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中国は普通の国なのか?

2012-10-15 15:10:51 | 中国事情

中国の報道機関は政府の管理下に置かれていて
報道する内容は政府が認可したものでなければならない。
また積極的に政府の主張を掲載するメディアも多い。
問題なのは中国人がどこまで日本のメディアとの違いについて理解しているかである。
一般の中国人は日本のメディアが伝える内容を日本政府の主張である、と錯覚している。
日本には世論があり人によって主張が異なる。
当然報道機関の政治に関する主張にも温度差がある。
中国の報道機関との一番大きな相違点はここにある。
朝日新聞と産経新聞の政治に関する主張が真っ向から対立することは
ごく普通のことであるが、中国人にはそれが分からない。

けれども中国人の主張にも耳を貸すべきだろう。
この地球上に真の民主主義国家が一体どれだけあるというのか?
非民主的な国家の方が圧倒的多数である。
中国だけ槍玉に挙げるのはフェアーでない。
つまり民主的ではない。
民主主義国家ならばフェアーでなければならない。
一国だけを集中攻撃するのは非民主的である。

アメリカはブッシュ政権時代イラクだけを悪者にしたけれども
アメリカはフェアー精神に欠ける、という批判を免れない。
イラクよりも非民主的国家など決して珍しくはないからだ。
つまりアメリカの民主主義も都合主義なのである。
更にいえば日本には世襲議員が極端に多い。
あまり知られていないが中国には世襲議員の数は日本よりも圧倒的に少ない。

たまには中国の主張にも耳を貸し
フェアー精神を思い起こすべきである。
中国の他にも人権を抑圧する国は多い。
そしてこの地球上から全ての非民主的国家を廃絶させる事が
可能かどうか、よく考えた方がいい。


中国人に勝つ方法

2012-10-06 23:54:40 | 中国事情
3年前に横浜の中華街で中国人による中国政府に抗議するデモが行われている。
日本には中国共産党工作員が暗躍していて、日本でも反政府運動を行う者を常に監視している。
2,3年前まで私が中国に関する日記を書くと中国人が訪問したり、コメントを残していた。
ミクシィーのコミュニティー管理人の中にも
中国人留学生らしき人がいて、中国政府を支持するトピックを作成していた。
そういった留学生は中国共産党青年団に所属しているのではないかと思われる。
彼らはミクシィーに限らずいろいろな種類のネット掲示板などを利用していて、
北京五輪が開催された時に長野で起きた聖火リレー支援のような中国政府を支持する運動に役立てている。

しかし中国共産党が倒された場合に
誰が得をして誰が損をするのか考えてみれば
反政府運動がこれからどうなるのか見えてくるかも知れない。
アメリカは多額の国債を買ってもらっているため中国の現状維持を望んでいる。
日本の政治家は中国工作員によって弱みを握られているし
経済活動は中国なしでは成立しない状況になってしまった。
アメリカも日本も中国共産党が倒れてたら損をすることは明らかだろう。
アメリカは人権を抑圧する外国の政府を非難するが、中国政府には極めて弱腰である。
現在の中国が20年前の中国であったならすぐにチベットに派兵するだろう。
大義名分はいくらでもある。
天安門事件では経済封鎖もしている。
しかしこの20年で中国は「大躍進」を達成した。
この「大躍進」を毛沢東が見たら何というだろうか?

中国の経済力は拡大し続けていて日本を追い越してしまった。
世界経済に及ぼす影響力が大きくなり、
経済問題を話し合う会議に中国が参加しないわけにはいかなくなっている。
日本にはそのうち中国共産党政権は倒れるという楽観的な見方があるが
それはあまりに国際情勢を知らない人の意見というべきだろう。
政権を維持するためには何でもするのが中国政府だ。
とたえ経済封鎖されて失業者だらけの国になり、デモが頻発したとしても
人民を武力で弾圧してまでも政権維持に固執するはずだ。
何故なら政権の座から降ろされたら実力者たちには死が待っているからだ。
中国政府はそのうちに倒れるなどという幻想は捨てて
もっと現実的な対応の仕方を考えなければいけないだろう。

中国人の能力にはとんでもなく大きな個人差がある。
下のランクの人ばかり見ていると中国人を見誤る。
上のランクの人は大変優れた能力を持っている。
中国と対峙するのなら先ず中国人を知らなければならない。
10人の中国人に会うとしよう。
9人目までは全く相手にはならない。
しかし残りの一人にはとても太刀打ちできないということをよく覚えておいた方がいいだろう。
しかし中国人は団結できない。
対等な関係を構築することができないからで、常に上下関係を争う習性がある。
そこが中国人の最大の弱点だ。
つまり政権内の内部紛争を利用するしか中国政府と対峙することはできないのである。





中国政府の弱点

2012-10-06 00:07:14 | 中国事情
まだ時代が昭和だった頃に「11PM」という深夜番組があった。
ちょっとエッチな番組だったのだが、時事問題なども取り上げていた。
いわゆる情報バラエティー番組で、いろんなゲストが招かれていた。
ある日、中国人の大学教授がゲストに呼ばれたが、
スタジオに水着姿のモデルがいるのに驚いた彼は怒って帰ってしまった。
中国人の頭の中には「裸=低俗」という観念があるらしい。
日本語で風俗といえばエッチなことを連想させるが、
中国語では本来の風俗の意味である文化のことだ。
中国人にとって裸は風俗ではないのだ。

中国人は徹頭徹尾、外見重視志向だ。
儒教の影響が強く形式主義を好むからである。
だから女性の場合、外見でその人の人生の90%が決定されてしまう。
器量が悪いと将来性はなく、お先真っ暗だ。
男性が女性を恋人や結婚相手として選択する基準も90%外見である。

女性は建築物同様見栄えさえよろしければいいのである。
見た目さえよければ雨漏りしようが天井が抜けようが崩れ落ちようが知ったことじゃない。
中国の建築技術は最近低くなったのではない。
建築物倒壊の根本原因は見た目重視の考え方にある。
コピー製品は基本的に外見のみを模倣したもので中身が違うのは当然のことだ。
中国人の外見重視の考え方を改めない限り
建築物の倒壊事故はなくならないし、
女性を食い物にする連中もなくならない。
便所の蝿を追い出して、臭い物に蓋をしたところで何にもならない。

中国社会は過酷な競争社会である。
勝つために自分を向上させるのは時間がかかり過ぎる。
勝つための簡単な方法は競争相手を引き摺り下ろすことだ。
だから競争相手の弱点を見つける能力に長けている。
つまり日本を研究するということは
日本の弱点を研究するということだ。

中国政府の政策は戦略的で
目的が明白である場合、方針は一本化され、反対意見は抹消される。
そして目的遂行のためには手段を選ばない。
政府が重要視するのは政権維持なのだ。
国際社会の目など二の次、三の次だ。
何故ならば政権が崩壊してしまったら元も子もないからである。
日本のように選挙に負けてもまた立候補できるシステムとは根本的に違う。
よく今回の暴動によって投資が目減りして
国際社会からも厳しい目で見られるので、中国政府にとっても苦しいはずだ、と指摘する識者がいるけれども、
政権維持を前提で政策を決定することを忘れている。
基本的に中国人は外国人からどう見られているのか、ということに神経質ではないし、
投資を減らさない対策を常に行っている。
政府にとって、どうやって政権を維持するべきかが一番の課題で
それ以外は相対的に小さな課題であることを知るべきだ。
何故なら共産党政権が倒れたら確実に胡錦濤は命を取られてしまうからだ。
彼だけではない。
政権中枢部の人間は殺される運命にある。
命取られることを思えば外国人に悪口言われることなど蚊に刺されるほどのことだろう。
つまり、中国政府の弱点とは政権崩壊に対する恐怖である。
日本政府はその弱点を突いて勝利しなければ、いつか敗北することになるだろう。