昨日は岡山県真庭市にあるバイオマス発電を視察しました。
バイオマス発電とは、木質バイオマスが一般的で間伐材などを燃やしてタービンを回し発電します。
今回は原料が生ごみという事で、非常に興味を持ってました。
今回の事業は真庭市が協力していますが市ではなく、特定の法人が事業化しているポイントも非常に大きく思いました。
生ごみは真庭市全戸ではないですが、特定の地域3400世帯から週2回生ごみだけを収集車で集めて原料としています。
その生ごみとし尿を混ぜてプラントへ投入しメタンガスを発生させます。
最終的にメタンガスで発電しますし、熱もつくりますし、生ごみが発酵した後のカスは液肥として農作物で利用しています。
本事業を始める前から生ごみを集めたい肥にしたりと10年ほどの歳月をかけて今の仕組みを作ったそうです。
一番の問題といいますかポイントは、各家庭から生ごみだけを必ず決まった曜日に出していただく事ですが婦人部などの協力もあり地域ぐるみで仕組みが出来上がってきたそうです。
バイオマス発電装置は、お金さえあれば建てられますが、入口(生ごみ)と出口(液肥のもって行く先)が定まらないと無用の長物となってしまいます。
ここに至るまで相当悩んだり苦労したりしたと思いますが、大きな地域貢献が出来ているとおもいました。
また、通常のクリーンセンターは建設コストも膨大ですし維持管理費も非常にかかってしまいます。
それと最大の問題は、今後の人口減少でゴミが減ってしまうと容量を満たすことが出来なくなり余計に使い勝手が悪くなるそうです。
それに比べてバイオマス発電は、人口減でゴミが減っても問題ないとのこと。
本事業の組合の横では、おしゃれなカフェや野菜などが売っている施設がありました。
生ごみ→液肥→野菜→食べるという循環の流れが出来上がりつつあるそうです。
この事業に携わる事が出来れば、非常に労力等かかって大変な事もありますが多大な地域貢献が出来ますので何らかの形で参入できればと思っております。
地域があっての私たちです。
その地域を笑顔にできれば、結果的に私がもっと大きな笑顔になれる。
そう思っております。