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陰謀論と反米

2023-02-24 12:01:59 | 日本人と戦争

ロシアのプーチン大統領のウクライナ軍事侵攻を
バイデン米国大統領による「陰謀」という者たちがいるが、
彼らの思想は「反米」だ。
「世界で起きている陰謀は全て米国によるもの」が彼らの主張だ。
陰謀は確かに存在するが、首謀者の多くは共産主義国の指導者である。
民主主義国で陰謀を実行し成功させることは極めて難しい。
なぜなら情報統制が難しいからだ。
共産主義国は情報統制が効いているため、実行するためのハードルが高くない。

陰謀論者は机上の空論を説く。
しかしウクライナ人の気持ちを想像することはしない。
ウクライナ人がどんな気持ちなのか、そんなことはどうでもいいらしい。
陰謀論者は「ロシア語を話すウクライナ人は親ロシアだ」というがとんでもない。
ウクライナはソビエト連邦に組み込まれた時、
ロシア語を話すことを強制されたに過ぎない。
ウクライナ人はポーランドやルーマニアなど東欧諸国が
次々と民主化し経済発展を遂げたことを羨ましく眺めていた。
「ウクライナをロシアの影響下から脱却させ
民主的で裕福な国にしたい」と望んでいるのだ。
ウクライナは欧州の中の劣等生で貧しい国だ。
しかしウクライナ人は誇り高い人々なのだ。
ウクライナ人の気持ちを理解しようとしない陰謀論者は
机の前で考えてばかりいないで、外の世界を歩き現実を知るべきだ。
そうすれば自分の考えがいかに幼稚であるか、分かるはずだ。


戦艦大和と祖父の命日

2021-04-19 23:35:00 | 日本人と戦争

私の祖父の命日は4月7日である。
彼は戦艦大和と共に命を散らした。
その日は祖父の命日であると共に大和の命日でもある。

昭和20年4月7日、坊ノ岬沖海戦が繰り広げられる。
それは戦艦大和の最期の決戦だ。
祖父が大和に乗っていたのか、あるいは駆逐艦に乗っていたのか、定かではない。
どのような最期だったのか、知る由もない。
溺死したのか、
それとも漂流しているところを米軍の機銃掃射を受けたのか、
それも分からない。
分かっているのは昭和20年4月7日の午後、
大和と共に命を落とした、ということだけだ。

坊ノ岬沖海戦の敗北は事実上の日本の敗戦を意味する。
だから終戦記念日は4月7日といっていい。
その後の戦いは全く無意味なものだ。
坊ノ岬沖海戦での敗北の後、日本軍は降伏するべきだった。
そうしていれば多くの日本人の命を救えたはずで、
祖父の死は尊いものになったはずである。


日本とアラブの春との関係

2018-12-22 00:37:33 | 日本人と戦争

知る人はほとんどいないが「アラブの春」は日本と関係が深い。 
19世紀から20世紀にかけてベトナムはフランスの植民地だった。 
日中戦争が始まり、蒋介石は米国から兵器などの支援物資をベトナム経由で 
中国へ輸送しているが 
日本はその支援ルートを断つため、ベトナムに進駐した。 
宗主国・フランスがドイツに降伏したためだ。 
日本の仏印進駐が日米の対立を先鋭化させ、太平洋戦争に発展する。 
日本とベトナムには因縁があるのだ。 

日本敗戦後、フランスはベトナムを再び支配しようとするが 
残留日本兵に引率されたベトナム軍はフランス軍を駆逐する。 
なぜ簡単にフランス軍は敗れたのか? 
それはフランスが外人部隊を投入したからだ。 
外人部隊は北アフリカ出身の兵士によって構成されている。 
正にアラブの春が起きた国々の部隊である。 

フランスは外人部隊の兵士に約束をする。 
「戦場に行き、もし生き残ったらフランス国籍を与える」と。 
彼らは戦う意志はなく、 
「やばくなったら投降して生き延び、フランス人になろう」という思惑を持っていた。 
そしてめでたくフランス国籍を得ることができた兵士は家族を連れてフランスへ渡る。 
彼らの子供や孫たちが、本国の市民に民主化を呼び掛けて起きたのがアラブの春なのだ。

つまり日本の仏印進駐がなかったら 
アラブの春は起きてはいない。 
数奇な運命とはこのことだ。 
1941年に日本軍が起こした軍事行動が、 
70年後の2011年にアラブで政治運動を起こすとは実に皮肉な話ではないだろうか? 


便所に汚物がある理由

2015-01-02 23:59:36 | 日本人と戦争

今から20年も前のことだが、日本政府が「従軍慰安婦」に償いのための 
見舞金を支給するという政策を打ち出したら 
インドネシア中から老婆たちが当局に押しかける「事件」が起きた。 
事情を知らないインドネシア人たちの間で 
「日本政府がお婆さんに金をあげるらしい」という噂がたち、 
堅気の人まで「元娼婦」を名乗るようになったのである。 

タイは「世界で最もHIV感染者の多い国」として、 
また「世界一娼婦の多い国」として知られている。 
売春を本業にする女もいれば、それを副業にする女もいる。 
つまり昼間は普通の仕事をやり、夜は出会い系カフェなどで客を探す女のことだ。 
タイの堅気の女は外国人と交際しない。 
外国人と交際するのは娼婦と相場が決まっているため 
外国人とデートしようものなら 
たちまち「娼婦」の烙印を押されてしまうからだ。 
だから外国人と結婚するタイの女は 
現役の娼婦か元娼婦かのいずれかである。 
もっとも正式に結婚する外国人は大変少ないだろう。 
タイの女と結婚する外国人のほとんどが事実婚で婚姻届を出さない。 
タイの女と一緒になるのは性的な快楽を求めてのことだから 
男性は子供を作りたがらないのが普通である。 
しかも元娼婦だから、コンドームなしで性交渉するのは大変危険な行為である。 

タイにはベトナム戦争中米兵のための慰安所があり、国策として売春業が成立している。 
パタヤに行けばベトナム帰還兵の初老の男どもが沈没している姿を見ることができるだろう。 
連中に訊けば米兵のための慰安婦の実態について教えてくれるかも知れない。 
今もタイでは売春に対する偏見が非常に少なく、 
イスラム国のインドネシアやマレーシア、共産国のベトナムとは大きく違う。 
インドネシア人やマレーシア人、ベトナム人と正式に結婚する外国人はいるが、 
タイ人と正式に結婚する外国人というのは珍しい。 
もっとも事情を知らない欧米人が仲介業者を介して結婚する場合もあるが。 
アメリカ政府が「売春天国・タイ」を作ったのは間違いない。 
もしベトナム戦争がなかったら、タイに慰安所は出来なかったはずである。 

アメリカ人はアメリカ軍が便所(慰安所)を管理していたことや、 
汚物(慰安婦)がどのような存在だったか、知っているはずだ。 
「娼婦の像」という汚物を見たら、吐き気を催すことを早く知るべきだ。 


侵略を防ぐための侵略

2015-01-02 23:39:27 | 日本人と戦争

朝鮮半島を植民地にしたのはロシアの侵略から日本を防衛するのが目的だった。 
つまり「侵略を防ぐための侵略」だ。 
日本が朝鮮にインフラを整備したのは間違いない事実だ。 
結果的に朝鮮人は学習する機会を得て今日の発展の礎を築いた。 
しかし日本の目的はロシアの脅威を防ぐためであり 
インフラを整備したくらいでロシアの侵略を免れたのだから 
そのコストは安かった、と考えるのが妥当かも知れない。 

インドネシアやベトナム、ビルマなどは 
日本軍が蘭、仏、英を駆逐したことで独立が達成できたことも歴史的事実である。 
もし列強が居座ったままであったなら独立することはなかったはずだ。 
しかし日本の目的はアジア諸国の独立を助けることではなく、 
資源確保や敵の輸送力を弱体化させること、連合国同士の連携を阻止することなどで 
アジアの独立は大義名分だったのだ。 
勿論、一兵卒の軍人はその大義名分を信じて戦ったのだから 
彼らにとっての戦争目的は「大東亜共栄圏建設」だったはずだ。 

私は1960年代生まれだから本物の軍人を見た最後の世代である。 
1970年代の初めまで、縁日には傷痍軍人が付き物であった。 
手足や視力を失った軍人がアコーディオンを弾いて軍歌を奏で「募金活動」を行っていたものだ。 
私は幼かったが、その光景を記憶している。 
縁日にやって来る者たちは彼らを気にすることもなく通り過ぎて行った。 
戦争に負けて価値観が一転し、もはや軍人は尊敬の対象ではなくなっていたのだ。 
むしろ忌み嫌われる対象に成り下がっていた。 
手足と視力を戦争によって奪われた軍人も 
「大東亜共栄圏建設」を夢見ていたのかと思うと切ない。 

元自衛隊航空幕僚長の田母神氏の論文には 
「日本は国民党に嵌められて戦争に突入した」と書いてあるそうだ。 
確かに国民党とチャーチルの策略によってアメリカを敵に回すこととなったのも事実だが、 
換言すれば日本は間抜けな国家といえる。 
敵の策略に気付かずまんまと嵌められたことを棚に上げ、 
賢明になれなかったことを忘れるべきではない。 
国益に適うのならどの国も他国を侵略をしたり、策略をした歴史的事実を教訓にするべきだ。 
戦争には大義が必要で真の目的は他にあることを知らなければ、 
戦争の意味など分かるはずもない。 

韓国人は日本が侵略したおかげでロシアに征服されなかった事実を知るべきだ。 
もしロシアの領土になっていたらどうなったか? 
それを考えたら怖くて眠れなくなるだろう。