雑談の達人

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サラリーマンが「ワーク・ライフ・バランス」などと言ったら負け

2010年04月01日 | ビジネスの雑談
「ワーク・ライフ・バランス」という言葉が流行っている。要は、働きすぎでイカレてしまい、生活も家庭も崩壊するサラリーマンが後をたたないので、無理のない程度に仕事をしましょうね、ということだ。

だが、こんな言葉に納得した時点で、サラリーマンとしては負けている。スポンサー様のご意向を受け、こんな言葉をせっせと広めているマスコミを見て、世のクソ経営者や厚生労働省のアホ役人どもは、さぞや高笑いしているだろう。

だいたい、「ワーク」と「ライフ」の「バランス」をとれ、というのは、一体どういう神経か? 日本のサラリーマンは、殺人的な「ワーク」を前に、「ライフ」が息も絶え絶えという状況なのに、両者の「バランス」をとれってか…

「ライフ」(人生、あるいは命)の方が「ワーク(クソ仕事)」などとは比べ物にならないほど圧倒的に重要に決まっているだろう。(しかも、このお題目、「ワーク」の方が「ライフ」より先に来てるしw)。

結局、経営者や役人どもの本音は、「民は生かさず殺さず」ということに尽きる。江戸時代の悪代官そのまんまである。そこまで「ワーク・ライフ・バランス」がやりたいなら、既得権に乗っかってるだけの連中や、哀れな平社員をこき使ってムダ飯をくっている管理職連中みたいな、いわゆる「ノン・ワーキング・リッチ層」が自分自身の「ワーク」を増やして、「バランス」をとるように、法律で規制してみたらどうだろう?

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