在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

ナポリの超有名老舗ピッツェリアのピザが、これでもか、と言うくらい。。。

2017-10-08 11:18:58 | 行ってはいけない
ナポリの超有名歴史的老舗ピッツェリア B

先日、仕事で、ナポリの超有名老舗ピッツェリアBに行く機会があった。

ずっと以前は本当に美味しかったのでよく行ったものだが、しばらくすると良い噂を聞かなくなり、数年前に行った時、噂は本当だった。。。と思った。
以来、避けていたので、数年ぶり。

人生は短い。
家でテキトウに食べる時はしかたないが、外で食べるのに、まずいものは食べたくない。
ちなみにワインも同様。

ずっと前、ある時のことだが、突然店舗を拡大した時から凋落が始まったと思う。

それまでは店舗は狭く、予約を取るのも難しかった。
また、ピザ以外のメニュー、パスタも、特にタコのトマト煮も、とても美味しかったのである。

そうしているうちに、向かいに小さな店舗を開けた。
これは、狭い道路を挟んでなので、雰囲気も明るく、まだ許せた。

そうしたら、今度は隣に広めの店舗を開けた。
ここが、排水管の問題なのだろうが、どうしても水道くさい。
消毒液臭い、とも言える。
慣れてくるとなんとかなるので我慢だが、少人数以外こちらのスペースに回される(または予約がギリギリだと?)ので、ちょっと閉口。

それに、隣になるとピザの窯からさらに遠くなる。
これはいただけない。

さて、それでも、美味しかった時はまだ許せた。

初めて本場のピザを食べたら、美味しく感じるとは思う。
これは、日本で、外国人がどんな寿司を食べても、どんなラーメンを食べても美味しいと思うだろう、というのと共通。

しかし、今回、これでもか、というくらいすごいピザが来た。

形は悪い、トマトもなんか適当に乗せた感じ、モッツァレッラは乱切りを使っているのか、まだ許せる。
縁は不均等に盛り上がり、特に、盛り上がっているところはちゃんと膨れていなく、つまり、発酵がきちんとしていない。
そして、切れない。。。。もちもちだから切れないのではなく、生地が重たくて、とにかく切れないのである。
ここまで切れなかったピザは人生初体験。(笑)


ちょっと汚い写真だがお許しを

ラーメンにピンキリがあるように、本場のピザにもピンキリがある。
月とスッポン。
いろいろな事情があって、テキトーに入ったところがまずかった、なら許せるが、超有名歴史的老舗のピザがここまでまずいのは許したくない、というより悲しい。。。

もう2度と、間違っても行かないだろーなー。。。
場所は便利なのに。。。

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