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歌猫Blog跡地

漫画「鋼の錬金術師」と荒川弘について語るブログ。更新終了しました。

ユリイカ 荒川弘インタビュー

2008年05月29日 | ◆新刊読んだ!
ユリイカの、荒川弘インタビュー。

本当は買って読むべきだと思うし、全文読まないと荒川弘先生の正しい言葉は受け取れない。一部抜粋って私のフィルタがかかっちゃうから歪んじゃう。(もちろん活字になった時点でフィルタかかってるんだけど)

だから、まず、本を読んでね!って言う。

でも、「ぜひ読んで!」と私なんかが言っても、読む人は言われなくても読むし、読まない人は言われたって読まない。私もそーだから(笑)
で、読まない人はそのうち、忘れちゃう。(私も以下同)

だからやっぱりレビュります。
ネットで文章のつまみ食いって自分もやってるし。
そんで、その時はそれほど興味がなくてつまみ食いで流してても、ある日何かの拍子に本そのものに出会った時に、味見してるのの方が私は手が出しやすい。

つー言い訳を前置きして(笑)


まず冒頭。インタビュアー藤本由香里さんのこの言葉。
「『鋼の錬金術師』が00年代を代表する少年マンガであることは誰も異論の無いところだと思いますが」

誰も異論の無いですよv
藤本由香里さんの本は「少女マンガ魂」しか読んだ事無いんですが、なんたって私的には藤本さんが各種マンガ賞の審査員ってトコが重要!(笑) すっげ私的に重要(笑) 
いやまあ、そこは置いといて。

まずはデビューまでのいきさつ。それから三国志好きのこと。
「『三国志』の、すっごいアクの強い奴らがなぜか一つの世界で共存しているところが大好きなんです」
それからデビュー作STRAY DOGについて「新人離れした完成度の高さ」
それまではギャグ4コマしかやってなかったのに、いきなり50頁近いストーリーマンガを、鮮やかなコマ割りで描く。
その、荒川先生が明かすコマ割りの秘密とは・・・!

「4コマの延長なんですよ。(中略)まず、(起承転結の)起をさらに四つに割るんです。(中略)一つのエピソードを起承転結で割る、1ページを起承転結で割る、それを繰り返せばいいんです」
「えーーーっ!」
これは私の叫びではなく、藤本さんの叫びです(笑)。本にもちゃんと「ー」が3つ書いてある(笑)

ようやく鋼の話になって(ここですでに4ページ目)、ジャンプのキャッチフレーズ「友情・努力・勝利」に触れて。
「物語を最初に考えたときに、「子どもすくねっ!友達いないよ、こいつ」というのがあって、まず「友情」をあきらめたと(笑)。じゃあ「努力」はどうかと言ったら「最初からレベル100だった・・・・・・」というので「努力」もなくなった。じゃ、いっそのこと「勝利」もやめるかってんで、敵と戦ってスカッと勝つよりは、自分が逃げたり相手が逃げたりというぐだぐだしたものになった(笑)」

私さあ!
鋼におけるバトル考って記事を、書きっ放しのまま1年近くほったらかしてるんだけど、正にそーなのよ、鋼のバトルってジャンプ系と全然違う。
まず、戦いのための戦いが無い。物語の流れの中にバトルシーンがある。
次に、話をまたぐバトルが無い。そして主人公が勝たない。(それぞれ例外はあるけど)
だからバトルの終わりが物語りの切れ目にならない。勝った!という開放感で物語が止まらない。
物語の必然としてバトルがあるように、バトルの必然として物語が続く。
これってすごく新しいし、物語の構成力がものすごく高くないと真似できない技だと思う。
・・・という、作品の特徴として「勝たない」を見てはいたけれど。
やあ!まさかそれが、作者の意図的なものだとは、思いもしなかったなあ!

何度も何度も思うんだけど、荒川弘ってすんごいチャレンジャーな作家だと思う。
敢えて困難な方へ行く。そんでその理由は、きっとその方が荒川弘先生自身が面白いから、だと、私は思うのよねー。

ああ、横道に逸れました。
そんで、上の荒川先生の発言を受けて、藤本さんが
「でも、荒川さんはスカッと勝つのも好きなんですよね」と聞くと、先生は肯定。ここの発言は鋼の終わり方に触れる面もあると思うので、ここには書かない。ちょっとぐらいもったいぶらないと、後で本を手にとった時の楽しみが減っちゃうからね!(笑)

あと、先生は空手をやっているので格闘シーンの裏付けになっているという話。
だから突きがあって、かわして、蹴りを入れて、という一連の流れが理屈に合ってて、コマの絵が私たち読者の目にはアニメのようにリアルに動いて見えるんだなあと納得。
ところで空手は、過去形じゃないってことは今でもなさってるんですか?(ありえる・・・;)

あと、先生って強いなあ!!と思える発言がたくさん。
「ぶっつけ本番に強いんです(笑)。(中略)エンディングは最初に想定したものからほぼ変わっていません。ただ、打ち切られることも考えて、5ヶ月バージョン、10ヶ月バージョンとエンディングへの流れをいくつか考えていました」

ニーナのエピソードがかなり序盤なことについて
「あれを描かなくても打ち切られる可能性はあったので、だったら描きたいことを描いて打ち切られようということです(笑)」

「私の場合、物事がいっぺんに押し寄せてきたときに、まず本当に必要なことはなにかという優先順位をつけるんです。それで不要なことはばしばし切っていく。(中略)連載が決まったら連載を続けていくにはどうすればいいか、まずゲームをやってる時間はない、じゃあゲーム封印というので、それ以降まったくゲームしてないんです」

昔、車で事故った時のエピソードを話して(←これ初出!)
「合理的ってこういうことかなと思うんです。周りを巻き込まず、自分も生き残る方法を探す術」
でも農業は
「どれだけ合理的にやったとしても、結局台風で全滅ということがざらにありますからね(笑)」
と。
ここはオチなのかもしれないけれど、いやあ、強いよ荒川先生。


キャラについて。
どのキャラが最初から決まっていたのか。ホムンクルスの7人はまとめて設定したとか、シルエットだけでわかるようにとかetc。賢者の石の設定は最初期からあったのか、とか。このあたりもすっげ興味深いから読んでみて!
私は、じゃあお父様の目的は・・・?って考える材料をまた一つもらった感じ。
「(アームストロング姉は)女性からそういう感情的なところを取ってみたらどうなるんだろうというある種の実験的なキャラなんです」
なるほど。私、オリヴィエについても一考察あるんだ。また語りたい。
そして改めて、荒川先生は常に常に、実験してチャレンジしているんだなあ、と

ハボックについて。
「どうしようか悩んで、死ぬほうがパーセンテージは高かったんですけど、担当さんとも相談して「人の死は簡単に感情を動かせるけれども、生かすことでもっとすごい感動を与えられるかもしれない」ということになって、生かして話に組み込むことにしたんです。」
生かすことでもっと。
うん。そのとおりだったよ!!(歌猫Blog06.2.4記事

鋼以外の作品について
「基本的になにかひとつのことをしているときに、別のことに脳味噌を使いたくない人間なので、いまは『ハガレン』以外はシャットアウトしています。『獣神演武』は作画として関わっているという意識なので、一応内容でもこうしたほうがいいということがあったら言って下さいとは言われているんですけど、それは一切考えないで、絵を描くことだけに集中しているんです。だから、それは平行して楽しくできているんですね」
ここについては、歌猫コメントは控えます・・・。
「『百姓貴族』はもまったく脳味噌を使わずに描けるので(笑)」
大好きです百姓貴族!(笑)


あと、藤本さんの発言でもピックアップしたいところが。

藤本さんは三国志の話題で「いわゆる腐女子的な人たちは~」と水を向けますが、荒川先生は
「そういう微妙な人間関係よりは、彼らの死にざまのほうに惹かれるんです」
とアッサリ(笑) 
少年マンガについて藤本さんが「女の子サイドからすると、強い奴に戦って勝つことの何が面白いんだろうと思っちゃうんです(笑)」と言うと、荒川先生は
「そこが面白いんですよ!(笑)」
と。(笑) 
あと、藤本さんは女性が少年マンガを描くということについても聞くんですけど、荒川先生にとっては普通のこととして、さらっと答えている。

いや、藤本さんのフィールドと荒川先生の趣味は、かーなり距離がありますね!(笑)
女性であることにある種の葛藤を持つ藤本さんと、葛藤を持たないっていうかあんまそういうことを考えない(あるいは出さない)荒川先生との、噛み合わなさが面白い(笑)

それから、強さのインフレ(ジャンプマンガに代表される、強い敵と戦って勝ったら更に強い敵が現れて、それにともない主人公もどんどん強くなって収集がつかなくなること)に対し、「『ハガレン』が等価交換ということを打ち出して、(略)歯止めをかけたのは画期的だったと思います。」
「(強さのインフレはバブル経済と重なるが)等価交換というのはバブル以降の原理だと思うんです」
画期的、というのは、評論界ではすごい誉め言葉だと思う。

ニーナの回について
「たぶんかなり抑制して描かれたと思うんですけど、それゆえ逆に切々と迫るものがありました。ニーナが殴られるお父さんを見て、泣いたりしないで淡々と見ているところとか鳥肌物で、つくづくこれからの世界を生きる子どもたちにとって必要なマンガだなあと思いました」
前段の切々と~はよく分かる。けど、後段の、鳥肌物で子どもたちに必要なマンガ、というくだりは、私の中で繋がらない。うーんこれは藤本さんの家族についての著作を読んでもう一度考えてみよう(今図書館に予約した)

死生観について
「(今の子どもは)自分が生きている実感が無く、自分が作りものみたいな感覚があるんじゃないかと。ハードでリアルな生の現実を描く一方で、そういう生の不安定さみたいなものも、ホーエンハイムの分身的な在り様とかアルの空っぽの身体とかホムンクルスやキメラたちのようにさまざまな形で表れているがゆえに『ハガレン』がこれだけ広範に訴えかける魅力を持った作品になったと思うんです」
ふむふむ。マンガ評論家藤本さんは、そういう風に解釈するんだ。


最後に再び荒川先生の発言を。
これは鋼という作品に対してだけではなく、社会のありようについての発言だと私は思う。
「大人の財力なり知力なりと子どもの純粋さが合わさることで世界は救われるのだと思います。子どもの純粋さがなくなったら世界はつまらないと思いますし、それは自分でも保っていたい。子どものいいところは正しいことは正しいと言える清らかさであってそれをそのまま世界に敷衍(ふえん・展開するの意)できれば何も問題はないはずなんですけど、なかなかそうはならないというところで妥協を覚えてしまった大人たちとの共闘が始まるんです」

がつがつ引用しましたが、もちろん本に書かれていることの方がもっともっと多いです。
興味のある方はぜひ一度、本を手に取ってみてください!!


さてところで。
「ユリイカ」は「詩と批評」の雑誌ということですが、「むしろこれ学術雑誌?!」とか思いました。
文章として一番軽いのは間違い無くこのインタビュー。ほかは、批評つか、これ論文じゃね・・・? 文字は追えても意味が1割っきゃつかめないよーな文章で、「○○の研究にあるように(引用番号)」とかなってて文末には参考文献がずらり、とか。今研究してることの発表の場、なんでしょーか、専門家が専門家に向けて書いてるって感じ。
マンガってこんなに難しい言葉でしゃべれるんだ、っつー驚き(笑)
や、すげー興味深いこと書いてあるよーな気はする。(気はするって(笑)) だがしかし、もちっと易しい言葉で書いてほしいわ~;

で、さすが「詩と批評」だ、と思ったのが「編集後記」。
ふつー、雑誌の編集後記って、「今回はこんな視点でまとめてみました」とか「誰々の対談がとても何々で」とか「締め切り前に焼肉食いに行ったんだけど」とか、そんなんじゃーないですか?
ユリイカの場合、こんな文章です。
「やはり書くことと描くことが共に批評なのだ。描き手と読み手がいて初めてマンガがあるように。かつてこの欄で始まりの線、柔らかく無垢な潜在性について触れたが、それは言い方を換えれば、終わりのところで受け止める無数の人々が見る夢のことである。(略)」
うーん・・・うーん?詩的、なんかいな?
そんで、
「魔法と科学はまったく別の体系に属するが、おそらく同じひとつのことだけを目指している。それらはウロボロスの蛇のように、互いに互いを夢/現実としあって、どこまでも膨らみつづけていく。ジャンルを超え、海を越えて、そして<マンガ>という経験が広がっていく。」
と、結ばれておりました。
この魔法と科学、ウロボロスの蛇、って、ハガレン意識してくれてるのかしらー?とか勝手に嬉しくなってたりするけど、ホントはたぶん、もっとずーっとマジメな哲学とかヨーロッパ文学とかそゆとこからもってきてんだろーなあ。

いやあ、知らない本を読むと知らない世界が広がるよね!
という訳で、ユリイカでしたー!


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10 コメント

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やっと読めましたよ~。 (1819)
2008-05-31 04:47:50
感想量の多さにも鋼愛がでると思います。
これだけ密にインタビューを読み込む歌猫様のパワーを尊敬します!

実は私、荒川先生のインタビューって初めて読んだので、すごく新鮮でした。
やはり作品をよりよく理解するためには、作家理解も必要なんだなと切実に感じましたよ。

あ、私も藤本さんと荒川先生の女性会話のずれっぷり、かなりおもしろかったです。

アームストロング少将考察、楽しみなので早く語ってくださいませ~。

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コメントありがとうございます。 (歌猫)
2008-06-01 05:30:13
1819様こんにちは!
いや、文章が長いのはこのBlogの仕様で・・・(苦笑 さくっと端的にまとめることができないだけです;
インタビュー読むと、作品でなんとなく感じていたことの、裏付けが取れるような喜びがありますよね。あ、私の印象は間違ってなかった♪っていう。逆に、わーそんなこと思って描いてたんだーという驚きとかも、また楽しい。
マンガ評論家とかでも、作品や論文読むのにいそがしくて個々の作家のインタビューとかまで読めない人はいっぱいいるんだろうな、そういう人がこの固い雑誌(笑)で荒川先生について知って、より一層鋼の評価が上がったらいいな~♪なんて思いましたv
コメントありがとうございました!
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是非教えてほしいんですが・・。 (1819)
2008-06-03 00:15:45
どうしても気になるので、歌猫様にお尋ねします。
今回のユリイカのインタビューで、ニーナのことが荒川弘の非常に描きたいものだったということはわかりました。
しかし、なぜ描きたかったかという点には触れられていませんでした。

>あれ自体は等価交換ではないですけど、なにかを為すためには常に天秤にかけて犠牲にされるなにかがあるということを直感的に理解させてくれるんです。
という、藤本さんの発言に対し、
>そういう風に受け取っていただければ、描いた甲斐がありましたけど。
と、荒川弘は答えただけでした。

ここを読み終わってどうもしっくりこないんですよ~私。
藤本さんのおっしゃってることイコール荒川弘が表現したかった全てではないのでは?と思ってしまいました。
今まで荒川弘が答えたインタビューの中で、ニーナのことを描きたかった理由を明言したものってありますか?
明言したものがないのなら、読者が各々考えろということだろ?っと割り切れますが、あるのなら是非拝見したいです。
このインタビューはすごいよ!みたいなお勧めがあったら、すみませんが教えてくださいませんか?

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コメントありがとうございます。 (歌猫)
2008-06-03 06:51:40
1819様こんにちは!
そういえば、荒川先生の答えは、「なぜ」の主語に「私」が来ないですね。エドの機械鎧にしても、義手を腰ベルトに挟んでいる人物を見てインスピレーションを得た、とおっしゃる。具体的な理由を挙げるけれど、それを見て、例えばその不自然さにぐぐっとキたとか、絵的にイケルと思ったとか、そういう発言は無いですね、私の読んだ限りでは。
藤本さん始め少女マンガ畑の人は、私がこう感じて、という動機が多いと思う。少年マンガ家のインタビューは他をほとんど読んだ事が無いけれど。
>藤本さんのおっしゃってることイコール荒川弘が表現したかった全てではないのでは?
うん。私もそう思います。
ニーナのことを描きたかった、描かなければいけなかった、その欲求っていうか、創作のマグマみたいな、ドロドロしたもの。そういうことに、荒川先生は触れないですね。そういうものを本当に表に出さない方なんだなあって思います。
荒川先生の過去インタビューでしたら、06年12月9日付け記事「ほんの少し遅れてきた、けれど熱いファンのあなたのために」にまとめています。トップ記事からもリンクあります。これも更新しないとなあ。
ではでは。コメントありがとうございました!
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ありがとうございます! (1819)
2008-06-04 00:07:39
うーん、読者の読解を尊重するとかの信念があって、全ては語らない方なのかもしれませんね。
歌猫様のおっしゃる創作のマグマが私の興味どころなんですが(苦笑)。
教えて下さったインタビュー等できる限りの材料を読んで、荒川弘が鋼に込めたいろいろな思いをもっと理解できるようがんばりたいです。
作者理解は先の展開をよむ上でも大切だと思いますし。
コメント欄なのに質問してしまい、すみませんでした。
本当に助かりました!ありがとうございました。
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コメントありがとうございます。 (歌猫)
2008-06-06 07:02:08
1819様こんにちは!
そうですね。作品と個人は別物、作品は読者の解釈にゆだねる、という姿勢がすごくはっきりなさってると思います。これは同人活動にもよるものなのかな。
コメ欄で質問、ぜんぜんおっけーですよ!私も今まで色々な方にたくさん教えていただいてきたし。
コメントで情報提供やご指摘いただくのも、すごく刺激になります。
という訳で、こんなとこまでご覧の、奇特な(笑)読者様、いつでも質問・非難・疑問その他もろもろコメ大歓迎です~vvv
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すっかり遅れてしまいましたが (柳楽)
2008-06-08 21:46:28
こんばんは!すっかりコメントが遅れてしまいましたが、しっかり読ませて頂いてます。
こればかりは買わねばなるまいと私もユリイカを購入しましたが、他のページの難しげなコラムや対談に比べて、実にシンプルな内容でとっても好感が持てました。

自分のブログでも感想文を書いてますが、(これはそのうちネタにする予定ですが)じつは私たちが考えているよりも荒川氏は細かいことを考えてないのでは・・・という気がしてきました。
考えてない、というよりも、言葉として具現化してないと言ったほうが正しいですが、わりと鋭いところを突っ込まれても「そういうふうに受け取ってもらえれば書いた甲斐があった」とかわしてしまうので、そんな疑問が湧いたのでした。
もちろん読者の想像にゆだねる側面はあるはずですが、それ以前に・・・なんというか、そこまではっきり言葉として考えられる人なら、きっと小説家になってると感じます。
漫画は言葉では言い表しにくいものを絵を媒体にしてドンと出す、という利点がありますが、それを最大限に発揮してる漫画家じゃないかなーと思いました。
これからの更新も楽しみにしてます!
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コメントありがとうございます (歌猫)
2008-06-11 08:37:49
柳楽様こんにちは!
こちらこそコメレスがすっかり遅くなってごめんなさい;
うんうん、荒川先生は(一部の)読者ほどには考えてない、有り得ると思います(笑)。もちろん柳楽様おっしゃるとおり、言語化して、ですが。
絵や音楽の人は、言葉で語れないことを語りますものね。
それでも、初めてつかんだ連載のたった5ヶ月目で打ち切り覚悟のエピソードを持ってくる、その熱い思いの詳細を、いつか聞かせていただければなあ、って思います。
コメントありがとうございました!
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Unknown (こうたろう)
2009-10-22 07:48:51
ユイリカのどのバックナンバーに載ってるのでしょうか?
すいません教えてださい。
返信する
コメントありがとうございます。 (歌猫)
2009-10-23 07:06:17
こうたろう様こんにちは!
ユリイカ2008年6月号ISBN978-4-7917-0179-7
です。
インタビューに興味ありましたら、創05年6月号・06年6月号、ぱふ07年3月号、アニメディア09年5月号、09年7月の対談
http://spi-net.jp/monthly_taidan/index.html
もお勧め!
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