フィエスタの谷 山行記録

【福島県勤労者山岳連盟所属】フィエスタの谷は山に登る事が好きな仲間の集まりです

CA支部始動?

2013-05-25 | カリフォルニア支部日記

CA支部のヌマッチです。

こちらは、毎日天気が良く青空です。

仕事が無ければ天国です。

環境に慣れる迄とか,仕事が落ち着くまでと言い訳、ジャンクフード天国ゴルジュから

脱け出せずにいました。

そろそろ、daiet+リハビリ開始します。近くに岩場も多数あるようでしす。

Brianがもどって来るまでには、何とかなるように頑張ります。山も言葉も*\(^o^)/*

 

 

 

 

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2013年5月3日~5月5日 白馬岳主稜

2013-05-06 | 山行記録

 

 

日程:2013年5月3日~5月5日

メンバー:小さな巨人Drツノ、ぬまっち、スダッち、メグ、原やん

行程:

5月3日 猿倉駐車場→白馬尻(テン泊)

5月4日 白馬尻→主稜取付→主稜→白馬岳→白馬大雪渓→白馬尻

5月5日 白馬尻→猿倉→帰宅

 

 



永年に渡り、当会をずっと引っ張って来てくれた、「ぬまっち」ですが

諸般の事情により、日本を離れることになりました。

まあ、本人は、カリフォルニア支部として活動されるようですが、

頼れる兄貴分のぬまっちがいないのは、とてもさびしくなりますね。


http://blog.goo.ne.jp/valleyfiesta2010/e/202baf459739567e84d3fe78c5ba0ac1

↑カリフォルニア支部をちゃんと「CA Chapter」って英訳できてる所に

ぬまっちの猛烈な学習成果を感じずにはいられません(´;ω;`)ウッ…


そんな訳で、ぬまっちとは、出国前の最後の山行です。

そして、今回は、殆ど山に行くことなく、おそらく、

日本で最も北アルプスをなめた男「スダッち」もメンバーのひんしゅく覚悟で参加してまいりました。


5月3日

ぬまっちは、アメリカに長期の出向となるため奥様の実家へ車を預けてきたとのことで

午前4時に迎えに行くことになった。

当日は、しっかり3時前に目覚めるも、「いや、あと10分寝れるっしょ。」

で、起きてみれば午前4時ジャスト?!と出だしから

バタバタしましたが、渋滞も思ったほどでなく

関東組のメグ車も白馬駅で合流し、ほぼ予定通り、猿倉着。

身支度を整え、白馬尻の本日のテン場まで重荷を担いで向かいます。

約2時間の行程ですが、2年ぶりの雪山で最近めっきり山に行ってない者には、

結構疲れました。。。


テン場日近づくと、主稜がドーンとお出迎え、テンションが上がります。

  

 

テン場は大雪渓の右岸の大地(杓子尾根の延長線上?)、左岸の大地どっちもあるけど

先日の雪崩の件もあるのか、ブッシュが出ている右岸側の方が人気があるようです。

僕たちは、主稜から近い右岸大地を選択、平に整地して風除けの壁を作って、

男WCと女WCをそれぞれテントの左右に作って、二泊お世話になる別荘の完成!

 

「さあ、飲みますか!」と言いたいところですが、

今回のCLは、甘くない!

「あそこの斜面でスタンディングアックスビレイの練習」とのこと・・・

一通りトレーニングして、待ちに待った前夜祭の始まり

 そして、日の入りとともに就寝zzzz

 

5月4日

AM2:00起床、朝食、準備を済ませて3:30出発。

尾根に乗るまで、きつい登り、頂上までもつか僕、不安がよぎる。

もう既に、いっぱいいっぱい・・・

 

尾根に乗れば、急な雪璧、ナイフリッジの連続。

スリリングだけどこれが、楽しくて、雄大な景色とあいまって

辛いけど、先に進む元気も出てくる。

  

  

 

なんとか、だましだまし、他のメンバーには、余計な休憩をとってもらい、

最終の核心の頂上直下の雪壁に到着。

 

到着順に登攀という暗黙のルールが存在するようですが、

先行パーティーがザイルワークでもたつき、

業を煮やした別パーティーが、暗黙のルールを破ったことで

雪璧は、無法地帯と化し

大登攀大会に突入。

 

 

僕たちも、この混乱に乗じて?

定石の左側のルートより、右側に新ルートを求め登攀開始。

まずは、Aチーム(Drツノ、メグ、原やん)

トップは、パワークライマーのDrツノ。

順調に中腹まで行ってスノーバーで支点を作り

雪っぴの切れ目へダイレクトに至るように登りますが、

最後の傾斜がきつく、また、ここで壁のあっちこっちで登っていたパーティーが

集中するので、渋滞も発生。

なんとか無事登りきったようで、メグ、原やんの順に頂上に到達。

Bチーム(ぬまっち、スダッち)は、トップを務めるぬまっちからは、

「ザイルいっぱいになったら、登り始めて」

とは言われたものの、ザイルを使いきるまで待っていると

さらに、混乱の中を登らされそうなので、

ザイルを束ねて、短くして僕も登り始める。

出だしから中間の視点に利用されるという左側の露岩のあたりまでは、傾斜が緩く、

二足歩行でなんとか行ける感じ、

露岩から先もぬまっちに確保されているので、フォロワーの僕は、とても快適!

ランニングのスノーバーを回収して、最後の核心に挑みますが、

進路には、別パーティーのザイルが交差してて、

この人に先に行ってもらって、交差を回避するか思案していると

「先に行ってくれ」とのことしかし、こっちのザイルが上に交差してるので

この状況でいくと、アイゼンでザイルを踏んでしまう可能性もあるので

そのことを伝えると、「それでもいい」って、

結構、切羽詰まったご様子。

慎重に先方のザイルをまたいで

最後のトラバースする雪のバンドにのる。

強風に飛ばされそうになってちょっとヒヤッとしたけどなんとか

みんなの待つ頂上へ到達!

出だしから、だましだまし、ぬまっちの励ましのもと、登り切ってしまいました。。。

 

 

 

頂上は、ちょうど気圧の谷に入った様子で

強風とガスでしたが、ここまでこれたことは、本当に感激。

メンバーのみんなにも、感謝、感謝です。

 

ぬまっちとは、しばらく会えなくなりますが、

次会う時は、今より成長した姿を見せられるようにならないとね。

 

スダッち

 

(おまけ)

下の写真は、杓子尾根に気になるルンゼを見つけ

登攀意欲を燃やすDrの姿。

 

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