goo blog サービス終了のお知らせ 

gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

日本語とビジネス

2015-01-02 23:53:24 | 日本人と労働

仕事での大きなストレス要因は上司との関係だ。 
上司の指示方法が誤りだったために、仕事で失敗することはよくある話で、 
誰でも経験することである。 
「俺はそんなことを指示した覚えはないぞ」と責任逃れする上司も珍しくない。 
その場合、結局部下が責任を取る羽目になってしまうのである。 

現代は何でも電子メールを使うため 
コミュニケーション不足が起きている、といわれている。 
だが仕事でのコミュニケーションは記録に残しておいた方がいいだろう。 
電子メールは上司の指示が妥当だったのかどうかの大きな判断材料になる。 
全ての指示を電子メールで行うことはできないが、 
重要な案件は電子メールで指示するべきだ。 
事後、上司が責任逃れすることを防ぐのが目的だ。 

日本語の下手な人が口頭で説明すると誤解を招く。 
上司の下手な日本語のせいで失敗する例はとても多いのだ。 
かつて自分が分からなかったことをすっかり忘れてしまい 
部下が分からないと「お前こんなことも分からないのか?」と叱る上司もいるが、 
そういう記憶力の低い上司に限って日本語が下手でろくな説明もできないのだ。 
自分の説明に間違いがあったのに 
理解できない方が悪いと責任転嫁する上司のせいで部下は大きなストレスを抱えるのである。 

新しい仕事を覚える時も 
口頭で説明を受けるより電子メールを読む方がより理解しやすい。 
日本語が下手な上司が説明すると誤解を与えるのだ。 
日本語というのはコミュニケーションを阻害する要素がある。 
海外の日系企業が日本語を話す現地社員を雇う場合でも 
日本語の他に英語が話せると大変有用である。 
なぜならその社員に指示を与える場合に英語の方が理解しやすいからで 
日本語での指示は誤解を招きやいのだ。 
日本人同士でも日本語でのやり取りが難しいのだから当然である。 

日本人は非常に難解で曖昧な言葉を使って仕事をしているせいで 
ストレスが倍増するのである。 
日本語は本来ビジネスに都合の悪い言語であることを忘れてはいけない。 
つまり仕事を指示する能力を評価する前に 
日本語を話す能力を評価するべきなのである。 


終着駅の転がる石 パート2

2015-01-02 23:37:47 | 日本人と労働

人間はストレスを抱えながら人生を生きなければならないが、 
ストレスを蓄積しない方法を考えることは重要である。 
ストレスは拡大、増加するものだからだ。 
発散方法は二の次である。 
思い通りにならないと人間はストレスを感じる。 
最初から「思い通りにならない」と考えておけばストレスは増えないはずだ。 

数年前、テレビでネット・カフェ難民が取り上げられていた。 
実際は週末にサラリーマンがカフェで泊まる場合が多く、難民の数は少なかったようだ。 
その難民とは地方から上京して来た人たちで 
「田舎の暮らしが好きじゃない」というのが上京の理由だろう。 
実家に帰れば少なくとも食べることはできるだろうし、 
地方といえどもどんな仕事でもやると決心すれば職がないことはない。 
初めから地方で職を探す気がなくて、 
「とにかく大都会に出て行きたい、田舎暮らしはうんざりだ」と決心しているようだ。 
親との関係が悪いのも理由かも知れない。 

都会で生まれた人は恵まれた環境にある。 
その上持ち家があれば相続できる。 
地方で生まれた人は経済的には不遇だ。 
土地があっても価格が安く資産価値は低い。 
生まれた場所で条件が違うのだから 
生まれた瞬間に格差がある。 

根本の問題は「人間は皆平等でないといけない」という発想にある。 
しかし人生は運によって大きく左右されることは紛れもない事実であって 
不運な人は諦めるしかない。 
諦めが肝心である。 
金持ちに生まれた人、貧乏に生まれた人。 
都会で生まれた人、田舎で生まれた人。 
不平等である。 
だが、それを言っても仕方がないのである。 
環境が悪ければストレスがより多く発生するのは当然だが、 
「経済的に恵まれていれば幸福だ」という考え方を改めればストレスは減るはずだ。 

思い通りにいかないのが自然だ。 
諦めることができることは諦めるべきだろう。 
ない物ねだりすればストレスは拡大、増加する一方だ。 
テレビで見たネット・カフェ難民の人は言った、 
「実家に帰っても仕事はない」と。 
だが、本当に血眼になって探したのだろうか? 
思い通りの仕事が見つからなかっただけではないのか? 
仕事に生きがいなどなくてもいい。 
他に生きがいを探せばいいだけだ。 
その方が断然人生が楽しくなる。 

「こんなはずじゃなかった」と考えてばかりの人生を生きるのは空しい。 
転がる石になって終着駅に辿り着く人生があってもいいはずだ。 


地主の復活

2015-01-02 23:13:45 | 日本人と労働

意識調査の結果によると 
「宝くじで3億円当たったら会社を辞めて遊んで暮らす」と回答した人は全体の22%に過ぎない。 
そして63%が「仕事を続ける」と回答している。 
しかしそれは「架空の話」として現在の心境を語っただけだ。 
金というものは魔物であり人間性を変えてしまう。 
日頃、人格者と思われていた人が金を目の前に積まれて、悪事を働く例は珍しくない。 
悲しいことであるが人間は金が絡むと豹変する生き物なのだ。 

私のような未熟者は3億円積まれたら人間性が変わってしまうだろう。 
絶対に当選しないと分かっているから 
「もし宝くじで3億円当たったらどうしますか?」と訊かれ 
「恵まれない人に全額寄付します」というのだ。 
何とでも回答できる調査であることは間違いない。 
しかし、ちょっと想像力を働かせて考えてみると 
貯金通帳の残高に300000000の数字が印字されていたら 
バカバカしくて働けないはずだ。 

戦前の地主たちはほとんど遊んで暮らしていた。 
日本人の誰もがこんなに働き者になったのはつい最近のことである。 
一昔前までは遊んで暮らす人は多かったのだ。 
そして今でも発展途上国に行くと日本の昔の地主に会える。 
社長というのは「働かない人」という意味である。 
社長なら会社の大小に関わらず働かない。 
社長の仕事とは社員を働かせることなのだ。 
会社を作ったら最後、それからは働かない。 
社長の子供も働かない。 
そして職場が遊び場になる。 
「金があれば働く必要がない」という現実を見せつけられるのだ。 

「日本人は違う」といえるのはあくまでも現在の話であって 
これから格差が広がり、再び戦前の日本に戻る日が来るかも知れない。 
遊んで暮らす地主が蘇る日は近いのだろうか? 


就業と修業 The Best Things In Life Are Free

2014-03-22 21:24:49 | 日本人と労働

幸福を実現する近道とは働かないで食っていく生活の獲得だ。 
不労所得を得ることができればそれは可能だろう。 
日本人は「幸福とは何ですか?」と人に訊かれれば 
「尊敬される職業を持つこと」とか 
「社会に貢献できる仕事をすること」と回答する場合が多い。 
心の底からそう思っている人もいるだろうが、 
建前で話しているだけの人が大半だ。 

一昔前まで日本人は「働かないで食っていけたらいいなぁ」と公言していたものだ。 
いつごろから日本人の意識は変わったのか? 
おそらく食う心配がなくなってからのことだろう。 
今は金儲けのために働くことに罪悪感を感じなければならない時代なのだ。 

会社の業務に適応できない人が増えてきたのは 
「仕事に生きがいを持つことが理想だ」という啓蒙が原因のひとつだろう。 
本来、食ってさえいければどんな職業でもかまわないはずだ。 
そして、できるだけ楽で高い給料をもらえる仕事が理想なのだ。 
就業は修業ではない。 

親の遺産で食っていけたら最高に幸せであろう。 
実際、そんな人は存在する。 
人にはそのことを教えないが、不労所得で生活をする人は決して少なくない。 
名目上の職業は持っているかも知れないが。 

そして宗教家ならば労働しなくても、贅沢な生活をすることが可能だ。 
民主化されるまで、貴族に生まれたら一生仕事しなくても食っていけたのだ。 
日本にはそんな歴史がある。 
日本人が忘れているだけだ。 
働かないで食っていける生活を望むこと自体は悪いことではない。 
それを実現した人を妬むことの方が遥かに悪いことだ。 

就業を修業と洗脳されてしまうと惨めな生活が待っているだけだ。 
人生で最高のものは自由である。


お人好し国家

2013-12-21 23:01:53 | 日本人と労働

「ひきこもり」やら「ニート」やら人間を分類する言葉が 
マスメディアを通して広く知れ渡るようになっていて、 
彼らは悪者扱いされるが、本当に悪い人たちは他にいる。 

例えば食品の産地偽装をする人たちのことだ。 
そういう不正を働く会社で実際にラベルを張り替えている社員にも罪はあるはずだ。 
何故ならばそれで給料をもらっているからである。 
放射線量の高い地域で生産された農産物は、どんなものでも産地を明らかにする必要がある。 
もしも内部被ばくしたら犯罪行為だ。 
因果関係を証明できないからといって「シロ」ではないのだ。 

そして特定商取法に違反する訪問販売を行う者。 
極めて悪質で、そもそもそんな会社が成立すること自体が全く理解できない。 
納税しているからといって保護することは国が犯罪に加担するのと同じだ。 

私にいわせれば「ひきこもり」や「ニート」よりも遥かに大きな社会問題だ。 
不正を働いて収入を得るのなら家でパソコン見てる方が善良だ。 
日本の社会には悪い人たちがたくさんいる。 
治安がいい、とされる日本は「お人好し」によって成立している。 
もしも「お人好し」がいなくなったら日本が犯罪国家に転落するのは間違いない。 
何故なら「お人好し」は決して被害届を出さないからだ。