親愛なる日記

僕が 日々見つめていたいもの。詩・感情の機微等。言葉は装い。音楽遊泳。時よ、止まれ!

今宵 彼らに祝福を

2008年12月15日 | うたかたの日々
ある月の満ちた夜に男の子が産まれた。

不安そうに見守る父と娘の祈りが届き、男の子はその体に似合わない大きな産声をあげる。

妻と夫は抱き合い、娘はその小さな頬に涙を浮かべて。


月はにっこりと笑う。とても静かな夜。

今夜、君は太陽だ。

今夜、君達は銀河だ。


また一つ星が生まれ、夜空を少しだけ明るく照らす。

僕は遠いところにいて、その瞬きに目を細める。


ありがとう。

よく、がんばったね。

ありがとう。

また、酒が飲めるね。

ありがとう。

ありがとう。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿