歌猫Blog跡地

漫画「鋼の錬金術師」と荒川弘について語るブログ。更新終了しました。

「ぱふ」読みました2

2005年03月17日 | ◆新刊読んだ!
「鋼の錬金術師」◆
「ぱふ」荒川弘インタビュー、読みました。…04年9月号の。
巻頭特集「鋼の錬金術師」の号だと、今月号で知ったので。

どこで入手?それはね。図書館!
わーい公共施設万歳~。

私の住んでいる自治体は図書館の蔵書をWeb検索&予約できて便利です。
そして、漫画のハガレンはもちろん無いけど、小説のハガレンはどれも入ってました…。書籍の価値を決めるのは読者だからどんな本でも価値がある、という考え方は正しいような気もするけれど、原作は影も無いのにノベライズなら「蔵書」ってのは、何となくびみょー。線引きって難しいねえ。

でも、ぱふはあったんだよ!やー、その一貫性あるんだか無いんだかの購入方針が嬉しいな!
見開き特集10ページ、A3コピー1枚10円×5枚也。
そうそう、通常の号は650円でした。あー、ちょっと安心。

内容は、02年10月、03年9月、04年4月のインタビュー再録と、キャラ&イチオシシーン4頁、アシスタント(ひのでや氏あいやーぼーる氏)インタビュー2頁でした。
インタビューは古いものほど長かったです(何となく納得)。そんで驚いたのが、02年10月というところ。へえ!まだ3巻も出てない時に、これだけ長いインタビュー載せてたんだ。
今月号の詳細網羅な巻末資料見ても思ったんだけど、ぱふって、なんか、すごいねえー。
面白いと思ったのは、話の筋は決まっていてあまり外れない、という話の中で「ただ、最近描いた部分で、そのエピソードのみで退場する予定だったキャラに、愛着がわいてしまって残してしまったというのが初めてありました」とあって。
すわ!と単行本チェック。しますよねえ?こうゆう話されると。
02年10月号だから9月発売、インタビューは7月?てことは…。
バリーかあ。
私、10巻で多分一番好きな場面は、バリーの退場なんだ。これは別の記事でまた。

03年9月のインタビューはアニメ化おめでとう記事で、連載7年構想はこれがニュースソースなのでしょうか? ウィンリィは3話で登場の予定が担当さんの指示で先になって炭鉱話が挿入されたとか、エドとアルの過去編は最初から描く予定で何度も頭の中で推敲してたとか、話作りの一面を知ることが出来て嬉しいな。
04年4月のは、そりゃー一番忙しい時期&露出の多い時期なので、見たことあるQ&Aという感じ。

で、今月号を読み直すと、今月号のが一番、突っ込んだとこまで聞き出してるなあと。
たくさん、心がひっかかる言葉、イメージの粒が残る言葉があったのですが。そのうちの一つ。
「ホムンクルスも自分たちが人造人間であるということに誇りを持って生きてるし」
そうかー!そうなんだ。と。
私はエド中心の視点だからか、ホム達をまだ「敵対側」「得体の知れない」としか捉えてなかったなあと。
そう。錬金術師が、軍人が、機械鎧技師が、炭鉱夫が、「自分の生き方に誇りを持っている」ように、ホムンクルス達もまた。
そう。鋼のキャラは誰もが誇りを持っているんだ。それが活き活きした力強さを生み出すんだ。



TB テーマサロン鋼の錬金術師 ハガレンピープル

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (さくら)
2005-03-17 09:51:45
むむ、うちの自治体の図書館も中央図書館(←よく考えたらステキな響き)なら「ぱふ」が置いてあったハズ…!!

私も探してみます。

そう言えば、うちの方でも小説は全部蔵書されてます。Webの新着図書をチェックしてて笑ってしまいました。



>鋼のキャラは誰もが誇りを持っているんだ。それが活き活きした力強さを生み出すんだ。



だからそれぞれのキャラが活きているんですねえ。一人ひとりが(人造人間でさえ!)きっちりと「生き様」を見せてくれますもんね。納得納得。
返信する
図書館~♪ (管理人)
2005-03-18 07:04:48
さくら様こんにちは。コメントありがとうございます!

図書館ってかなり、使いがいありますよね!

でもお勉強のためには行かないのに、こういう煩悩系だと途端にフットワークが軽くなるのはナゼ?(笑)



>きっちりと「生き様」

うん。私、グリードの物語り上での役割って、どーにもつかみきれなかったんですよ。グリードって大総統の強さを際立たせるためのキャラ?アル誘拐イベントから真理の扉を思い出させるためのキャラ?ホムンクルスの異常な再生力を印象付けるためのキャラ?どれも、グリードじゃなきゃいけない理由がない。

でも、ホムンクルスの「生き様」を描くためのキャラ、なら、すごく納得できる。強くて我儘で己のポリシーに沿って生き、そして死ぬ。



誇りを持っている、って、こんなにも格好いいんだ!と思いました。

返信する