在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

日本語メニューとイタリア語メニュー

2007-12-11 00:02:17 | 行ってはいけない
少し前に、昔よく行っていたレストランの話題が出た。バルベリーニ広場近くの肉料理の美味しいレストランTである。
その頃は、仕事で随分使っていたのだが、ある時、ふっと気がついたことがある。
私はイタリア語のメニューの方がニュアンスがよくわかるので、必ずイタリア語のメニューを持ってきてもらう。日本の人には、日本語メニューがあれば、その方がわかりやすいから、レストランの人は気を利かせて持ってきてくれる。
それを見比べていたところ、何と値段が違ったのである。日本語メニューの方が高くなっている。日本語メニューの値段の方が安い場合は、値上げ後の書き直し忘れていると思われるのでかわいいものだが、日本語の方が高いということは、お金持ちニッポン人を狙った、悪質な仕業としか思えない。
また、イタリアのレストランの場合、他のページでも書いたが、頼んだ合計通りにいかないことが多い為、これだけ頼んでこの値段ならよし、という感じでチェックを見るのが普通である。いちいち頼んだものと照らし合わせない。(と、思う。もちろん、ちゃんと見るイタリア人はいると思うが、値段をはっきり覚えていない場合、お勘定の後に、もう一度メニューを頼むという格好悪いことになる。)
このレストランの場合、その少し前から、なんとなく値段が高くなっているような気がしていた。行くたびに、なんだか、なあなあな計算になっているような気がした。と、思っているところ、イタリア語メニューと日本語メニュの値段が違うことを発見。
当然、店主には文句を言い、それ以来、一度も行っていない。
でも、これはイタリアでは、きっと他でもあり得ることである。


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