歌猫Blog跡地

漫画「鋼の錬金術師」と荒川弘について語るブログ。更新終了しました。

鋼の錬金術師 15巻読んだ!(ネタバレ)

2006年11月22日 | ◆新刊読んだ!
「鋼の錬金術師」◆
15巻読みました!

まずは、りほ様!
やっぱりあれはつるっと間違って描いちゃったんですねー!(笑)
スライサーとバリー。
そう、年代的に合わないわけで。こんなはっきりした修正、初めてじゃないですか?

キンブリーの長セリ冒頭を白黒反転絵。うっわーすげえ!!
こういう修正っつか改定も初めて?これ最初からそのつもりだったのかなあ?いや、編集さんのアイデアじゃないだろか。


そして。
やっぱり「女と猫しか入れない」んだアル!
ロゼにマーテルにメイにシャオメイ。
そうだろうとは思ってたけど、思ってたけど!公式っすよついに!いやんもうアルフォンス様ってば最高~vvv
魔法のランプのアルとエドも最高。兄さん、切実っ…(涙)
カバー下裏表紙。イラッって!イラッって!(爆笑)

鎧アルが本編に一度も(繰り返します単行本一冊に鎧アルが一度もっっ!)出てこないので、オマケで活躍してくれてます、アルフォンス君。

スカーの名前はやっぱり、本編で明かされるんですね。
・・・・・・死に際、か、な、あ…。
兄さん生きてないかなー。兄に名を呼ばれて救われてくんないかなー。ベタネタだろうと、生き別れの兄さん!やってあげてほしい。

エドの右眉の上の傷、そういう理由だったんだ!ちょっと、単行本遡ってチェックしないと!(ワクワク)
けど、そういうところまで細かく設定して長い連載でも物語内での経過時間をしっかり把握してる牛様が、ああいう間違いってやっぱそんだけイシュバール編はきつくて癒しを求めてしまったのかしらとか、66の鎧が癒しかよ、いや鎧だから牛様には癒しになるんだよきっと、とか何とか色々。

ところで。
登場人物紹介についにようやく!リザが来ました!
なのにウィンリィはそのまんま。だーかーら!ヒロインの紹介にあのカットは無いでしょって言ったでしょ!(いや届いてませんから)もっとかわいいカットにしてあげてよう。

という訳で。
雑誌連載で読んでいたにもかかわらず、そして大好きなエドとアルがほとんど全く出ていないにもかかわらず、単行本を手に取った途端、再び引き込まれるように読んでしまいました。
重い。
そして強い。ここまで描くと決めた荒川先生が強い。

そして。
雑誌連載中の感想を、再録記事にコピペしてたらブログ文字制限を超えてしまいました。えええ?!
何を書こう、何て書こう。と、すごく悩んでたのに、結局そんなに書いとったんかい私…。
でも、それだけ書いてもまだ、多分、何もつかめてない。まだ何かモヤモヤしてる。
けどこのモヤモヤは「鋼の錬金術師」というマンガに対してのモヤモヤとはちょっと違って…うーん。

長いですが、感想再録二つに分けてアップしました。お暇な方、どうぞ。
再録その1 その2


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
15巻感想 (ナタデココ)
2006-11-23 18:55:54
読みました15巻!

カバーの折り返しのコメントでもうぐさって来ましたよ…。
現実の戦争とかそういう事に関しては知らない事が多過ぎるのであまり感想を持てませんけど、例え錬金術とか賢者の石とかが無くても、現実では実際にこれが起きてるんだよな、フェスラーや、アームストロングや、キンブリーや、マスタングだって現実に居るんだろうな……って思いました。ありふれた感想ですけど。
これだけ重い話だからこそ、光が際立ってました。例えばヒューズとか。ギャグは少ないですけど、ヒューズは戦場でも「俺の「美しい未来」だ!」とか言っちゃうような人で。そういう描写はありませんが、マスタングとしてもかなりヒューズの存在はあったんじゃないかな…って思います。さらにヒューズが好きになって、さらに失ったマスタングに改めて深い哀しみを覚えました。
光といえば、おまけも凄かったですね。本編で黙ってた(?)分、アシさん達も一緒におまけで凄いはっちゃけてた…。それに、16巻の予告もあれだけでもう鳥肌が立ちました。上手過ぎですよ編集した人…。コミック派の心情分かってんのかこれ以上待ちきれなくしてどうすんだ!って思いました(笑

再録、本当にありがとうございました!
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コメントありがとうございます (歌猫)
2006-11-25 06:33:19
ナタデココ様、コメントありがとうございます!
重いですよね、15巻。いやもう、圧倒されます。
ヒューズいいですよね!あの飄々とした感じが、けぶった砂埃の中の澄んだ空気みたいで、息がつける!っていうか。
>さらに失ったマスタングに改めて深い哀しみを覚えました。
全く同感です(涙)。「守る」という理想をもってイシュバールから立ち上がったマスタングが、しかしその時隣にいたヒューズを守れなかった…。そして復讐の先に光が無いことはスカーではっきりと示されているのに、マスタングはヒューズの復讐を捨てない。ううう。また泣きそうになっちゃう…。
ゆえに!おまけのはっちゃけぶりが良かったですよね!ホークアイのスリーサイズとかもう(爆笑)!
そして、予告。上手いよねえ予告! 雑誌連載時の扉絵のアオリ文とかもね、上手いんですよー。編集の下村氏かな?書いてるの。彼もまた、すごく力のある人で、そして鋼が大好きなんだなあ!って感じます。
いやしかし、16巻はいいですよ!ほーんといいですよ!!春にはまた楽しみが待っています!ナタデココ様、辛い冬ですがどうか満開の桜の春を迎えられますように!
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重いですよねぇ。 (霄風莉琴)
2006-11-25 16:30:01
歌猫サマお久しぶりですー!!

私も15巻読みました!
いつもに増して重かったですよね・・・。
白黒反転、私も驚きました~!!
あそこは反転していた方が、残酷さというか
恐ろしさが出ていていいと思いました。
(左のエンヴィーとか・・・)
エドのおでこの傷とか、ホント細かいですよねー。
そんな所まで描く荒川先生が、私も大好きです★

今回もトラバさせて頂きましたー。
私の方は重ーいネタになっていますが・・・(苦笑)
それでは、また来ますね!!
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つるっと(笑) (りほ)
2006-11-26 05:23:46
やっぱり、つるっと間違えて…なんでしょうね(笑)
多分、牛様としては、バリーとスライサーを描く事で、ここが第五研究所だと下手な説明を入れずとも分からせたかったんじゃないかな、と思うのですが。


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キンブリーの敗北。 (「ど」の字)
2006-11-27 06:07:27
 15巻、自分も読みました。
 自分は、この巻に相当する部分からリアルタイムで連載を読み始めており、当時感じた思いも蘇っているところです。

 国家錬金術師キンブリー少佐、実質初登場。
 つまらん、つまらんよこの人物。
 職の本分を語っておきながら上官殺しとは。
 この人物は、自分の本分をどう見ていたのでしょうか?
 軍人として、命令無視と上官殺害は全くもって許されない、軍の統制を乱す最低の犯罪行為だというのに。

 現在のアルやエドの前に登場する(だろう)キンブリーは、最初から自分の軍人たる本分を曲げた負け犬ということになりそうです(「飼い犬にはなっても負け犬になるのは耐えられない」マスタング大佐とはまさに好対照ですね)。
 そういう人間の登場にも、きっと大いなる意味があるものと思いますが。
 出来るなら、もっと硬骨の悪漢として描いて欲しかったな、というのが正直な感想です。
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コメントありがとうございます (歌猫)
2006-11-28 03:31:53
コメントレス、遅くなって申し訳ございませんでした。

霄風様こんにちは!
重かったですよね…。「どうせマンガだし」と一歩引けない、そういう重さが。
重いし、すごいと思いました。
白黒反転。恐ろしさというか、ショックを描く演出でいいと思いました。この演出を最初から決めていたのか後からかは分からないけれど、きっと荒川さんでなく編集側から提案したのだと思います。
そういう演出をしたいと思うだけの力が作品にあるんじゃないか、編集さんもまた、戦争を描くということに、真正面から対峙したのではないかな、と。
そしてあの牛小屋(笑)
いやもう、荒川先生大好きです!!
トラバありがとうございました。後味の複雑さがぐっとくる15巻だと思いました!

りほ様こんにちは!
>バリーとスライサーを描く事で、ここが第五研究所だと下手な説明を入れずとも
ああ、そうですねきっと!判りやすく、を常に心がけていらっしゃいますものね。
そして修正で、コマの絵を差し替えるだけじゃなく、きっちり描き直すところに、さすが荒川先生と思いました。マンガ馬鹿でマンガ愛の荒川先生、好きだ…!
コメントありがとうございました!

「ど」の字様こんにちは!
ええー?キンブリーって「軍人たる本分」なんて最初から無いタイプだと思うのですが…。単に趣味が仕事なだけなんじゃ?
彼の「職の本分を語る」台詞には、ある種の説得力があるけれど、行動には最初っから軍人として・軍人らしさ、なんて無いじゃないですか。破壊に美しさを求めるって、軍人ですかしら、それって。
>軍人として、命令無視と上官殺害は全くもって許されない
この批判がね、グラン大佐に対してなら、なるほど一理ある、と思うかも。だって彼は実に軍人だから。
キンブリーは軍人じゃなくて、アーティストだと思います。
ゆえに私はキンブリーが「負け犬」とは思わないなあ。むしろ最初から野良。というより己が飼主。
硬骨=自己の信念を曲げないこと、においては鋼キャラは全員そうで、そしてキンブリーの場合は最初から軍人であることに自己の信念を置いてなどいないと思うのですよ。その点、軍人であることに自己の信念を置くマスタングとは確かに好対照だと思います。
と、丸々反論しちゃってごめんなさい; でも私はそう思うので・・・。
違う意見って面白いです。自分の考えが明確になるもの。コメントくださってありがとう。またぜひ宜しくお願いいたします!
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「信念を貫く人は好きですよ。」 (花散里)
2006-12-04 19:45:24
>キンブリーの場合は最初から軍人であることに自己の信念を置いてなどいないと思うのですよ

ほんとにその通りだと思います。
私は15巻を読んで、ああ、鋼って誰一人として薄っぺらな人物がいない。と改めて思いました。
キンブリーを是とは決して思いません。でも「人殺しが嫌なら何故軍服に袖を通した(=手を通した以上、自分の行動に責任を持って人殺しをまっとうしろ)」という彼の言葉に、ロックベル夫婦なら、何かを言う資格はあるかもしれないけれど、ロイやヒューズには何も言う資格はないのですよね。
信念を貫くとは、何て痛い言葉なのでしょう。

エドの顔の傷ですが、
ということは、
やっぱり今後、偽者と見分けるのに使われるとか、もしかして、細胞の再構築した際に(!)傷がなくなったりとかするんだよねー???
(じゃないとこんな手間なこと延々と続けないよね?)
ドキドキ。

長文ごめんなさい。
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コメントありがとうございます。 (歌猫)
2006-12-05 08:44:24
花散里様こんにちは。お出でくださって嬉しいです~♪

キンブリーの考え方は一理あっても納得できないけれど、そして荒川先生もおそらくは納得できない側の人だと思うのだけど、納得していずともあれだけの説得力を持って描ける荒川先生の力に、感嘆なのです…。

エドのおでこの傷。

あああ!もしかしてロス少尉のホクロのように?!

いやんあの捻くれ下っ端でも憎めない原作エンビがエドに化けるの、ちょっと見てみたい~♪ 私はあの傷は、最終回までずっとあって、そして最後、元気なアルと笑いあってる時には無くなってて、彼らに平和が訪れたんだなと感じるとか、そんなんだったらいいなあ~、なんて(ドリーム)

コメント長文なんてこと全然無いですよ!!カキコありがとうございました~!
返信する
キンブリーの考察・続き (「ど」の字)
2006-12-05 23:23:59
 すばやい返事と反論、どうもありがとうございます。

 キンブリーは最初から軍人ではなく錬金術のもたらすものに魅せられたアーティストが本分、というご意見は確かに一理あるものと思います。

 しかし、納得がいかんのですよ。
 アートのために国家錬金術師であろうとするなら、己を十全に活かす場の確保(研究者としてのより良い待遇)には真剣であって然るべきではないですか?
 なんで、感情の赴くままに上官殺しなどしますかね。そんなことをすれば捕縛されて、大好きな錬金術の研究もできなくなってしまうでしょうに(現にそうなり、長い間研究も出来ない牢獄生活を強いられた。アメストリス国は錬金術が国家体制に深く組み込まれているので、錬金術師の非違を取り締まる体制も厳重に確立されているはず)。それとも、あの時点では『賢者の石』の力で国家の放つ全ての追っ手を退けることが出来ると踏んだのでしょうか?

 とにかく、錬金術師らしくないんですよ。キンブリー。
 まちがいなく、自分が『賢者の石』をガメて逃走すれば国家が総力を上げて自分を捕縛しようとすることは読めていたはず。
 錬金術のアーティストとしてのキンブリーには耐えられない未来予想図だったはずなのに。
 この時点で、アーティストであることも止めてしまったと自分には思えるのです。

 あと、この男には、
「軍人として真面目にやるつもりがないなら偉そうに説教ぶるな!」とか「他人を盾に砲弾避けやがって、そんなに『後ろ弾(修羅場で無理難題を押し付ける上官を殺すこと。戦場のみならず人間社会ではこの手のことは意外と横行している。キンブリー的な態度にしても自分は現実社会で見聞きしたことがある)』喰らいたいか!?」とか色々ぶちまけたいことがあるわけですが。
 一番の疑問点はこれ。
「何でアメストリス国は、この男を国家錬金術師検定の精神鑑定でハネなかったのか?」
 士官学校の過程にしろ、錬金術師検定にしろ、第一義はこういう感情を理性で抑えられない人格を排除すことにあるわけなんですが。
 上手く本性を隠して潜り抜けたんでしょうかね?
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コメントありがとうございます。 (歌猫)
2006-12-07 06:14:30
「ど」の字様こんにちは!再訪ありがとうございます。
そうですね。
>己を十全に活かす場の確保(研究者としてのより良い待遇)には真剣であって然るべき
確かにその通りだと思います。
なぜあの場で上官殺しをしたのか、は、「石を自分のものにしたい」という己の欲求を最優先したからだと思います。これほどまでに素晴らしい道具を、あんな凡百の輩に渡したくない、という発想は、わかるよーな気もする…。
で、私の疑問はむしろ、なぜあそこで逃げなかったんだろう? なんですよね。私は逃げるなんて容易だと思う。常人スカーでさえ捕らえられない軍相手に。
あそこでは逃げるつもりだったのかもしれません。が、エンヴィーというホムンクルスの能力が、計算外だった、とか?
精神鑑定は、キンブリーの事件の後に導入されたんじゃないかしら?関係者がアワ喰って(笑)

スカーもグリードもリンも、最初は得体の知れない新キャラだった。それが「強敵」や「まさかの事実」と出会い、人物像に深みが増した。(エドだってそうだ!)
ゆえに「ど」の字様、キンブリーに失望するのは早すぎますよ!まだ何か、彼は持っているかもしれません。・・・バリーみたいにそのまんま、で終わるキャラかもしれませんが(笑)
コメントありがとうございました!
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