仕事での大きなストレス要因は上司との関係だ。
上司の指示方法が誤りだったために、仕事で失敗することはよくある話で、
誰でも経験することである。
「俺はそんなことを指示した覚えはないぞ」と責任逃れする上司も珍しくない。
その場合、結局部下が責任を取る羽目になってしまうのである。
現代は何でも電子メールを使うため
コミュニケーション不足が起きている、といわれている。
だが仕事でのコミュニケーションは記録に残しておいた方がいいだろう。
電子メールは上司の指示が妥当だったのかどうかの大きな判断材料になる。
全ての指示を電子メールで行うことはできないが、
重要な案件は電子メールで指示するべきだ。
事後、上司が責任逃れすることを防ぐのが目的だ。
日本語の下手な人が口頭で説明すると誤解を招く。
上司の下手な日本語のせいで失敗する例はとても多いのだ。
かつて自分が分からなかったことをすっかり忘れてしまい
部下が分からないと「お前こんなことも分からないのか?」と叱る上司もいるが、
そういう記憶力の低い上司に限って日本語が下手でろくな説明もできないのだ。
自分の説明に間違いがあったのに
理解できない方が悪いと責任転嫁する上司のせいで部下は大きなストレスを抱えるのである。
新しい仕事を覚える時も
口頭で説明を受けるより電子メールを読む方がより理解しやすい。
日本語が下手な上司が説明すると誤解を与えるのだ。
日本語というのはコミュニケーションを阻害する要素がある。
海外の日系企業が日本語を話す現地社員を雇う場合でも
日本語の他に英語が話せると大変有用である。
なぜならその社員に指示を与える場合に英語の方が理解しやすいからで
日本語での指示は誤解を招きやいのだ。
日本人同士でも日本語でのやり取りが難しいのだから当然である。
日本人は非常に難解で曖昧な言葉を使って仕事をしているせいで
ストレスが倍増するのである。
日本語は本来ビジネスに都合の悪い言語であることを忘れてはいけない。
つまり仕事を指示する能力を評価する前に
日本語を話す能力を評価するべきなのである。