輝く生涯 ―エミ・カーマイケル―
「この土台の上に、だれかが金、銀、宝石、木、草、または、わらを用いて建てるならば、それぞれの仕事は、はっきりとわかってくる。すなわち、かの日は火の中に現れて、それを明らかにし、またその火は、それぞれの仕事がどんなものであるかを、ためすであろう。もしある人の建てた仕事がそのまま残れば、…」
「もしある人の建てた仕事がそのまま残れば、…」。私は語りかけた声の方を振り向きました。そこには、噴水、ぬかるみの道、おやまあという驚きの顔をした人々、こうしたすべてが見えましたが、そのほかには何もありませんでした。目をくらませるような閃光がありましたが、すぐに消えてしまいました。そこにはいつものままの状態があったのです。私たちは歩き続けました。私は誰にも何も言いませんでしたが、何かが起こって、いのちの価値を変えてしまったことが分かりました。それ以後永遠にかかわることのほかは、再び問題にならなくなりました。」
その午後、18歳のエミは部屋に閉じこもって神に語った。そして、将来の生き方の根本について全てを定められたのである。エミがイエスを救い主と知ったのはその2年前、北アイルランドのハロゲイトの学校の生徒であった頃のことである。ある伝道説教の終りの静かなしばらくの間に、よき羊飼いは、「父母や多くの人たちの祈りに答えてくださり、私をさえ彼の囲いの中に引き入れてくださったのです」と彼女は言う。(つづく)
V・レイモンド・エドマン著『人生のかぎ』―信仰生活に秘訣を見いだした人々―より引用しました。
A.O
「この土台の上に、だれかが金、銀、宝石、木、草、または、わらを用いて建てるならば、それぞれの仕事は、はっきりとわかってくる。すなわち、かの日は火の中に現れて、それを明らかにし、またその火は、それぞれの仕事がどんなものであるかを、ためすであろう。もしある人の建てた仕事がそのまま残れば、…」
「もしある人の建てた仕事がそのまま残れば、…」。私は語りかけた声の方を振り向きました。そこには、噴水、ぬかるみの道、おやまあという驚きの顔をした人々、こうしたすべてが見えましたが、そのほかには何もありませんでした。目をくらませるような閃光がありましたが、すぐに消えてしまいました。そこにはいつものままの状態があったのです。私たちは歩き続けました。私は誰にも何も言いませんでしたが、何かが起こって、いのちの価値を変えてしまったことが分かりました。それ以後永遠にかかわることのほかは、再び問題にならなくなりました。」
その午後、18歳のエミは部屋に閉じこもって神に語った。そして、将来の生き方の根本について全てを定められたのである。エミがイエスを救い主と知ったのはその2年前、北アイルランドのハロゲイトの学校の生徒であった頃のことである。ある伝道説教の終りの静かなしばらくの間に、よき羊飼いは、「父母や多くの人たちの祈りに答えてくださり、私をさえ彼の囲いの中に引き入れてくださったのです」と彼女は言う。(つづく)
V・レイモンド・エドマン著『人生のかぎ』―信仰生活に秘訣を見いだした人々―より引用しました。

