(仮)日本共産党 松戸市議会議員 うつの史行のブログ

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放射能対策の予算について vol.2ほか

2012-02-18 22:06:24 | 議員活動
「松戸の未来を取り戻す会」(通称:MMT)のブログはこちらです。
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測定結果地図へのリンクを変更しました。こちらをご覧下さい。
これはgooglemapに各自治体が公表した測定値をプロットしたもののようです。(私が作成したものではありません)

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昨日にひきつづき、放射能対策の予算についてお知らせします。
今回は2012年度(新年度)予算です。

<2012年度予算>
放射能対策の事業費総額・・・31億8882万5000円

内訳
○保育所(民間保育園含む)の給食食材ミキシング測定費用・・・496万5000円

○学校の線量計校正、落ち葉等の処理費、プール測定手数料(2回)、学校給食食材ミキシング測定費用・・・975万5000円

○小学校周辺側溝清掃・・・2000万円

○焼却灰の測定・処理、剪定枝等の収集運搬、農地土壌の測定、講演会開催、運動公園・新松戸プールの測定ほか・・・2億6340万1000円

○保育所(民間保育園含む)の放射能除染対策・・・6249万9000円

○幼稚園(幼児教室含む)の放射能除染対策・・・7046万4000円

○小学校(私立含む)の放射能除染対策・・・4億5921万2000円

○中学校(私立含む)の放射能除染対策・・・3億1884万7000円

○高校(私立含む)の放射能除染対策・・・8993万円

○体育施設の放射能除染対策・・・3億2909万3000円

○公園等の放射能除染対策・・・2億6072万9000円

○民有地の放射能除染対策・・・10億円

○保管場所管理経費・・・3億円

以上です。

除染費用の総額は28億9070万4千円ですが、国・県の補助が17億1066万3000円で、足りない11億8004万1000円は東京電力に損害賠償するとのこと・・・。
国がお金を出す以外の放射能除染対策を実施することは評価したいですが、そもそも国の補助基準がシビアすぎです。
具体的な除染方法については「松戸市除染実施計画」に書かれています。

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さて今日はもう一つ、柏市で開催された「民×公×学で挑む、オール柏の除染計画」シンポジウムに参加してきました。





・・・お話自体は、これまでのまとめのような感じで、新たな大発見というのはなかったですが、柏市長の「柏市の除染計画」は興味深かったです。
柏市では保育所や幼稚園について、「5cmでの測定」を実施し、「事故前の数値」を目指す、というのです。これは驚きました。
松戸市の除染実施計画が、「50cmでの測定」で「0.23μSv/h以下」を目指す、とうものですから掲げる目標の高さがケタ違いです。これはぜひ見習ってほしいです。

さらに、市民と協力して除染を進めていくという姿勢が明確に示されたのもよかったです。
20人の除染アドバイザーを各地に配置して、自治会・町会、市民グループなどが取り組む除染をサポートする体制をとり、1つの団体に最大50万円まで除染費用を補助するというのです。
ここまで腹をくくって市民と協力する・・・この行政の姿勢は画期的だと思います。私がMMTで実現しようとしたことと近いものです。
そもそもこのシンポジウム自体、民・公・学が連携して除染に取り組むというテーマです。私が6月議会から言い続けてきたこと・・・柏市に先を越されてしまいました。

松戸も、本気で市民との連携に乗り出すのはこれからです。柏市の事例をよく学び、それ以上のものをぜひ生み出していきましょう。

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