歌猫Blog跡地

漫画「鋼の錬金術師」と荒川弘について語るブログ。更新終了しました。

祝!荒川弘先生 手塚治虫文化賞 新生賞受賞 & 第二子ご出産予定~!

2011年05月28日 | ◆小ネタとか突っ込みとかつぶやきとか
私、手塚治虫文化賞の贈呈式に、応募したら当たったのよ!
そんで、行ってきました!

朴さんや、受賞者の皆様、選考委員の先生方。有名人と同じホールにいるなんて夢のよう。
そして、荒川先生第二子ご懐妊の、公式初発表を、ナマで、一番最初に、聞けたーーー!
やったあ!やったあ!!
何たる幸せ。なんて奇跡。ああ、もう、この幸せを皆様にお分けしないわけには行かないわっ!!!

てなわけで、更新停止しました歌猫Blogではございますが、番外編といたしまして、手塚治虫文化賞のレポをお届けさせて頂きます!

受賞者と選考過程および選考委員はこちらの公式HPをご覧ください。
http://www.asahi.com/shimbun/award/tezuka/

まず会場に入りますと、大きなパネルと花がいっぱい!
写真がチャチくてごめんね~。携帯サイズなもんだから…。色もね、ホンモノはもっとずっと華やかでした!
まず鋼へのお花。
ボンズ南社長


少年サンデー編集部


アニプレックス勝股社長


鋼の錬金術師制作委員会

上にミロスの小パネルが飾られてます。

スクエニ田口さん

これだけテーブルに置く形で、持って帰りやすいようにとかそういうのかしら?

あっ、新書館さん無い…。あーもー、こゆとこで百姓貴族も宣伝しないとだよう~!
逆にアニプレは、さすがアニプレ(笑)。配布物にもしっかり「この夏公開の~」とか文言入ってるし、朴さんも「アニメの」じゃなくて「映画の」声優ってなってて、うははさすが鋼の宣伝担当、絶好の機会は貪欲に利用なさっておられました!

大きなパネルと、単行本全部。

このエド、かわいい~v 特大サイズで見ても、いい表情!アルももちろん素敵っ!あーもらって帰りたいくらいだったよう~。
テーブルに並べられた単行本、27巻だけ帯付きでした。1巻はほんの少し黄ばんでて、見たら2003年だったっけ?あたりの、まだ刷りが最初のほうのやつでした。

そうそう、一緒に行った友達が気付いたんだけど、鋼のお花はね、ぜんぶ赤がテーマカラーだったの。
もちろん、エドのイメージカラーなのかもしれないけども。
もしかしたらもしかしたら、赤い花企画、を、どっかで意識してくれたのかも…?なんて言ってきゃわきゃわしちゃいました(お静かに!)

大賞2作もパネル展示。


どちらもサイン入りです!
山科さんのパネルもあったんだけど、写真撮れませんでした~すみません!

仁はテレビ局とかドラマ関係からもお花が来てて、とっても華やか!
竹光侍もいっぱいお花が来てました。小学館のほかにあだち充さんと高橋留美子さんからも個人名で来てたりとか。

その横では手塚賞のバッチ販売と、義捐金募金箱としおりの配布。
バッチはアトムと手塚先生のが欲しかったけど開場5分で売り切れてました・・・!早っ!ブラックジャックを買いました♪
しおりは「限定」って言う割には、印刷があんま良くなくて、ちょっと残念。

その奥がホール。小さめの長方形のホールです。
前のほうは関係者席。でも後ろも周りも、なんか関係者っつーか業界人ぽい人がわんさかいるんですけど~?
年齢層はかなり高め。新聞社主催だからかな?受賞作も大人向けだからかしら?
私の斜め後ろにはいしかわじゅんさんがいらっしゃいました。あと、隣の隣の方もなんか業界の方らしく、名詞交換したり、すごい派手なネクタイの人が何かのイベントのバッチを配ったり挨拶したり。うおーギョーカイだぜー!

で、でっかいカメラかついだ人や腕章つけた報道の方が入ってきて、受賞者の先生とかも同じ入り口からぞろぞろ入ってきて、いよいよ式の開始です!

以下は私のメモの走り書きなので、思い違い・聞き間違い・カンチガイや嘘っこなんかが含まれている可能性・大!です。
あんま信じないでね。でも、雰囲気は伝わると思うの~v

最初は朝日新聞社社長の最初の挨拶。
さすが大会社の社長。上品で頭の良い方という印象でした。
まずこの賞の意義を語り、震災に触れ、それから個別に作品を紹介。
大賞は、今をときめく仁と、表現の先端をいく竹光侍のニ作品が拮抗し、甲乙つけがたく両方とした。選んでみると同じ江戸時代を背景にまったく違う作品が並び、誰もが納得する結果だったと思う。と紹介。
鋼については「ファンタジーの中に等価交換の原則が作品に深みを」と紹介して、代理の朴さんの紹介に「夏にも公開される映画『ハガレン』で」と。
ミロス長すぎるからハガレンて略されてるやん!心の中で大爆笑!
山科さんについては、いつも載っているのに馴れてしまっているが、この面白さをずっと同じに続けていくのは大変なことだ、と賛辞。
そして、5月18日付けの投書に被災地にも漫画の喜びみたいのがあったと紹介し、とても良い投書です、さすが朝日の読者、とちょっと笑いを取って、これからも朝日新聞をよろしくお願いします、と締めて終了。

次に、出席者の紹介。
手塚夫人、悦子さん。そうか!まだお元気だったんだ。わ~v
手塚眞氏。手塚プロダクション代表。
それから選考委員の方々。
竹宮恵子さんはイメージ通りの。藤本由香里さんはショートカットでした。三浦しをんさんはふんわりロングの髪型のようでしたが、あんま見えなかった。
こんな、活字とかモニター越しに会ってた人が、すぐそこに(と言っても距離ありましたが)いるなんて、なんてすごいことなんだろう!!
藤本さんには感謝オーラを送りました!(届かないって)

次に手塚眞さんからの祝辞。
これがねえ。すごくまとまった良い言葉で。手塚さんの頭の良さを感じました。
・この賞はただの漫画賞ではなく、日本文化の一環を紹介する賞。海外の皆さんにも知ってもらうため。
・震災で、生活基盤と、その上にある文化・文明を考える年になった。
文化は無くてはならないものだ。ガソリンや電気が無いことが大変だったが、しかし、江戸時代もまたガソリンも電気も無かった。それでも江戸時代は文化的であった。(大賞の二作が両方とも江戸時代のものであることに由来して)
・漫画はいつ、どこでも楽しめる文化。電気なくても読める。ガソリンがなくても遠いところへ連れて行ってくれる。
パソコンでも読めるけれど、原点である紙で読めることを大切に思う。江戸時代から続く印刷文化。
・震災で今年はこの賞が開けるか危ぶんだ。関係者に感謝する。
 そして、これからもずっと、漫画を愛してほしい。

それから、選考委員を代表して竹宮恵子さんから選考経過の報告。
ちなみに私は竹宮さんの作品ではエデン2185が大好きです。←レポに関係ないだろ!
さて。その、少女漫画界の巨匠、大先生・竹宮様が、やってくださいました!
「新生賞を受賞の、あらかわひろし」
ひろしって、ひろしってーーーーーーー!(笑)
その後も、ひろし。計3回も(数えるな)。
うんうん。書く人ってさ。字面で固有名詞を覚えるから、発音しにくいこと、あるよねえ。私も初めてオタ友としゃべったとき、何百回もネットで会話してたキャラ名が、言えなくてオロオロしたことあるよ(笑)
でもさあでもさあ。先生、ひろむです、ひ ろ む っ!
うん、でも、きっと後から気付いてしまったーって思ってらっしゃいますよね、そんで竹宮先生、一生、荒川弘って名前、忘れないよねv うん、それはイイ!←何
鋼については、
・骨太なしっかりした作品で、大賞であってもいい作品。
・十分すぎるほど知られているが、初連載であるので、新生賞とした。
・手塚先生の「どろろ」を思い出した。手塚先生を超えていく人が出てくる時代なのかなと思った。
・エンタメでありながら深みがあり、賞にふさわしい。
と語ってくださいました。

そして、贈呈式となります!
アトムのテーマ音楽のピアノ版をBGMに、賞と、トロフィー。
まず、村上もとか氏。
とても真面目で真摯な方とお見受けしました。
・あと1週間で還暦。
・最も古い漫画の記憶が手塚漫画。まだ字も読めない頃に近所の畳屋の軒先で夢中になって見た。
・子供時代はアトム全盛。高校になってCOMと火の鳥に夢中になり、漫画家を志した。
・六三四の剣で賞をいただいたとき、手塚先生も一緒に受賞し壇上に並んで光栄だった。
・節目節目で、手塚先生の影響がある。手塚先生によって漫画は最も身近な表現手段と知った。60になって目もかすむが、こうして賞をいただき、背中を押してもらった。
これからも漫画の可能性を求め、もっともっとがんばりたい。

次に、松本大洋氏と永福一成氏。
松本さんは寡黙な絵描きの少年がそのまんま大人になった感じ。
永福さんはお坊さんでもあるので坊さんの格好で恰幅良く。
松本氏
・力いっぱい描けた作品。努力してもなかなかいつもそうは出来ないのだが、この作品は制作が楽しく、終わるのが嫌だと感じたくらい。
・(協力してくれた沢山の人の名を順に挙げ、)感謝している。そして読者の皆様にも感謝。
永福氏
・大きな賞で、光栄でありプレッシャーでもある。原作者として初めての賞。気が引き締まる思い。
・協力してくれた皆様に感謝。そして僕に原作を依頼してくれた、松本君に特に感謝(会場笑い)

そしていよいよ朴さんです!
美しい女性の登壇にちょっと会場の雰囲気が変わる。漫画家当人でないということもあるけど、ほら、会場は年配の男性も多いでしょう?それもあるんじゃないかしら?なんつって(笑)
朴さんはショートボブにヘアスタイルチェンジなさっていました。黒のオーガンジーのドレス。胸元に大ぶりの黒のスパンコール?がついてて照明で時々キラキラするの。スカート部は黒の透け素材に透けない黒の大きめ水玉模様で、上品な中に面白みのある素敵ドレスでした!
そして細い!いつも皆さんおっしゃってるように、ほんっとに細い!この細い身体からあのすごい声が出るなんて、女優さん声優さんって本当にすごい。

以下、朴さんの挨拶です。
(ちょっと緊張の面持ちで)
今日は荒川先生の代理としてこの賞に出席させていただいております、鋼の錬金術師のエドワード・エルリック役、主人公の男の子を務めさせていただいております、朴ろ美です。
今朝も荒川先生から「息子のエドをよろしくお願いします」というメールを頂きました。
今日は荒川先生から手紙を預かってきておりますので、読ませていただきたいと思います。
(トロフィーを持ったままだと手紙を開きにくいので、トロフィーを後ろに置こうとして係員さんが手伝いに来て、ごめんなさい、とか小さな声で。やん、可愛いv)
「この度は大変に名誉な賞を頂き、ありがとうございました。
しかし、せっかくの授賞式にお呼びいただいたというのに、出席できず申し訳ございません。
私事ですが、現在出産を控えておりまして、万が一、会場で緊急事態が起こっては(会場笑い) せっかくの華やかな式典に水を差すことになりますので、欠席させていただきました。本当に申し訳ございません。
おめでたい式典ですので、代理の方は華やかな方を、と思い、女優として、また声優としてご活躍なされている、朴ろ美さんにお願いいたしました。
鋼の錬金術師で主人公エドを演じていただいていた方です。その明るい声と、みなぎるオーラで、会場を盛り上げてくださることでしょう。(朴さんちょっと照れる。会場笑い)
さて、それにしても、漫画の神様のお名前を冠した賞、身に余る光栄です。
この度受賞なされた村上先生の作品には、いつも真摯であることの強さと美しさを教えられ、松本先生の作品にはそのセンスにいつも度肝を抜かれ、山科先生の戦国などには爆笑させられ日本史に興味を持ったりで、一読者として作品を楽しませていただいた先生方と、今、こうして漫画家として並んで賞に名前が残るという現実は、なんとも不思議な、そして畏れ多いの一言です。
まったくもって、授賞式に出られないのが悔やまれます。こんなこと、子供の頃の自分に教えてやったら、ひっくり返るだろうなと思います。
鋼の錬金術師は、9年かけて、去年、無事に終えることができましたが、私の現実、そして主人公達、共に遠いところに来たなあ、と、改めて実感しています。
世界も漫画界もうつろい、変化していきますが、子供の頃から持っている「漫画大好き!」な心は、変化させることなく、これからも精進していきたいと思います。
最後に、鋼の錬金術師、エドワード・エルリックからひとこと。
(朴さん、ちょっと間。客席笑い)
(エドの声で)『この作品に関わってくれたみんな!何より、9年もの長い間、俺たちの旅を見守ってくれた読者のみんな!本当に、ありがとなっ!』」


会場、拍手拍手拍手~!!!
私も拍手!ちょう感動、飛び上がって両手振り上げて叫びたいくらい!!!
あーっ、良かった!すごい良かった!もんのすっごい、良かったーーーーーっ!!!!!
手紙を読んでくれたのが朴さんで良かった!声の抑揚、言葉の区切り。間の取り方でここは笑いどころと伝え、会場が暖かい笑いに包まれているあいだにちょっと待つ笑顔。本当に、すばらしかった!
そして、荒川弘先生第二子お誕生予定の、公式初発表を、ナマで、いちばん最初に聞くことができて、本当に嬉しい!
朝日新聞様、私を当選させてくれてありがとう!てゆーか当選しちゃった私ってばすごい!いえーい!!!

え?朴さんのパートだけ何だか一言一句詳しすぎないかって?いやーん、会場は撮影・録音禁止ですもの。そんな録音機器なんてワタクシ存じ上げませんことよ?おほほほほ~。

最後に山科けいすけ氏。
ふつうのおじさんが、しゃべるとすごい可笑しい!
・漫画は、読むのは好きだが描くのは嫌い。
しかし何の因果か描くのを仕事に。デビュー以来、仕事が嫌で嫌で(会場笑い)。でも他に出来る仕事もないし。
・「手塚」「文化」と、まったく自分に向いていない賞を頂いてしまった(会場笑い)
向いていない仕事で、向いていない賞をもらう。これってちょっと漫画的かな、と(会場笑い)
そんな漫画的な賞をいただいた自分は、ちょっと漫画家に向いているのかな、と。ありがとうございました。

会場が改めて笑いに包まれたところで終了。
司会の女性がちょこっとインタビューと言って、奥様も以前、手塚賞を取っていることから、家庭ではどんな会話を?と聞かれ、面白いネタとか馬鹿な話を時々、まあマトモな会話はしていないということで、みたいな返事をしてて(ここはメモが無いのでイイカゲン)また笑いを取っていました。

ここで一端休憩。
舞台上では写真撮影とか。
作家さんの奥様やお子さんもいらして、晴れの舞台、よかったねえおめでとうとか思ってみたり。
スクエニプロデューサーの田口さんも来てたらしいんだけど、分かんなかった…。あー、お会いしたら握手したかったよ!良かったねえおめでとう!って。(何様)

朴さんにサインとかもらえないかな…と油性マジックとミロ星カレンダーを握って待ってたけども(ちなみに、もし万一荒川先生ご本人がいらしてたらと、単行本とポスカも持っていってましたが、それはカバンから出ずじまい)、朴さんは他の作家さんとは別に、舞台袖の出入り口から出てってしまいました。うん、女優さんだもんね~。
ずっと、小太りの、そして背広の背中に横じわが入ってる(ぜんせん一張羅じゃない(笑))、ニコニコしたおじさんが朴さんについてました。アニプレか事務所の人かな~?朴さん業界ちょっと違うし、控え室とかレセプションとかでも大御所ばっかできっと居心地悪いっていうかすっごい緊張してそうだから、スタッフさんついててくれて良かった!
そんで、名代だけど立派な主席者なんだから、こういうとこで、後々の出演へのご縁とか作れてたらいいな~vなんて思いました。

二部は大賞受賞者のトークショー。
まずは村上もとか氏と永井豪氏。
永井さんが、自分がいかに仁を推したか、大好きな作品だから大賞になって嬉しい、と、ほんとに嬉しそうに語りました。
歴史漫画は時代考証が大変で登場人物にそれぞれファンがいる、医療漫画は考証も大変だけど小道具もたくさん描かなきゃならない。大変だから自分は避けてきたけどそれを両方やったのが村上さん。医療漫画は手塚先生とこの仁ですねと誉めちぎり。
村上さんは、昔の写真を見るのが大好きだそうで、写真を見ていると150年前の人物が頭の中でまるで生きているかのように動く、それを何とかして皆に伝えたいと思って描いた、と。
また、漫画は「たら・れば」の妄想だから、その妄想を全部入れて描いた、とか。
他にも、着想ととっかかり、各登場人物の造形とか、パラレル要素とか、作品作りに関していろいろ。
ハッピーエンドにするかアンハッピーにするか決めかねていたけれど、トイ・ストーリーを観にいって、ハッピーエンド、素晴らしいじゃないか!と思ってその場でハッピーエンドに決めた、とか。
あと、村上さんは子供のとき手塚漫画の絵を書いて友達にあげて、特にウランちゃんが人気があって、パンツをちらっと見せると喜ばれて何かと交換してもらえて、漫画が稼ぎになると最初に知ったのがそれ、とか笑いを取ると、永井さんもボクはリボンの騎士の色気に惹かれた、一度だけ女性の格好をするときの、胸元の谷間の1ミリにも満たない線に、もう貫かれてしまった!と熱く語り、会場も沸いてました。
楽しいオタ会話という感じv 面白かった~

続いいて、松本大洋氏・永福一成氏と、中条省平氏。
中条さんは真面目な感じで司会者っぽくて、松本さんはとつとつと喋って、聞いててほのぼの~としてしまう。永福さんは「ボクも昔は漫画家だったんで」とか笑いをとって「今はライトノベルでご活躍で」とか言われたら「(漫画の)依頼が無いので」と返してまた笑いを取ってみたり。しっかり者の永福さんと、こだわりの松本さん。
小説形式の原作とか、画材、ミリペン。
松本「ミリペンっていうのは…えー…ミリペンなんですけど」(会場くすくす)永福「1本150円とかのね!」(会場笑い)中条「そういう普通の画材で」(と話を引き締め先に進める)みたいな。
松本さんはトーンが嫌いで、「何で描くのに貼るのか、そこがわかんなくて」だって。で、印刷技術の発達で薄墨も綺麗に出るようになって今回それにしたとか。
時代考証にはとてもこだわって、福永さんの原作は作品内では言わないけれどちゃんと何年と決めてて、その時代の道具とかを、毎回、時代考証の人に送って(郵送って、え、連載は週刊誌じゃなかった?!)見てもらって、屋根の角度とか蚊取り線香の大きさとか直して道具もぜんぶその時代にすでにあったものにしたとか。
出てくる動物はけっこう松本さんのオリジナルが多くて、本筋を福永さんが描いてるから僕はウサギのほうを、とか。
そういう話を中条さんが「日本の絵画は『あそび』『飾り』『アニミズム』といわれるが、松本さんの絵にはそれが全部ありますね」等とまとめてみたり。

いやあ!充実した会でした。ほんとに楽しかったよ~!
はー幸せ。ほんっと、幸せv

にしても!に、してもだ!
「出産を控えて」って、けっこう間近な印象ですよね?
荒川先生、週刊誌連載しながら鋼仕事しながらカラー描きながら百姓も休まず、そんで今、腹ボテなんですかっ?!
まーじーでー!?!?
って、仕込みは何時ですかっ?(←こら!) ぱふで乗馬やりたいっておっしゃってたときは、まだ妊娠に気付いてなかった?それともわあ出来ちったこりゃ足腰鍛えないとなあ今は無理だけど出して(こら!)しばらくしたら乗馬でもやっかな~?ですか?!えっと、妊婦さんって乗馬やんの難しいですよね…?それとも安定期なら問題無いんだろーか。
で、週間連載決まったときは、もうきっと、お子さんお腹にいましたよね…?!
やーすげーわ。うん、すげーや。

あー、嬉しいな!ほんっと嬉しい!
私、荒川先生には仕事も家庭もお金も名誉も創作の苦しみと快感も子育ての苦労と幸せも、ぜんぶぜんぶ、総取りしてほしいの!だってだって、大好きなんだもん!
だから仕事で二人目を諦めてほしくなかったし、子供で仕事を諦めてないのもすげえ嬉しい。
どうかどうか、お身体を大切に。そしてこれからも楽しい漫画を楽しく描いていただけますよう。

鋼の錬金術師にかかわってくださった皆様、荒川先生を見出し育てた下村さん、きっと個人的にもファンにちがいない田口さん、毎回かっこいいレイアウトをしてくれたデザイナーさん始めスクエニ編集部の皆様、素晴らしいアニメを送り出してくれたボンズ、数々の困難をぶち切って放映してくれたMBS竹田P。
この賞はもちろん荒川先生の賞だけど、でも鋼がこんなに大きな作品になったのは、こうした関係者の皆様のお力も絶対にある!だから代理がメディアミックスの顔たる朴さんなんだと思う。ありがとうそしておめでとう!

そして、荒川弘先生、手塚治虫文化賞新生賞受賞、そして第二子ご出産予定、本当に本当に、おめでとうございます!!!

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