フィエスタの谷 山行記録

【福島県勤労者山岳連盟所属】フィエスタの谷は山に登る事が好きな仲間の集まりです

黒部赤木沢(2023/7/28~30)

2023-09-03 | 山行記録

【山行日】2023年 7月 28日(金)~ 30日(日)
【メンバー】勝見、生田目、芳賀、草野(記)

【Day0】
7月27日午後、おやじメンバー4人、いつもの場所に集合し、黒部赤木沢へ向かう。生田目さんは、2回目らしい。
立山駅駐車場に到着し前泊、会のエスパースで小宴予定となるはずであったが、テントポールを忘れ、屋外で軽く一杯やって眠りにつく。
蒸し暑かったので、屋外宴会でちょうどよかった。軽く一杯ではなかったようで、翌日頭が痛かった。

【Day1】
有峰林道は20時から6時まで通行規制中である。平日にもかかわらず、6時前から既に並んでいる車がいた。
折立キャンプ場に車を停め、山頂へ向かう。下界は異常気象と思える暑さであるが、北アルプスは標高のせいか若干涼しい感じがする。


昼前に太郎平小屋へ到着。今回のメンバーは50~70歳超のフィェスタ高齢者メンバーである。
先に小屋に付いた私は、みんなの到着まで時間がかかるだろうと思いラーメンを食す。


小屋についたら、とーちゃんは早速ビールである。多少ぬるい行程であるが、年齢を考えると山小屋泊を入れた計画は余裕があってよいと思う。
夕方、雷雨になり~先の山小屋へ進めない多くの登山者が、飛び込んでくる。ここ何日かは毎回、夕立が発生しているらしい。屋外にでると虹がでていた
山小屋は現在予約制だが、気象状況により行程通り進めない場合もあるだろう。急な宿泊者にも臨機応変に対応してくれるのはありがたいと思う。
小屋内が多少密になってきたのはいたし方ない・・・とこの時は思った。
  

山小屋の夜は早い、夕食後、早い眠りについたが、夜20時頃、「すみません、すみません」と山小屋の玄関で騒いでいるグループに起こされる。
なんでも、赤木沢で雷雨にみまわれ、小屋到着が今となったとの話しが聞こえた。
あすは、我々も赤木沢へ向かう。雷雨もここしばらく毎日午後に発生しているようだ、起床時間を3時30分にし、夕立前に必ず沢から出る計画とする。

暗いうちから太郎平小屋を出発のため、朝食は早朝出発のため事前に弁当へ変更した。
早々に赤木沢より薬師岳への登山を決めていた芳賀さんの影響を受け、赤木沢へ行くかどうか迷っていたご高齢の勝見のとーちゃんは「行かない」と一旦弁当変更をためらい、結局30分後に赤木沢へ行くことに決心した。
このとき既に朝食変更ができず、結局弁当なしで赤木沢へ向かうこととなった。

【Day2】
2時間ほど歩き、薬師沢小屋へ到着。ここで、沢装備に着替え、黒部本流へ降りる。約1~2時間ほど黒部本流沿いを歩き、赤木沢との出合いへ。
飛び石の苦手なとーちゃんのため、水深の浅い渡渉ポイントを探す。「ここ浅いよ」と教えても微妙に渡渉ラインを外し、深みにはまってゆく・・・赤木沢の出合いへ着いた頃には、疲労の色がうかがえた。とーちゃん大丈夫か??
 一瞬、引き返すことも考えたが、先へ進んだ方が簡単だと生田目さんから助言をうける。
  

赤木沢は、大滝以外は比較的簡単でロープの必要性は感じないが、とーちゃんの要求に合わせ、ロープを出し、水に入って尻を持ち上げる。「ガイド料発生しますよ!!」 と心の声が漏れそうになる。
美渓の沢であるが、とーちゃんのお世話が忙しく、あまり記憶に残っていない。写真も撮る余裕がなくなってきた。
雲行きが怪しくなり、遠雷が聞こえ始めた。まだ沢の中である。昨夜に赤木沢で夕立に見舞われ遅れてきたグループを思い出す。

13時30分本降りになる直前に赤木岳へとつながる稜線の末端にでる。ここまで来たらお世話の必要がないので、1人登山道を目指した。
雷で停滞した時間も含め、藪漕ぎなしで約1時間で山頂の登山道へ出た。本日の宿泊地(薬師峠キャンプ)に1人たどり着いたのは17時を過ぎていた。
テントを建てて、太郎平小屋付近で2人を待つことにした。

結局、なかなか来ない2人を迎えに行くと北ノ俣岳の北面で2人に合流できた。3人で仲良く歩いては、寝床の準備が遅くなるため、生田目さんに先にキャンプ地に進んてもらい、わたし1人、とーちゃんに付き添い暗くなった登山道をゆっくり歩く。
キャンプ地に到着できたのは20時過ぎ、すでに宴会のできる時間でもないので寝るだけとなった。背負ってきた酒は、そのまま持ち帰りとなった。
 

【Day3】
翌朝は下山のみである。天気が良くで周囲の景色が美しい。折立まで1本道のため、みんなと別れ飛ばして下山した。昼前に折立駐車場へ到着。
とーちゃんは16時を過ぎにザックを斜めに担いで到着した。ザックのベルト調節も分からなかったみたいだ。4時間以上、登山口のベンチで待っていたが、よく頑張ったのではなかろうか。
  

翌日、仕事もあるため足早に帰路についたが、今回の山行でとーちゃん以外3人コロナに感染してしまっていた。
山小屋の密状態が怪しいが・・・・ある意味、最強なのはとーちゃんかもしれない。


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