おつかれ様でした。２

アゲハ蝶のフウコちゃんが、8月末で会社を退職なさいました。

ご結婚が決まったのです。

フウコちゃんは、わたしが大好きな「ロイスクレヨン」というお店の販売員さんでした。わたしは何か特別な日のために来ていく服を、必ずこのお店で買っていました。そして、そのほとんどの機会で、フウコちゃんにコーディネートして頂いていました。だからいま、わたしの部屋にある「大好きなお洋服」は、ほぼ全て、フウコちゃんと選んで買ったものです。

もうロイスクレヨンに行ってもフウコちゃんはいません。

そう思うととても寂しい気持ちになります。そして不安でもあります。フウコちゃんほど、わたしの普段のファッションに関して知っている人はいないからです。それはわたしがどんなお洋服を持っていて、どんなファッションが好きか、ということだけではありません。わたしが自分の着る服とどうやって「付き合って」いるかということをフウコちゃんは知っています。わたしのファッションに対するこだわりだけじゃなくて、手の抜き方も知っているんです。そういうことまで楽しく会話しながら洋服を選べていたのは、本当に幸運だったと思います。

フウコちゃん、お仕事お疲れ様でした。優柔不断なわたしのお買い物に、いつも真剣に最後まで付き合ってくれて感謝しています。ありがとうね。