(山岳ガイド・東北の山の紹介)
17:30 湯の岳山荘に移動(ハワイアンズからは送迎あり車で12分)
18:00 懇親会開始~湯の岳山荘泊

11月24日(日)
9:00  青葉の岩場へ移動(クライミング希望者)
     国宝 白水阿弥陀堂へ移動→徒歩にて弥勒沢常磐炭鉱資→青葉山【青葉の岩場見学・昼食】(ハイキング希望者)
     *昼食は各自ご用意願います。
14:00 湯本温泉入浴後、JR常磐線、湯本駅にて解散

【コース案内】
*やまふくの【いわき】冬のぽかぽかクライミングと温泉パラダイス 青葉の岩場 にも紹介されています
*写真をクリックすると大きくなります
青葉の岩場 岩場からの眺望 白水阿弥陀堂

【講演者紹介】
五十嵐 潤 氏
登山ガイドサービス3GAKU 代表 / 登山ガイド, インタープリター
・公益社団法人 日本山岳ガイド協会 認定ガイド
・東北山岳ガイド協会 所属
・1983年生まれ AB型、福島県在住 
<資格・経歴>
・公益社団法人 日本山岳ガイド協会 登山ガイドステージII
・FTVカルチャーセンター登山教室 講師補佐
・公益財団法人 キープ協会 環平成24年度 環境教育事業部 実習生 修了
・環境省 平成24年度エコツーリズムガイド育成研修 修了
・東京大学大学院 総合文化研究科 広域科学専攻 修了(修士(学術))
・アマチュア無線免許(4級)
・ILCOR準拠Adalt CPR ライセンス
<主な登山経歴>
・2013年5月 北米大陸最高峰デナリ(マッキンリー)単独登頂
・2014年2月 南米大陸最高峰アコンカグア 単独登頂
<メディア出演>
・NHK BS にっぽん百名山 安達太良山 (2018/4/9 放送)他多数
・サポート:patagonia, finetrack

坂本 征夫 氏
・常磐興産株式会社 元取締役
・震災から現在までの観光施設からみた復興状況の講演
・坂本様は全国各所から講演依頼も多く有意義な講演になると思います
<経歴>
・昭和20年福島県いわき市生まれ。昭和42年中央大学経済学部卒業後、同年、常磐炭礦株式会社入社(現常磐興産株式会社)
 観光事業本部副本部長兼ハワイアンズ総支配人、取締役企画室長
・現在は震災から現在に至る観光事業からみた復興の歩み等を常磐炭鉱の歴史を紹介し講演活動を全国で展開中

   

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レスキュー講習会(2019/6/22-23)

2019-07-03 | 会の活動

講師:K野(記) 参加者:山形県連 1名、宮城県連 6名、福島県連 13名

6月22日に労山東北ブロックレスキュー講習会をいわき市の 湯の岳山荘 周辺で実施しました。
山岳会に入会し歴史が浅いので、講習会がスタートした経緯は分からないけれど、元々は3県(山形・宮城・福島)の持ち回りで開催していた行事のようです。
ここ数年は宮城県連が主管し講習会が開催されていました。

前年に行われた講習会の講師を私が勤めたこともあり、今回の開催は福島で…となった次第です。
この時期の行事で思うことですが、梅雨時期のため天候に左右されないスケジュール&各県の参加者の訓練場所、宿泊場所、飲食など事前の調整が必要です。
また、各県の山岳会を構成する人数も年齢、集まる方の知識や技術も様々のため、どこに基準を置いた講習会内容にするか悩みどころです。

今回は、応急手当を含んだ次の「3つの内容」で構成しました。
①基本的なこと
②本チャンであり得そうな事態に対応すること
③ロープワークでここまでできるぞ的なこと





応急手当は、最近山小屋でも設置されているAEDの使い方、心肺蘇生法、山屋に一番多い外傷に対応する三角巾法としました。
宴会までの時間の制約がある中、全員に体験してもらうことを心掛け、皆さんで実施しました。
とーちゃんも新潟での全国救助技術交流集会以降、自ら三角巾を購入し、練習に励んでくれたおかげでサポート役も様になっていました。



翌日の天気も微妙なため、湯の岳山荘の木材加工所の軒を借りて、簡単な引き揚げシステムを作成しました。
座学のみでは分かりにくい部分について、1/3~1/5システムの設定を体験することで補えたと思います。

 

駆け足での初日の講習会を終え、メインの交流会に突入。
高級仕出し弁当、手作りトン汁、相馬の荒さんが差し入れてくれた美味しいお寿司を頂きました。
皆さんが持ち寄った自慢の銘酒、とーちゃんが手配した生ビールのお陰で盛大な宴会となりました。

 

2日目は 青葉の岩場へ移動し、谷地を挟んだハイラインの設定と岩場でトップが滑落して行動不能に陥ったことを想定した実技を行いました。
やり方は、1つではなく、その時々の状況でリーダーが決めれば良いと思います。
物理の法則に反せず、システムが崩壊しない方法であれば、その場に居る皆が分かりやすく、シンプルな方法でやるのが一番良いです。

 

事故が起こり資機材の準備を済ませてレスキューに行く場合と、事故が起こりその場で事故に対処するセルフレスキューでは、難易度も安全率も全く違ってくるけれど、技術の引出を増やすことで対処方法の幅は広がってゆくと思います。
皆さん~定期的にトレーニングをしましょう。

青葉の岩場については やまふく に詳しく紹介されています ⇒【いわき】冬のぽかぽかクライミングと温泉パラダイス 青葉の岩場

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全国救助技術交流会(2019/5/25~26)

2019-05-27 | 会の活動

メンバー:K野(記)、NmTm、Tooちゃん
※一部の写真は、ご承諾をいただき https://teambanzai.exblog.jp/27619011/ より転載させていただきました。厚く御礼申し上げます。

5月25、26の土日、日本勤労者山岳連盟が主催する「第2回全国救助技術交流会」に参加してきました。
同じ日に、他の山行予定も重なっている会員が多数いたこともあり、N田目さん、Kとーちゃんと、私の3名での参加となりました。
全国連の行事に参加するもの初めてですが、来月地元開催する沢搬出訓練の参考になればと・・・半分研修目的です。
今回、研修ということでフィエスタの予算で、交通費を補助していただきました。

「第2回 全国救助技術交流会」の開催地、新潟県新発田町は、内の倉ダムの湖畔に「杉滝岩」というクライミングスポットがあり、ダム周辺ではキャンプも可能という素晴らしい場所である。
ちなみに、今月11、12日と福島県連のクライミング交流会でも「杉滝岩」に来ており今月2度目の訪問である。

 

前回の「全国救助技術交流会」は長野県、第2回目は、ここ新潟県、磐越自動車道を使えば3時間弱の距離である。
少年自然の家「あかたにの家」へ昼頃到着し、受付をすませる。
受付のおねーさんから、到着したみなさんは、すでにロープ登はんの練習をしていますよ!! 今回は強豪揃いとの情報。
練習できる時間が限られているので、早めにどうぞと進められる。

強がって「大丈夫です・・・」と言ってしまった。
このロープ登はんは「シングル」「ダブル」の2種類のロープを登り合計タイムを競うというもの。最低1か所のバックアップを設定する。との条件のみのタイムトライアルである。
とーちゃん、N田目さんは、そもそも競技に参加するつもりもないので、練習は関係ない。宿泊する部屋へ荷物を搬入し、夜の宴会まで~部屋でゆっくり休憩と思っていただろうが・・・部屋への荷物搬入早々、体育館へ見学に行こうと無理やり誘った。
しかも、私はフル装備・・・練習する気満々である。

登るロープの太さによって、使用する道具を変えようと思っていたので、下見は重要である。

参加者の中にフルボディーハーネスの方がいた。一瞬同業者がと思ったが・・・ぶら下げている道具でロープアクセス系の方だと分かった。(北海道 安藤さん)
当然、私もフルボディーハーネスを着装、邪魔なビレーロープは背面に接続した。
完全に商品狙いで行きます。

ダブルロープはPetzlのシャントを使用し、アブミにしようか迷ったが、10mもない高さがなので、シャントをバックアップにして腕力で登った。

本来「救助技術交流会」とのタイトル通り、クライミング中における様々トラブルを想定した対応策を、みなさんでお披露目し、技術を共有して安全につなげようとの趣旨ではないか・・・こんな、技術の欠片もない力技でのみで、勝ちに行きたいかと・・・心の葛藤が0.1秒ほどあったが、優勝商品に目がくらみ・・・気づいたら登ってしまっていた。
これが一番早い!!

 

宴会で、競技界の成績発表
めでたく、商品ゲット「グレゴリーのRescueザック」
一般には市販されておらず、山岳会、救助組織向けのラインナップらしい・・・

きて宴会はというと、さすが全国大会、持ち寄られた日本酒の銘柄がすごい~い!!
日本酒を飲まない私も、興味をそそられる面白いパッケージがたくさんあった。

おいしい料理と、お酒、山菜の数々・・・新潟県連のスタッフの皆様大変お世話になりました。

  

翌日は、山筋ゴーゴー体操グループと杉滝岩のクライミンググループに分かれての
交流会、フィエスタの3名は、もちろんクライミンググループに入り杉滝岩を目指します。
朝食におにぎりと味噌汁の差し入れもあり、米どころのおいしいおにぎりと、味噌汁をいただくことができた。

杉滝岩では懸垂降下の検証、アルパインクライミングにおいて、懸垂降下中の事故は重大事故に直結します。
普段のお仕事中の懸垂降下はスピード優先なのでバックアップ取らないけど・・・山岳エリアは不確定要素が多いので、みなさんきちんとバックアップ取りましょう。

今回、初の全国連の行事に参加し、商品までゲット、全国の様々な山のスペシャリストの方と触れ合うことができました。

来月は、初めてのRescue講習会を地元開催です。
今回学んだことを参加する皆さんに~お伝えできればと考えています。

 

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忘年会2018

2018-11-11 | 会の活動

11月3日フィエスタ恒例の忘年会がいわきで開催されました。

今年はゲストに青森の山岳会たかじょの3名が夏の朝日の沢の縁で、はるばる青森から参加。また青葉の常連さんやスぺシャルゲストで登山界のレジェンド飛田さんと登山界の母 寺沢さんにも参加していただき、面白いお話も聞く事が出来とても有意義な宴となりました。楽しすぎて写真を撮るのを忘れておりました(^_-)

若い強力なメンバーも増えて、これからの山行も楽しみですね。

もちろん、宴会の前後は青葉です。いよいよ青葉のシーズンも始まりですね。今年こそは頑張らないと……

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レスキュー講習会(2018/7/22)

2018-07-28 | 会の活動

メンバー:K野さん(記)

労山宮城県連の橋本さんから依頼を受けて、レスキュー講習会の講師として指導した。
参加者は福島登高会の方と宮城県の方で約20名程度。

内容としては、支点作成、引き揚げシステム、ハイライン系の設定をRescue的な目線で指導してきました。
あくまで、救助活動が主体なので、セルフレスキューのような手持ちの資材で~なんとか救出ではなく~
ちゃんとした設定と活動の原理原則を指導。
この中から自分の山行形態にあった、使える技術を学んでもらえれば良いのではと思い行ってまいりました。

手持ちの少ない資機材で救助活動することも可能ですが、資機材を減らすリスク、増える手順と労力を総合的に判断できれば、
バックアップが2重・3重になくとも、セルフレスキューとしては「あり」だと思います。

 

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東北ブロック沢救助搬出訓練(2017/6/24~25)

2017-06-29 | 会の活動

6月24、25の両日、宮城県で行われた東北ブロック沢救助搬出研修会へ参加しました。
参加者は、宮城、山形、福島(郡山・いわき)で26名の参加者です。
皆さん、セルフレスキューに対するモチベーションが大変高い方ばかりでした。

今回の内容は、前年度に行われたチロリアン救出・振り子救出の復習と検証を兼ねた内容でした。
事前に、前年度行われた訓練内容がweb上に資料としてあるので、各自、自己学習してきてくださいとアナウンスがあり、まじめな私は、もちろん事前にチェックしました。
画像だけではどうしても疑問な設定箇所が数か所あったため、前年度の参加者に質問してみましたが・・・結局、単に設定が間違っていただけのようです。
設定した理由を尋ねても、「疑問に思ったけど、このように教えられた」との回答でした。
数か所 ?? な部分がありましたが、今回はすべて別な方法で実施しました。
  

救出方法は、救出ポイントのロケーションや現有資機材によって変わりますので、1つではありませんが、救出方法のなかで、なぜこの様な設定にするのか、明確に回答できない指導は行うべきではないと思います。危険ですので・・・
物理の法則には誰も逆らえませんので、すべての設定において説明ができるはずです。
  

普段...一般の方に救助法の設定やロープに掛かるベクトルの話をしても~大抵 ?? な表情をされて来ましたが、Rescueを本職としていない一般の方で、これほどスムーズに活動できるとは、基本スペックの高さに驚きでした。
【報告者:草野 高行】

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2017総会 in いわき

2017-04-09 | 会の活動

今年度のフィエスタ総会は、11名の参加と欠席会員の委任にて2017年3月25日に開催しました。
会務および会計報告に続いて、役員改選があり新しく会長に沼田さんが選任されました。
その他、役割分担、入山・下山連絡方法の確認、講習会を取り入れて行くこと等、会運営について会員間の意見交換を行い、4月から新体制においても、引き続き事故のない楽しい山行に努めます。

以下、新旧会長の挨拶です。

◆会長退任にあたって◆
2010年~足掛け8年弱に渡って会の代表をさせて戴き会員各位の暖かいご支援もあり、大きな事故もなく山を楽しめた事を感謝いたします。
思い起こせば創立間もないフィエスタの谷に入会し無茶な山行も多々ありましたが、今になればひとつひとつの山が昨日のように思い出されます。
当時を知る会員も少なくなりましたが若いメンバーも揃ってきているので何も心配しておりません。
また栃木組会員の加入も大きな力になりました。

いろいろな山を楽しめる会になって来ていますが、発足直後に通った御神楽のスラブ群や3年通った穂高・屏風岩等、何か目標を持って登るのも今後必要なのかな?と個人的には思っています。私も還暦直前となり心の片隅にやり残した欠片の様な山を拾いながら登って行きたいと思います。なるべく一人で山と対峙出来る時間を増やせたら幸せです。

沼田新会長の基で会員各自の山を追及して下さい。そして楽しんで下さい。
長期に渡り会員にはお世話になり本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。

◆新会長あいさつ◆
若輩者で大変恐縮ですが、今年度より会長職を拝命いたしました沼田です。
前会長の生田目さんが現在のフィエスタの良い会風やバラエティーに富んだ山行スタイルへ導いてくれたと感じており、とても感謝しております。
私自身も、生田目さんとは多くの山行を共にし、色々な事を教えていただきました。

現在は、フィエスタの山行を気に入ってくださり、若いメンバーや強く志が高い仲間が多数増えました。とても、うれしいかぎりです。
最近も、事故もそうですが悲しい山岳事故が後を絶ちません 。私たちの会では事故を無くし、真摯に自然と向き合い楽しく山とお付き合いができるグループにしたいと考えています。
会員の皆様の力を借りてより良い山岳会にして行きたいと思っております。どうぞ宜しくお願いいたします。

写真をクリックすると拡大します
親睦会 新旧会長 極寒の青葉

【編集後記】さて、もちろん総会の後は親睦を深める宴会、青葉でのクライミングでした。なかなか会員の予定を合わせるのも難しく、各自が目指す目標も様々ですが、皆で誘い合っての山行や安全登山のため経験や知識や技術の共有ができればと思います。今年度もフィエスタをよろしくお願いします。

(編:Ai)

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東北雪崩講習会 ビーコン捜索コース受講(2017/2/26)

2017-03-10 | 会の活動

1.実施日時  平成29年2月26日(日)8時30分から16時00分
2.実施場所  宮城県刈田郡蔵王町 すみかわスノーパーク
3.実施人数  ビーコンコース 5名
4.講師    鈴木孝氏

【報告者:草野 高行】
1月22日の日曜日、しばらくぶりにPCのメールをチェックすると、宮城県連からの東北雪崩実技講習会のお知らせメールが転送されていた。
勤務スケジュールをチェックすると、ちょうど休みである。
私が山岳会に入った目的は、山が好きというよりは・・・自分の知らない事(技術)に対する興味、行ったことのない場所、行くのが困難な場所、困難に遭遇したときの対処法などに興味があったからである。(だから、山の名前はあまり知りません。)
その点、山屋さんの領域は、私には未知の領域であり、学びたいことが沢山ある分野である。いままで、沢からの搬出訓練など、いろいろ行きたい講習会があったが、どの講習会も移動日を含めると、仕事のスケジュール調整が困難で、いつも参加できずにいた。
今回はちょうどタイミングが良かった、おまけに会の皆さんの計らいで、受講料を負担していただいた。ラッキーである。

雪のほとんど降らない場所に住む、私にとって雪に対する知識はほとんど無く、冬山は、憧れと共に恐怖の対象でもある。臆病な私は、たいてい行動を起こす前に、安全対策から入るのが基本であるが、本を読んでも、道具をそろえても、実際に使いこなせなければ話にはならないし、格好が悪い。
雪山への憧れから、ビーコンを購入してみたものの・・・一人では練習できないので、大変に行きたかった講習会である。

【2/25】
前日の25日(土)にいわき市を出発し、講習会には、勝見さん、慎也君と私の3名で参加、都合により講習会には参加できないが、生田目会長は勝見さんの監視役で同伴することとなった。ビーコンコース(勝見・草野)・弱層テスト・雪質観察コース(鈴木)の参加予定。
18時ころに、宿泊場所の宮城県蔵王自然の家に到着、入り口近くで、施設職員と会長が立ち話「私は宴会のみの参加です。」と言った途端に、「こここは宴会はできません。」と注意される。
出発前に、自然の家のホームページで確認したが、アルコールに関する記載は無かったものの、「県自然の家」という性質状、やはりアルコール&たばこは禁止でした。
経験上、周りに迷惑にならない範囲で、酒はこっそりと嗜み、空瓶、空缶等の痕跡を一切残さず撤収すれば、大人の対応で黙認されていた部分であるが・・・勝見のとーちゃんの行動が心配である。

部屋で他の岳連の方との小宴も中盤になったころ、心配していた通り、勝見のとーちゃん、非常口での喫煙ホタル族が警備員に見つかり、施設スタッフが飛んでくる。久しぶりに小学生のように怒られる大人をみた。

屋外階段に通じる非常口は、たばこが吸いたいときは、「ここなら大丈夫じゃない。」と私が、こっそり教えていた場所であるが・・・
非常口の扉を閉めずに、たばこを吸っていたらしい~廊下から丸見えじゃ、警備員に見つかるはずです。
いつもの灰皿持ってきているし、ちょっと甘やかしたのがイケなかった。酒盛りの最中にスタッフが苦情に飛んで来たので、あわててタオルで酒瓶を隠すことになった。

施設は、宿泊費が安いので文句は言えないが、風呂にシャンプーや石鹸なし、スリッパなしの部分は、事前のアナウンスがほしかった部分である。鉄筋コンクリートの冷え切った廊下を素足で移動することになった。

【2/26】
講習会当日は、6時に自然の家を退館し、近くのコンビニで朝食を受け取り、すみかわスノーパークに移動と講習会のスタップより説明をうける。

朝5時に起床すれば、十分間に合う計算だが、パッキングや準備が遅い私は4時30分に起床し、ヘッデンで1人コッソリ布団をたたんでいると、物音に敏感に反応したとーちゃんも起きてしまった。まだ、みんなが寝ているのに、しゃべりだしたので、同室の方を早く起こす結果となった。

時間があるので、余裕で受付できると考えていたが、朝食を受け取ったコンビニでのんびりし過ぎ、すみかわスノーパークへのアプローチを間違えたりしたため、受付に遅れてしまい、皆さんに迷惑をかけてしまった。1時間30分も、早起きしたのに反省である。

【講習会】
実技講習会は、事前に仙台市内で11月に行われてた机上講習会の受講が前提で話す内容なので、容赦なく専門用語が飛び交う。

私が、この講習会の案内を知ったのが、メールを転送された1月の後半であるが、申込書には、下記のように記載されていた。
---記---
机上講習会 2016年11月27日(日)12:00~17:00に仙台市戦災復興記念館研修室にて雪崩についての机上講習会を行ないますので、机上講習会にも必ず参加して実技講習会(2月26日)に臨んで下さい。
---------

前年度の文書データを利用し、日付を間違えているのか??。と思っていましたが、この講習会参加の案内文は多分もっと早くに回覧されていたのでしょう。
ビーコンの使用経験もほとんどありませんし、机上講習会に参加していない~私ととーちゃんは、まったく、周りの人についてゆけません。

また、案内文に事前には、「当日テキストをお渡ししますが、山と渓谷社発行の「山岳雪崩大全」を購入し事前に学習を行ってください。」とも記載されていたので、この本は購入し、事前にチョットは勉強していたので~なんとかなりました。

しばらく講師の鈴木先生と「分かりますか」、私「分かりません」と元気よい、やり取りが続き~進行が更に遅れ気味となりました。
勝見のとーちゃんは、先生の説明 ⇒ 私の解説との通訳で、多分理解できたと思います。

この講習会で学んだことは、ビーコンの基本である。特性、操作方法、ビーコンアンテナの相違、効率の良い捜索方法、プロービング、救出方法、搬送方法などです。

ビーコンは、457khzkの周波数に統一されているが、メーカーにより、457.○○の小数点以下の部分でバラつきがあり、埋没対象者との距離表示に誤差があるため自分の使用する機種の特性を理解すること。
磁力曲線をイメージし、いろいろな格好で埋没している対象者の発する電波を拾い、素早く救出すること。
複数埋没者には、リーダーが救出相手のトリアージを行い、隊を一か所に集中させずに、効率のよい救出活動の指示をすること。
掘り起こすときは、プロービングした目印にスコップを集中させてしまいがちだが、1メートルほど、斜面下側の離れた部分から堀りはじめた方が効率が良いことなど、初心者が陥りやすいミスをすべて経験し、指導されてきたので、たぶん実際の現場では、基本的動きは少しは可能ではないかと思います。

文章ですべてを説明することは、困難であり、トレーニングも続けて行かないと、一定のレベルの維持はできませんが、冬山で遭遇するトラブルに対処できるよう、様々な講習会の参加やトレーニングはしてゆきたいと思っております。
今回、受講した講習会の内容は、機会がありましたら、参加を後押ししてくださいました皆さんに還元してゆきたいと思います。

【写真集】

雪面を2mほど切り崩し、所定の位置にビーコンを埋める


1m・2m位置に発信状態のビーコンをセットし、自分のビーコンがどのように反応するかを確認する


とーちゃんは、雪面堀の総指揮です


埋まっているビーコンの状態で自分が受信する磁力線の形が違うので、反応の違いを体験します
当然、相互のビーコンが縦軸方向で向き合っていれば、遠くまで強い電波を受信できます


10メートルごとに旗を立てて、自分のビーコンの捜索可能な距離を体感する

捜索対象者に接近したら、十字検索法によりさらにピンポイントに検索
もっとゆっくりビーコンを動かすように注意される


埋める深さも変えてやってみる。ビーコンの反応が違う


カメラを向けると~とーちゃんは、あいかわらず的確な指示を出している感じのホーズをします


プロービングからの掘り起し作業
掘り起こした雪を移動させるコンベア体系で作業します


プロービングで埋没位置を特定。早期に気道確保をします


人形を掘り起し、担架に収容
外傷を追っている可能性があるので、あくまで頸椎から脊椎保護を考慮したJPTEKのプロトコルに沿った行動でおこなう


ザック3個を連結し簡易担架を作成。側面にストックやスキー板を付ければ完成である
山中でできる応急手当に限りはあるが、ある資機材で精一杯の事はしたいと思う

コメント (1)
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