この曲は、グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」 第3幕「優しい愛の神よ,あなたのきずなは」とのこと。
さて、ギリシャ神話のオルフェオとエウリディーチェについての物語は有名ですが、僕自身のためにもおさらい。
オルフェオという人は、ギリシャ神話の多くの登場人物のような神様ではなかったけれど、歌と音楽に長けていたおかげで、みんなからはほぼ神様アツカイされている特殊な人間でした。
その結婚相手がニンフであるエウリディーチェです。結婚してすぐ、かわいそうなことにエウリディーチェは蛇にかまれて死んでしまいます。(あらら)
悲しくてしかたのないオルフェオは、死の世界からエウリディーチェを取り返そうと思いつきます。(ほう)
オルフェオの奏でる歌と音楽は美しすぎて、誰も「NO」とは言えません。そんなわけで地獄の番人もエウリディーチェを生の世界に戻すことを承諾します。
しかしここで条件が一つ。(まあ、そうだよね)
死の世界から生の世界まで戻る道すがら、絶対に彼女のことを見てはいけない上に、なぜ彼女を見てはいけないのかを説明してもいけない。
その条件を満たさなかった場合、エウリディーチェはすぐさま再び死の世界へ連れ戻されます。(秘密を抱えるわけだ)
エウリディーチェを連れて生の世界へ進んでゆくオルフェオ。その間、エウリディーチェは、わざわざ死を覚悟してまでも自分を死の世界まで迎えにきてくれた愛する夫オルフェオが、自分のことを見ようともしなければ、口をとざしていることにすっかり絶望し、再び死のうとします。(激烈だね、エウリディーチェ)
それを感じたオルフェオは最後の最後、もうすぐそこが生の世界!(ああ!)というところで、彼女のほうを振り返り、抱きしめてしまうのです。
その抱きしめた瞬間に彼女は再び、死の世界へと抗うこともできず引き戻されてしまいました。(なんと…。)
その後オルフェオはどうなっちゃうのか?
それは秘密。
このシーンはたぶんその秘密の確信部分だと思うのだけど、何を言ってるのかさっぱりわからん。詳しい人いないかしら。
ただ、ここにもやはり教訓はある。と僕は思う。
つるの恩返しの時にも言ったことだけど、
「ゼッタイに見てはなりません」と言われたら、 それは見なければならない、ということだ。
ということか。