卯月の日常

グルメ、旅、時々猫

秋の青森・四泊五日の旅(10)

2024年09月30日 10時05分02秒 | 旅行ー「その他国内旅行」「海外旅行」

龍飛崎から次の目的地、五所川原まで車で1時間半⌚


曇天の津軽海峡を眺めながら、車を走らせます。


海沿いルートも考えたのですが、道の形状から察するに時間通りに辿り着かないだろうなと思い諦めました。

下北半島の大間と比べたら大したことない距離。
しかしながら、連日の長距離移動の疲れと、単純に食べ過ぎという理由で、急に眠気がやってきました。(; ・`д・´)
ここは安全のため“道の駅 いまべつ”で仮眠をとることに。
実はこの道の駅、奥津軽いまべつ駅に隣接しているのですが、まさかの新幹線駅だった……。
こぢんまりとしていてわかんなかったよ。
もっとしっかり散策すればよかった……。
😞15分ほど熟睡し、再度出発します。
雨はほぼ上がっていて助かりましたね。

似たような景色を40分ほど走らせると、中泊町特産物直売所ピュアという産直市場が見えてきました。

広い敷地内にはお肉屋さんもあり、どうやら馬肉が人気商品のようです。
軽く見回ったんですが、時間的に野菜が少なく、特に目ぼしいものも無かったので、さっさと次の目的地へ向かうことに。

更に10分ほどで到着!
ここは絶対に来たかった。
斜陽館

そう、太宰治先生がしばらく暮らしていた家です。
ご両親が裕福なのは知っていましたが……こりゃびっくり。
めっちゃ豪邸やん🥰←外からでも判る
太宰治先生といえば、走れメロス、富嶽百景 、人間失格等、名作揃い。
ちなみに私が最初に読んだ作品は母から勧められた「斜陽」でした。


もちろん入館出来ますが、今回は時間が無いので外から眺めるだけにしました。
また今度、ゆっくり訪れます。
ちなみに真向かいには「産直メロス」という物産館もあるので、太宰治のお土産など購入するのに重宝しますよ。



さぁ、いよいよ到着です。
五所川原市にある「立佞武多の館」。
入館料は¥650
※JAFカード提示で10%オフ

主人がYouTubeを視聴しながら「ここは絶対に行きたい」と申していた場所です。
さほど大きくは感じない落ち着いた街に、突如として現れるでかい建物。
それが立佞武多の館でした。



文化会館のような雰囲気ですね。
ワクワクします。



チケットを購入した後、案内されるがまま進み……


これが入り口の目印になるかな。
出雲阿国の佞武多です。

中に入り、エレベーターで上階(4階)へ。
一番上から見下ろす立佞武多は暗い空間の中で、輝いていました。
この大きな建物が何故必要なのか、ひと目でわかるサイズ感に圧倒されます。
高さ23m、重さ19トンの迫力は、実際目の当たりにしないと分からないかもしれません。



色鮮やかな、そして躍動的な表情。
この大きな佞武多が三体も収められているのです。



ゆったりしたスロープを使い、徐々に下へと降りていくのですが、前も横も後ろも、余すことなく見学できます。



細部まで美しく、細部までこだわり抜いた佞武多。


興奮が止みません。

この橋が開くことで、大きな立佞武多を建物から出すことが出来るようです。



ぜひともこれらの佞武多が街を練り歩く姿が見たい!

主人は本気で8月の祭りに参加するつもりのようです。笑
※ハードル高そう

背面の艶やかな絵がこれまた魅力的で、
ついついじっくり立ち止まってしまいます。


正直圧巻すぎて、目が泳ぐほど。







閻魔、と書かれた文字も素晴らしい。





踏みつぶされそうな蛙が可愛い。



大量の金魚佞武多。
可愛い♡持って帰りたい。



祭りの衣装



どれも本当に素晴らしいデザインです。



でっかい金魚佞武多







どれだけ居ても飽きることのない立佞武多の館



龍のお顔もかっこいい。

立佞武多は戦中、戦後の大火で設計図などほぼ消失してしまい、
その後長い間、巨大な佞武多が登場することはありませんでした。
平成五年に台座の設計図が発見されたことで、再び巨大佞武多に注目が集まるようになり、今や20数メートルもある見事な立佞武多として祭りが盛り上がるようになったそうです。
青森には様々な佞武多が存在しますが、この五所川原の立佞武多は是非ともこの目で見てみたいと思います。



祭り期間:毎年8月4日〜8日の5日間

※注意(ニュースより抜粋)
青森県五所川原市は、2025年の祭りでは新作大型立佞武多を「製作しない」と発表しました。製作場所である「立佞武多の館」を大規模改修するためで、改修が終わった2026年の祭りでは新作大型立佞武多が出陣する予定です。
詳しくはこちら



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