在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Bruno Pilzer, grappa (non solo...) di Trentino

2018-05-22 09:43:17 | Trentino Alto Adige アルト・アディジェ
Bruno Pilzer, Grappa (non solo) di Trentino
ブルーノ・ピルツァー氏の造るグラッパ、いや、それだけではない。。。。




どうしてもやらなければいけないことがあり、長くブログもFBも、何もかもほったらかしにしてしまった。
その間、ブログなんて誰も見ていなかっただろうと思うのに、意外や意外、そうでもなかったことに感謝。

なーんにも更新していないのに見てくださっていた方、本当にどうもありがとうございます。
心からの感謝です。

さて、書きたいと思う記事は溜まっている。
それをぼちぼち。。。




あまりに忙しい日々を終えたばかりの、まだ興奮冷めやらぬ翌日、北イタリアはトレントから 友人の(友人と呼ばせていただくにはおこがましいのだが。。。)ブルーノ氏がローマにいらした。

以前から、ローマに行くからね〜、と言われていたのが、やっと実現した。
とにかくお忙しい方である。

目的は彼のグラッパ(他)のプレゼンテーション試飲会。

試飲会のオーガナイザーの方に、友人を一人招待したい、と言ってくださり、それはもう、うれし〜




ブルーノ氏、ブルーノ・ピルツァー氏は、トレント郊外のヴァッレ・ディ・チェンブラというところで、兄弟で小さな蒸留所を経営している。

しかし、それだけではなく、イタリアでは最も良い醸造学校の一つ、アルト・アディジェの醸造学校で蒸留の講師をし、校内の蒸留所の管理を任されている。

それだけではない。
蒸留酒の世界コンクールの審査員も務め、

それだけではない。
蒸留機械の生産者ともタイアップを組み、研究を重ね、

それだけれはない。
町の市長までも務めていた

という素晴らしい経歴をお持ちの方である。

そして、それだけではない。
彼の造るグラッパは、素晴らしく綺麗で美味しいのである。

まだまだ、それだけではない。
グラッパだけではなく、フルーツの蒸留酒も造り(これがまた、誠に美味)、ジンも造り、ブランデーまで造ってしまう。

そして、これが、全部、見事に美味しいのである。




彼が造る蒸留酒は、どれも綺麗で、あのグラッパ独特の臭みがない。
そして、幾つもの品種のグラッパを造っているが、それぞれ、個性があって(個性を出していて)みんな違う。

フルーツの蒸留酒は、これまた、蒸留酒なんて苦手という人にこそ勧めたいくらい美味しく、フルーツの味そのものが生きている。

ブランデーも、とても良い品があり、かなりいける。




ローマでは、まだ買えるところが少ないのだが、少しずつ、置いていただけるエノテカが増えると嬉しい。

なお、日本でも手に入るので、ぜひお試しを。

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